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公開番号
2025126121
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024201778
出願日
2024-11-19
発明の名称
リッド開閉システム
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
E05B
83/16 20140101AFI20250821BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】異音の発生を抑制しながら車両の車体に開閉自在に支持されたリッドのロックを速やかに解除する。
【解決手段】本開示のリッド開閉システムは、車両の車体に支持されたリッドを開閉すると共にロックするものであり、リッドをロック状態、ハーフロック状態およびロック解除状態の何れかにするロック装置と、リッドを開閉する開閉駆動装置と、リッドの開指令に応じてリッドをロック状態からハーフロック状態を経てロック解除状態に移行させるようにロック装置を制御すると共に、ロック装置がリッドをロック状態からハーフロック状態に移行させる間にリッドを閉じ側に引き込むように開閉駆動装置を制御する制御装置とを含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の車体に支持されたリッドを開閉すると共にロックするリッド開閉システムであって、
前記リッドをロック状態、ハーフロック状態およびロック解除状態の何れかにするロック装置と、
前記リッドを開閉する開閉駆動装置と、
前記リッドの開指令に応じて前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態を経て前記ロック解除状態に移行させるように前記ロック装置を制御すると共に、前記ロック装置が作動して前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態に移行させる間に前記リッドを閉じ側に引き込むように前記開閉駆動装置を制御する制御装置と、
を備えるリッド開閉システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のリッド開閉システムにおいて、
前記ロック装置は、
前記リッドおよび前記車体の一方に対して回動可能であると共に前記リッドおよび前記車体の他方に固定されたストライカと係合可能であり、フルロック係合部およびハーフロック係合部を有するラッチと、
前記リッドおよび前記車体の前記一方に対して回動可能であると共に前記ラッチの前記フルロック係合部および前記ハーフロック係合部に選択的に係合して前記ラッチの回動を規制するポールと、
モータと、
前記モータに連結されると共に、前記モータの回転に応じて、前記フルロック係合部と前記ポールとの係合が解除されるように前記ポールを回動させると共に、前記ハーフロック係合部と前記ポールとの係合が解除されるように前記ラッチを回動させる駆動機構と、
前記開指令が発せられた後に前記ラッチの前記フルロック係合部と前記ポールとが係合するフルラッチ状態が解除されたことを検知する第1スイッチと、
前記開指令が発せられた後に前記ラッチの前記ハーフロック係合部と前記ポールとが係合するハーフラッチ状態が形成されたことを検知する第2スイッチとを含み、
前記制御装置は、前記開指令に応じて前記ポールを回動させるように前記モータを制御すると共に前記リッドを閉じ側に引き込むように前記開閉駆動装置を制御し、前記第1スイッチが前記フルラッチ状態の解除を検知してから予め定められた第1時間が経過したとき、前記第2スイッチが前記ハーフラッチ状態の形成を検知してから予め定められた第2時間が経過したとき、および前記モータの駆動状態が前記フルロック係合部と前記ポールとの係合が解除されたことを示したときの何れかのタイミングで前記モータおよび前記開閉駆動装置を停止させるリッド開閉システム。
【請求項3】
請求項2に記載のリッド開閉システムにおいて、
前記制御装置は、前記第1スイッチが前記フルラッチ状態の解除を検知し、かつ前記第2スイッチが前記ハーフラッチ状態の形成を検知した後に、前記第1スイッチが前記フルラッチ状態の解除を検知しなくなり、かつ前記第2スイッチが前記ハーフラッチ状態の形成を検知しなくなったときに、前記ポールを回動させるように前記モータを制御すると共に、前記リッドを開き側に移動させるように前記開閉駆動装置を制御するリッド開閉システム。
【請求項4】
車両の車体に支持されたリッドを開閉すると共にロックするリッド開閉システムであって、
前記リッドをロック状態、ハーフロック状態およびロック解除状態の何れかにするロック装置と、
前記リッドを開閉する開閉駆動装置と、
前記リッドの開指令に応じて前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態を経て前記ロック解除状態に移行させるように前記ロック装置を制御すると共に、前記ロック装置が前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態に移行させた後に前記リッドが再度ロック状態に戻ったときに、前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態を経て前記ロック解除状態に移行させるように前記ロック装置を制御すると共に、前記リッドを開き側に移動させるように前記開閉駆動装置を制御する制御装置と、
を備えるリッド開閉システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の車体に支持されたリッドを開閉すると共にロックするリッド開閉システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両の開閉体であるスライドドアのロックを解除するためのアクチュエータを制御する制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この制御装置は、スライドドアのロックを解除する際に、当該スライドドアを全閉位置よりも更に閉じ側のオーバーストローク位置まで強制的に移動させるように当該アクチュエータとは別の駆動装置を制御する。そして、当該制御装置は、スライドドアがオーバーストローク位置に達したことが検知されてからスライドドアのロックを解除するようにアクチュエータを制御する。これにより、スライドドアにより閉鎖される開口部のシール部材から当該スライドドアに作用する反力が減殺されるので、部材同士の衝突音や摺擦音の発生を抑制すると共に、ロックの解除に要する力を軽減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平4-68182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、車両に配置されるトランクのリッドやボンネットに対して上記従来の技術を適用し、ロックを解除するアクチュエータの作動前にリッドを閉じ側に移動させた場合、リッドの開指令が発せられてからロックが解除されるまでの時間が長期化してしまう。更に、車両に配置されるトランクのリッド等に関しては、1段階目のロックが解除されるときに部材同士の衝突音といった異音の発生を抑制することが求められる。
【0005】
そこで、本開示は、異音の発生を抑制しながら車両の車体に開閉自在に支持されたリッドのロックを速やかに解除することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のリッド開閉システムは、車両の車体に支持されたリッドを開閉すると共にロックするリッド開閉システムであって、前記リッドをロック状態、ハーフロック状態およびロック解除状態の何れかにするロック装置と、前記リッドを開閉する開閉駆動装置と、前記リッドの開指令に応じて前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態を経て前記ロック解除状態に移行させるように前記ロック装置を制御すると共に、前記ロック装置が作動して前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態に移行させる間に前記リッドを閉じ側に引き込むように前記開閉駆動装置を制御する制御装置とを含むものである。
【0007】
本開示のリッド開閉システムの制御装置は、リッドの開指令に応じて当該リッドをロック状態からハーフロック状態を経てロック解除状態に移行させるようにロック装置を制御する。更に、当該制御装置は、ロック装置が作動してリッドをロック状態からハーフロック状態に移行させる間に当該リッドを閉じ側に引き込むように開閉駆動装置を制御する。これにより、ロック装置によるロックの解除が開始される前にリッドが閉じ側に引き込まれる場合に比べて、リッドの閉じ側への引き込み量や加速度の増加を抑制しつつ、リッドの開指令が発せられてからロックが解除されるまでの時間が長期化するのを抑制することが可能になる。更に、開閉駆動装置によりリッドを閉じ側に引き込むことで、リッドと車体との間に配置される弾性体等からリッドに付与される力を低減して部材同士の衝突音といった異音の発生を抑制することができる。この結果、本開示のリッド開閉システムによれば、異音の発生を抑制しながら車両の車体に開閉自在に支持されたリッドのロックを速やかに解除することが可能になる。
【0008】
本開示の他のリッド開閉システムは、車両の車体に支持されたリッドを開閉すると共にロックするリッド開閉システムであって、前記リッドをロック状態、ハーフロック状態およびロック解除状態の何れかにするロック装置と、前記リッドを開閉する開閉駆動装置と、前記リッドの開指令に応じて前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態を経て前記ロック解除状態に移行させるように前記ロック装置を制御すると共に、前記ロック装置が前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態に移行させた後に前記リッドが再度ロック状態に戻ったときに、前記リッドを前記ロック状態から前記ハーフロック状態を経て前記ロック解除状態に移行させるように前記ロック装置を制御すると共に、前記リッドを開き側に移動させるように前記開閉駆動装置を制御する制御装置とを含むものである。
【0009】
本開示の他のリッド開閉システムの制御装置は、リッドの開指令に応じてリッドをロック状態からハーフロック状態を経てロック解除状態に移行させるようにロック装置を制御する。更に、当該制御装置は、ロック装置がリッドをロック状態からハーフロック状態に移行させた後にリッドが再度ロック状態に戻ったときに、リッドをロック状態からハーフロック状態を経てロック解除状態に移行させるようにロック装置を制御すると共に、リッドを開き側に移動させるように開閉駆動装置を制御する。これにより、積雪やリッドに載せられた荷物等から当該リッドに加えられる荷重によってリッドをハーフロック状態に移行させることができなかったときに、開閉駆動装置を利用してリッドをハーフロック状態へと速やかに移行させることが可能になる。更に、開閉駆動装置によりリッドを開き側に移動させることで、積雪等からの荷重に起因した部材同士の衝突音といった異音の発生を抑制することができる。この結果、本開示の他のリッド開閉システムによっても、異音の発生を抑制しながら車両の車体に開閉自在に支持されたリッドのロックを速やかに解除することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示のリッド開閉システムが適用される車両を示す概略構成図である。
本開示のリッド開閉システムを示す概略構成図である。
本開示のリッド開閉システムのロック装置に含まれるラッチを示す平面図である。
本開示のリッド開閉システムのロック装置に含まれるポールを示す平面図である。
ロック解除状態におけるラッチおよびポールの状態を示す平面図である。
ハーフロック状態におけるラッチおよびポールの状態を示す平面図である。
ロック状態におけるラッチおよびポールの状態を示す平面図である。
本開示のリッド開閉システムの制御装置により実行されるルーチンを示すフローチャートである。
図8のルーチンが実行される間の第1、第2および第3スイッチ、クローザモータおよび開閉駆動装置の状態の一例を示すタイムチャートである。
図8のルーチンが実行される間の第1、第2および第3スイッチ、クローザモータおよび開閉駆動装置の状態の他の例を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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