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公開番号2025123971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019789
出願日2024-02-13
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/342 20210101AFI20250818BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】信頼性が向上された蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、蓄電素子と、前記蓄電素子収容する外装体100と、膜部材160と、を備える。外装体100は、開口131を形成する開口部130を備える。膜部材160は、開口131を塞ぐ状態で開口部130と接合されている。開口部130には、膜部材160の厚さ方向から見た場合に開口131から外向きの切欠部140が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電素子と、
前記蓄電素子を収容する外装体と、
膜部材と、を備え、
前記外装体は、開口を形成する開口部を備え、
前記膜部材は、前記開口を塞ぐ状態で前記開口部と接合されており、
前記開口部には、前記膜部材の厚さ方向から見た場合に前記開口から外向きの切欠部が形成されている、
蓄電装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記外装体は、排気管を備え、
前記開口部は、前記排気管の端部に設けられている、
請求項1記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記膜部材の前記厚さ方向から見た場合、前記切欠部の幅は、前記開口から離れるに従って狭くなっている、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記外装体は、前記膜部材の前記厚さ方向から見た場合、前記切欠部の外側であって、かつ、前記膜部材の外側に、前記外装体の外部に向けて突出する壁部を備える、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記壁部は、前記膜部材の全周を囲む、
請求項4記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、単電池と、筐体と、排気ダクトと、弁とを有する電池モジュールが開示されている。排気ダクトは、第1開口部と、第1開口部より面積の大きい第2開口部と、を有する。第1開口部は筐体開口部に接続されている。弁は電磁弁であり、排気ダクトの第2開口部に近い側に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-70871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電池モジュールでは、温度センサまたは圧力センサ等の検出結果を用いて弁(電磁弁)を作動させる。このように電気的な制御によって弁を作動させる場合、電池モジュールの構造が複雑化するおそれがある。一方、電池モジュールの構造を簡素化するために、排気ダクトに何等かの手段で弁を固定しても、通常時では弁を閉じた状態を維持させることはできても、所定の圧力で弁が開かないおそれがある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、信頼性が向上された蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子と、前記蓄電素子を収容する外装体と、膜部材と、を備え、前記外装体は、開口を形成する開口部を備え、前記膜部材は、前記開口を塞ぐ状態で前記開口部と接合されており、前記開口部には、前記膜部材の厚さ方向から見た場合に前記開口から外向きの切欠部が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、信頼性が向上された蓄電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電素子の斜視図である。
図4は、実施の形態に係る排気管の外観を示す斜視図である。
図5は、実施の形態に係る排気管及びその周辺の構成を示す断面図である。
図6は、実施の形態に係る膜部材が有する接着層の配置範囲を示す斜視図である。
図7は、実施の形態に係る開口部の切欠部を示す拡大図である。
図8は、実施の形態の変形例1に係る開口部の切欠部を示す拡大図である。
図9は、実施の形態の変形例2に係る開口部の切欠部を示す拡大図である。
図10は、実施の形態の変形例3に係る排気管の端部の断面図である。
図11は、実施の形態の変形例4に係る開口部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一実施形態に係る蓄電装置は、蓄電素子と、前記蓄電素子を収容する外装体と、膜部材と、を備え、前記外装体は、開口を形成する開口部を備え、前記膜部材は、前記開口を塞ぐ状態で前記開口部と接合されており、前記開口部には、前記膜部材の厚さ方向から見た場合に前記開口から外向きの切欠部が形成されている。
【0010】
上記(1)に記載の蓄電装置によれば、膜部材との接合部分である開口部に、開口から外向きの切欠部が形成される。従って、膜部材が外装体の内部の圧力を受けて膨らんだ場合、膜部材は、切欠部に対向する部分から剥離しやすくなる。これにより、蓄電素子からのガスの排出時に、より確実に膜部材を開口部から剥離させることができる。その結果、外装体の内部のガスは開口部から排出され、これにより、外装体の内圧が過度に上昇することに起因する不具合の発生が抑制される。このように、本態様に係る蓄電装置は、信頼性が向上された蓄電装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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