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公開番号
2025130823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028144
出願日
2024-02-28
発明の名称
車両駆動装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H02K
11/33 20160101AFI20250902BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】熱の効率的な利用が可能な車両駆動装置を提供する。
【解決手段】電力変換用の電子部品を冷却する冷却流体Lが内部に流通する冷却プレート3と、車両走行用の電動モータと、冷却プレート3及び電動モータを収容するケースCと、冷却プレート3をケースCに固定する締結部材16と、を備えている。締結対象としての冷却プレート3と締結部材16とのうち、締結方向で互いに対向する境界位置、及び、冷却プレート3とケースCとのうち、締結方向で互いに対向する境界位置に断熱部材15を介在させている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電力変換用の電子部品を冷却する冷却流体が内部に流通する冷却プレートと、
車両走行用の電動モータと、
前記冷却プレート及び前記電動モータを収容するケースと、
少なくとも前記冷却プレートを前記ケースに固定する締結部材と、を備え、
締結対象としての前記冷却プレートと前記締結部材とのうち、締結方向で互いに対向する境界位置、及び、前記冷却プレートと前記ケースとのうち、締結方向で互いに対向する境界位置に断熱部材を介在させている車両駆動装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
電力変換用の電子部品を冷却する冷却流体が内部に流通する冷却プレートと、
車両走行用の電動モータと、
前記冷却プレート及び前記電動モータを収容するケースと、
少なくとも前記電動モータのコイル部を有するステータを前記ケースに固定する締結部材と、を備え、
締結対象としての前記ステータと前記締結部材とのうち、締結方向で互いに対向する境界位置、及び、前記ステータと前記ケースとのうち、締結方向で互いに対向する境界位置に断熱部材を介在させている車両駆動装置。
【請求項3】
前記締結部材は、頭部を有したボルトとして構成されており、
前記断熱部材は、前記ボルトが挿通する筒状部と当該筒状部から外側に延在するフランジ部とを有する環状体であり、前記頭部と前記締結対象との間に配置される第1断熱部材と、前記締結対象と前記ケースとの間に配置される第2断熱部材とで構成されている請求項1又は2に記載の車両駆動装置。
【請求項4】
前記ボルトの軸方向で、前記第1断熱部材の厚さと、前記第2断熱部材の厚さとを異ならせている請求項3に記載の車両駆動装置。
【請求項5】
前記厚さは、前記頭部と前記ケースとの放熱容量の大小関係に基づき、前記放熱容量が大きい側に接触するものを、前記放熱容量が小さい側に接触するものより厚くしている請求項4に記載の車両駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気自動車等の車両に搭載される電源装置として筐体を有した電源装置が記載されている。この筐体は、アルミ製の放熱フィンとして構成される仕切り部材を有し、この仕切り部材に対し、アルミ製の第1カバー部材と、アルミ製の第2カバー部材とが、ネジ締結により固定した構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-61892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、走行駆動源として電動モータを備え、バッテリから供給される電力によって走行するバッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)が普及しつつある。
【0005】
バッテリ車として、車両駆動装置を備えたものを例に挙げると、この車両駆動装置は、電動モータと、減速ギヤとを金属製のケースに収容し、電動モータに供給する電力を制御する電力制御回路等を、ケースの上部等に備えた構成が採用される。
【0006】
内燃機関を搭載した車両では、例えば、キャビン内の温調のために内燃機関が生ずる熱の利用が容易である反面、バッテリ車は、エンジンを搭載しないため、有効な熱源を必要としている。
【0007】
そこで、バッテリ車では、電動モータ、電力制御回路等を熱源として利用することが考えられる。しかしながら、これらは、車両駆動装置の金属製のケースに対して金属製のボルトやワッシャ等によって締結固定されるため、熱の多くがケースに伝わり、有効な熱の利用が困難になることが懸念されている。
【0008】
このような理由から、熱の効率的な利用が可能な車両駆動装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る車両駆動装置の特徴構成は、電力変換用の電子部品を冷却する冷却流体が内部に流通する冷却プレートと、車両走行用の電動モータと、前記冷却プレート及び前記電動モータを収容するケースと、少なくとも前記冷却プレートを前記ケースに固定する締結部材と、を備え、締結対象としての前記冷却プレートと前記締結部材とのうち、締結方向で互いに対向する境界位置、及び、前記冷却プレートと前記ケースとのうち、締結方向で互いに対向する境界位置に断熱部材を介在させている点にある。
【0010】
本構成によると、電力変換用の電子部品の熱を冷却プレートで奪うことにより、冷却プレートの冷却流体の温度が上昇する。また、締結対象としての冷却プレートと締結部材とのうち、締結方向で互いに対向する境界位置、及び、冷却プレートとケースとのうち、締結方向で互いに対向する境界位置に断熱部材を介在させている。これにより、冷却プレートと締結部材とが直接的に接触することがなく、冷却プレートの熱が締結部材を介してケースに伝わることがない。また、冷却プレートとケースとが直接的に接触することがなく、冷却プレートの熱がケースに伝わることがない。このように冷却プレートの熱の伝導が抑制されるため、冷却プレートにおいて温度が上昇した冷却液の温度低下を抑制し、ケース外部での熱の利用を可能にする。従って、熱の効率的な利用が可能な車両駆動装置が構成された。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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