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公開番号
2025117792
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012702
出願日
2024-01-31
発明の名称
電子部品の固定構造
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H05K
7/12 20060101AFI20250805BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】接着剤の塗布量を正確に制御しなくても、電子部品を基台に確実に固定することができる電子部品の固定構造を提供する。
【解決手段】基台11の接着面11a若しくは電子部品80の接着面80aに配置された接着剤88を電子部品80で押圧することにより、基台11に電子部品80を固定する電子部品の固定構造は、接着面11aにおける接着剤88の濡れ広がりの範囲を制限可能な制限部材82が、基台11の接着面11aと対向する電子部品80の接着面80aの外縁80bに配置されており、外縁80b及び接着面11aの一部に制限部材82が配置されていない非制限部を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
基台の接着面若しくは電子部品の接着面に配置された接着剤を前記電子部品で押圧することにより、前記基台に前記電子部品を固定する電子部品の固定構造であって、
前記接着面における前記接着剤の濡れ広がりの範囲を制限可能な制限部材が、前記基台の前記接着面と対向する前記電子部品の前記接着面の外縁に配置されており、
前記外縁及び前記接着面の一部に前記制限部材が配置されていない非制限部を有する電子部品の固定構造。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記非制限部は、前記接着面と平行な前記電子部品の一方向における一方側の前記外縁と他方側の前記外縁とに配置されている請求項1に記載の電子部品の固定構造。
【請求項3】
平面視で、前記非制限部の前記一方側の前記外縁に沿う合計長さと、前記他方側の前記外縁に沿う合計長さとは同じである請求項2に記載の電子部品の固定構造。
【請求項4】
前記基台は、前記電子部品よりも外側に前記電子部品の端子が接続される部位及び前記電子部品の位置決め部の少なくとも一方を有しており、
前記制限部材は、前記端子及び前記位置決め部の少なくとも一方への濡れ広がりを制限可能な箇所に配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の電子部品の固定構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子部品の固定構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車には、走行用モータ、電源モジュール、インバータ等を内蔵した車両駆動装置が用いられている。車両駆動装置においては、接着剤で接着されることにより、一部の電子部品が基台に固定される場合がある。
【0003】
特許文献1には、素子基板と、素子基板に対向して配置された透明基板と、素子基板と透明基板との間に配置された電気泳動層と、透明基板の電気泳動層とは反対側の面上に設けられた枠状の多孔質材及び該多孔質材の枠内に配置される光学接着剤を介して、透明基板に固定された表面保護基板と、を備えた電気泳動表示装置が開示されている。
【0004】
特許文献1に開示された電気泳動表示装置においては、表面保護基板を透明基板に向けて押し付けることで光学接着剤が透明基板上に広がって、表面保護基板が透明基板に固定される。光学接着剤が透明基板上に広がるときに、光学接着剤の周囲が枠状の多孔質材で囲まれているため、空気は多孔質材の孔から多孔質材の外部に流出するが、光学接着剤は多孔質材に含侵することなく、多孔質材で堰き止められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-028113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された電気泳動表示装置においては、枠状の多孔質材が配置されているため、接着剤を多孔質材の内部の空間全体に隙間なく広げるためには、接着剤の塗布量を正確に制御する必要があり、改良の余地がある。
【0007】
そこで、接着剤の塗布量を正確に制御しなくても、電子部品を基台に確実に固定することができる電子部品の固定構造が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る電子部品の固定構造の1つの実施形態は、基台の接着面若しくは電子部品の接着面に配置された接着剤を前記電子部品で押圧することにより、前記基台に前記電子部品を固定する電子部品の固定構造であって、前記接着面における前記接着剤の濡れ広がりの範囲を制限可能な制限部材が、前記基台の前記接着面と対向する前記電子部品の前記接着面の外縁に配置されており、前記外縁及び前記接着面の一部に前記制限部材が配置されていない非制限部を有する。
【0009】
本実施形態によると、電子部品の外縁の一部に制限部材が配置されていない非制限部が形成されている。そのため、接着剤が、制限部材が所定の高さになった状態での接着剤が充填される空間の容積よりも若干多めに塗布されていれば、空間の全体に濡れ広がり、その上で余剰の接着剤は非制限部に流入する。一方、制限部材によって接着剤の流出が防止されるので、制限部材より外側には接着剤により性能が低下する部品を配置することが可能となる。そのため、接着剤の塗布量が正確に制御されていなくても、接着剤を基台の接着面の全体に濡れ広がらせて、電子部品を基台に確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両駆動装置を含む冷却回路の回路図である。
車両駆動装置とハウジングとの分解斜視図である。
パワー回路アセンブリから平滑コンデンサを分離して上下反転させた斜視図である。
パワー回路アセンブリの回路図である。
平滑コンデンサに多孔質材が取り付けられた状態を表す底面図である。
平滑コンデンサを冷却プレートに固定する工程を表す、図5のVI-VI線矢視断面図である。
平滑コンデンサを冷却プレートに固定する工程を表す断面図である。
平滑コンデンサを冷却プレートに固定する工程を表す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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