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公開番号2025139703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038678
出願日2024-03-13
発明の名称ロータリバルブ
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類A61H 7/00 20060101AFI20250919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ロータリバルブは、閉位置及び開位置の間で開閉弁を円滑に変位させることができる。
【解決手段】ロータリバルブ30は、ロータリ160の回転に伴うバルブケース70の摺動面72a,72b,72cとの摺動により、ロータリ160の排気口162aを閉じる閉位置及びロータリ160の排気口162aを開く開位置の間を回転する開閉弁180を備える。
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項1】
複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、
下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路を有し、ポンプから空気が供給される空気室を区画するケースと、
前記空気室の圧力の増大に伴って上昇し、前記空気室の圧力の減少に伴って下降するセンターピストンと、
前記センターピストンよりも上方に位置し、前記空気室に接続される給気流路と、前記給気流路と外気とを接続する排気流路と、を有するロータリであって、前記センターピストンの上昇及び下降に応じて、上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記給気流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、を備え、
前記ロータリは、前記給気流路が1つの前記接続流路に接続している間に、前記排気流路における外気に接続する開口である排気口を閉じる閉位置及び前記排気口を開く開位置の間を変位する開閉弁をさらに有し、
前記ケースは、前記ロータリの回転方向に対して前記ロータリの回転軸線までの距離が変化する摺動面をさらに有し、
前記開閉弁は、前記ロータリの回転に伴う前記ケースの前記摺動面との摺動により、前記閉位置及び前記開位置の間を回転しつつ変位する
ロータリバルブ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記開閉弁は、
前記ケースの前記摺動面と摺動する摺動部を含み、前記ロータリに回転可能に支持されるリンクアームと、
前記リンクアームに保持され、前記排気口を開閉する弁体と、を有し、
前記ロータリを上下方向から見たとき、前記リンクアームの回転軸線は、前記摺動部よりも、前記ロータリの回転に伴う進行方向に位置している
請求項1に記載のロータリバルブ。
【請求項3】
前記ロータリは、前記開閉弁を前記閉位置から前記開位置に向かう方向に付勢する付勢部材をさらに有する
請求項2に記載のロータリバルブ。
【請求項4】
前記付勢部材は、コイル部と、前記コイル部の第1端から延びる第1アームと、前記コイル部の第2端から延びる第2アームと、を含むトーションスプリングであり、
前記ロータリは、前記リンクアームと前記トーションスプリングの前記コイル部とを支持するリンク支持軸と、前記トーションスプリングの前記第1アームが係合可能な第1アーム係合部と、前記トーションスプリングの前記第2アームが係合可能な第2アーム係合部と、をさらに有し、
前記トーションスプリングは、前記第1アームが前記第1アーム係合部に係合し、前記第2アームが前記リンクアームに係合することにより、前記開閉弁を付勢するものであり、
前記トーションスプリングの前記第2アームは、前記開閉弁が前記閉位置から前記開位置に向かう開方向に回転する場合には前記リンクアームから離れるとともに前記第2アーム係合部に係合し、前記開閉弁が前記開位置から前記閉位置に向かう閉方向に回転する場合には前記第2アーム係合部から離れるとともに前記リンクアームに係合する
請求項3に記載のロータリバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリバルブに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、着座するユーザの身体をマッサージするマッサージシートが記載されている。マッサージシートは、シートクッション及びシートバックに内蔵される複数の空気袋と、複数の空気袋に向けて空気を供給するポンプと、複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えるロータリバルブと、を備える。ロータリバルブは、ケースと、センターピストンと、ロータリと、を備える。
【0003】
ケースは、ロータリバルブの構成部品を収容している。ケースは、ポンプに接続される供給継手と、複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続継手と、を有する。供給継手は、ケースの下端に位置し、複数の接続継手は、ケースの上端に位置している。センターピストンは、ケースとともに空気室を区画している。空気室は、供給継手を介してポンプに接続している。センターピストンは、空気室の圧力の増減に伴い、ケース内を上下動する。ロータリは、ケースよりも上方に位置している。ロータリは、空気室と何れかの接続継手を接続する供給流路と、給気流路と外気とを接続する排気流路と、を有する。また、ロータリは、排気流路の開口を閉じる閉位置及び排気流路の開口を開く開位置の間を変位する開閉弁を有する。ロータリは、センターピストンの上下動に伴い回転することにより、供給流路と接続する接続継手を順番に切り換える。開閉弁は、ロータリの回転に応じて、閉位置及び開位置の間を変位する。
【0004】
空気室の圧力の減少に伴うロータリの回転により、ある接続継手に供給流路が接続した場合には、開閉弁が閉位置に配置される。この場合、ある接続継手に対応する空気袋に空気が供給されるとともに、空気室の圧力が増大する。続いて、空気室の圧力の増大に伴いロータリが回転すると、開閉弁が開位置に変位する。すると、ある接続継手に対応する空気袋から空気が排出されるとともに、空気室の圧力が減少する。続いて、空気室の圧力の減少に伴いロータリが回転すると、次の接続継手に供給流路が接続するとともに開閉弁が閉位置に変位する。こうして、ロータリバルブは、複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-81064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のようなロータリバルブにおいて、開閉弁は、ロータリの回転に伴うケースとの摺動によって開位置から閉位置に変位する。このため、上記のようなロータリバルブは、開閉弁を閉位置から開位置に円滑に変位させる点で改善の余地が残されていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するロータリバルブは、複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路を有し、ポンプから空気が供給される空気室を区画するケースと、前記空気室の圧力の増大に伴って上昇し、前記空気室の圧力の減少に伴って下降するセンターピストンと、前記センターピストンよりも上方に位置し、前記空気室に接続される給気流路と、前記給気流路と外気とを接続する排気流路と、を有するロータリであって、前記センターピストンの上昇及び下降に応じて、上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記給気流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、を備え、前記ロータリは、前記給気流路が1つの前記接続流路に接続している間に、前記排気流路における外気に接続する開口である排気口を閉じる閉位置及び前記排気口を開く開位置の間を変位する開閉弁をさらに有し、前記ケースは、前記ロータリの回転方向に対して前記ロータリの回転軸線までの距離が変化する摺動面をさらに有し、前記開閉弁は、前記ロータリの回転に伴う前記ケースの前記摺動面との摺動により、前記閉位置及び前記開位置の間を回転しつつ変位する。
【発明の効果】
【0008】
ロータリバルブは、閉位置及び開位置の間で開閉弁を円滑に変位させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、ロータリバルブを備えるシートの模式図である。
図2は、図1のロータリバルブの斜視図である。
図3は、図1のロータリバルブの分解斜視図である。
図4は、図1のロータリバルブの分解斜視図である。
図5は、図1のロータリバルブのシリンダの断面図である。
図6は、図1のロータリバルブのロアガイドの断面図である。
図7は、図1のロータリバルブのアッパガイドの断面図である。
図8は、図1のロータリバルブのバルブケースの半断面図である。
図9は、図1のロータリバルブのバルブケースの底面図である。
図10は、図1のロータリバルブのノズルホルダ及びアッパノズルの上面図である。
図11は、図1のロータリバルブのロアピストンの断面図である。
図12は、図1のロータリバルブのセンターピストンの断面図である。
図13は、図1のロータリバルブの押圧部の断面図である。
図14は、図1のロータリバルブのロータリの分解斜視図である。
図15は、図14のロータリの分解斜視図である。
図16は、図14のロータリの上面図である。
図17は、図16のロータリの17-17線矢視断面図である。
図18は、図1のロータリバルブの上面図である。
図19は、図18のロータリバルブのA-A線矢視断面図である。
図20は、図18のロータリバルブのB-B線矢視断面図である。
図21は、図20のロータリバルブのボスベースの位置を示す模式図である。
図22は、図20のロータリバルブの22-22線矢視断面図である。
図23は、図18のロータリバルブにおいて、ロアピストンが上昇したときのB-B線矢視断面図である。
図24は、図18のロータリバルブにおいて、ロアピストン及びセンターピストンが上昇したときのB-B線矢視断面図である。
図25は、図24のロータリバルブのボスベースの動きを示す模式図である。
図26は、図24のロータリバルブの26-26線矢視断面図である。
図27は、図18のロータリバルブにおいて、ロアピストン及びセンターピストンが下降したときのB-B線矢視断面図である。
図28は、図27のロータリバルブのボスベースの動きを示す模式図である。
図29は、図27のロータリバルブの29-29線矢視断面図である。
図30は、図18のロータリバルブにおいて、ロアピストン及びセンターピストンが下降したときのC-C線断面図である。
図31は、図18のロータリバルブにおいて、ポンプの駆動が停止されたときのA-A線断面図である。
図32は、図18のロータリバルブにおいて、ポンプの駆動が停止されたときのA-A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、ロータリバルブを備えるシートについて図面を参照しつつ説明する。断面図示を明確にするために、断面図に用いるハッチングの線種は、部材の材質によらず金属用の線種を使用している。
(【0011】以降は省略されています)

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