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公開番号
2025132398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029931
出願日
2024-02-29
発明の名称
電子部品の絶縁構造
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250903BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】簡便な方法で電子部品の絶縁性を確保することができる電子部品の絶縁構造を提供する。
【解決手段】導電体14の高電圧が印加される高電圧部位の少なくとも一部が露出した電子部品10の絶縁構造は、電子部品10が基板20に支持された状態で、電子部品10に対向する絶縁部材30と、絶縁部材30に取り付けられた弾性部材42とにより、電子部品10を保護する金属性の保護部材50と電子部品10との絶縁性を確保する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
導電体の高電圧が印加される高電圧部位の少なくとも一部が露出した電子部品の絶縁構造であって、
前記電子部品が基板に支持された状態で、前記電子部品に対向する絶縁部材と、前記絶縁部材に取り付けられた弾性部材とにより、前記電子部品を保護する金属性の保護部材と前記電子部品との絶縁性を確保する電子部品の絶縁構造。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記弾性部材は、前記絶縁部材に塗布された流動性のある弾性接着剤である請求項1に記載の電子部品の絶縁構造。
【請求項3】
前記絶縁部材は、底板部と、前記底板部の外縁から立設した周壁部と、を含む皿形状で構成されている請求項1に記載の電子部品の絶縁構造。
【請求項4】
前記基板は前記保護部材の第1部位に支持されており、
前記電子部品は前記基板と前記保護部材の第2部位とに挟持されており、
前記電子部品と前記第2部位との間に、前記絶縁部材及び前記弾性部材が配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の電子部品の絶縁構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子部品の絶縁構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。以下、これらの自動車を電動車と総称する。電動車では、モータ(エンジン等の内燃機関を含む)、バッテリ、エアコン、ECU等、冷却が必要なデバイスが多いので、冷却液、冷媒、オイルを循環させる冷却回路を構成してこれらを冷却している。このような冷却回路では、冷却液、冷媒を循環させるためにポンプを用いている。
【0003】
特許文献1には、インバータアセンブリを備えた電動コンプレッサが開示されている。このインバータアセンブリは、内部に収容室を有すると共にその開口端が低温低圧の冷媒が流通するハウジング表面に取り付けられるベース部材と、ベース部材の収容室内に配置され、電子部品が実装された回路基板とを有している。電子部品の上面とベース部材の天板部との間には伝熱性を有する接着剤が配置され、電子部品はベース部材に対して固定されている。また、回路基板の下面とハウジング表面との間には、伝熱性を有する弾性部材が充填されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-096297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された電動コンプレッサのインバータアセンブリにおいて、電子部品は、伝熱性の接着剤及び弾性部材によりベース部材及びハウジングに対して固定されている。そのため、電子部品で発生した熱は、接着剤を介してベース部材に伝達されてベース部材の表面から放熱されると共に、弾性部材を介してハウジングの内部を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。これにより、高い放熱性と耐振性を有すると共に、低コストのインバータアセンブリを備えた電動コンプレッサを実現している。
【0006】
特許文献1に開示された電動コンプレッサのインバータアセンブリに使用される電子部品には、スイッチング素子やチョークコイルのように高電圧が印加される部品がある。このような高電圧が印加される電子部品において高電圧が印加される部位(以下、単に高電圧部位ともいう)が表面に露出している場合、当該高電圧部位と他の導電部位との間の短絡を防止するために、電子部品には絶縁性を確保することが求められる。しかし、特許文献1の電動コンプレッサのインバータアセンブリにおいては、絶縁性についての開示はなく、改良の余地がある。
【0007】
そこで、簡便な方法で電子部品の絶縁性を確保することができる電子部品の絶縁構造が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る電子部品の絶縁構造の1つの実施形態は、導電体の高電圧が印加される高電圧部位の少なくとも一部が露出した電子部品の絶縁構造であって、前記電子部品が基板に支持された状態で、前記電子部品に対向する絶縁部材と、前記絶縁部材に取り付けられた弾性部材とにより、前記電子部品を保護する金属性の保護部材と前記電子部品との絶縁性を確保する。
【0009】
本実施形態によると、導電体の高電圧が印加される高電圧部位の少なくとも一部が露出した電子部品であっても、絶縁部材と弾性部材とを用いることにより、確実に金属性の保護部材と電子部品との絶縁性を確保することができる。また、電子部品が基板に支持された状態で絶縁部材が対向し、絶縁部材に弾性部材が取り付けられているため、振動が加わった場合でも弾性部材により該振動を抑制した状態で電子部品を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
チョークコイルの絶縁構造を表す分解斜視図である。
チョークコイルの絶縁構造を表す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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