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公開番号2025110020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003700
出願日2024-01-15
発明の名称飲酒検知システム
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250718BHJP(信号)
要約【課題】乗員に特別な動作を要求することなく、飲酒状態を高精度に検知可能な飲酒検知システムを提供する。
【解決手段】飲酒検知システムは、移動体の運転席に着座した乗員の顔に関する顔情報を取得する顔情報取得部と、乗員の瞳に関する瞳情報を取得する瞳情報取得部と、乗員の顔及び瞳以外の身体に関する生体情報を取得する生体情報取得部と、乗員が正常状態にあるときに取得された顔情報、瞳情報及び生体情報が紐付けられた基準情報を記憶装置に記憶させる登録部と、飲酒状態を検知する際に取得された顔情報、瞳情報及び生体情報と、記憶装置に記憶された基準情報と、の比較結果に基づいて、乗員が飲酒状態にあるか否かを判定する判定部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の運転席に着座した乗員の顔に関する顔情報を取得する顔情報取得部と、
前記乗員の瞳に関する瞳情報を取得する瞳情報取得部と、
前記乗員の顔及び瞳以外の身体に関する生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記乗員が正常状態にあるときに取得された前記顔情報、前記瞳情報及び前記生体情報が紐付けられた基準情報を記憶装置に記憶させる登録部と、
飲酒状態を検知する際に取得された前記顔情報、前記瞳情報及び前記生体情報と、前記記憶装置に記憶された前記基準情報と、の比較結果に基づいて、前記乗員が飲酒状態にあるか否かを判定する判定部と、
を備える飲酒検知システム。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記基準情報は、前記正常状態における前記顔情報を含み、前記乗員を特定可能な個人特定情報と、当該乗員の前記正常状態における前記瞳情報及び前記生体情報を含む正常状態情報と、が紐付けられた情報であり、
前記判定部は、飲酒状態を検知する際に取得された前記顔情報と、前記記憶装置に記憶された前記個人特定情報と、に基づいて、検知対象となっている前記乗員の前記正常状態情報を抽出し、飲酒状態を検知する際に取得された前記瞳情報及び前記生体情報と、抽出された前記正常状態情報と、の比較結果に基づいて、前記乗員が飲酒状態にあるか否かを判定する、
請求項1に記載の飲酒検知システム。
【請求項3】
前記生体情報は、血圧を含み、
前記判定部は、飲酒状態を検知する際に取得された前記瞳情報が飲酒状態に該当するものとして予め定められた条件を満たし、且つ飲酒状態を検知する際に取得された前記生体情報に含まれる血圧が前記正常状態における血圧より予め定められた閾値以上低い場合に、前記乗員は飲酒状態にあると判定する、
請求項1又は2に記載の飲酒検知システム。
【請求項4】
前記生体情報は、血圧及び体温を含み、
前記判定部は、飲酒状態を検知する際に取得された前記瞳情報が飲酒状態に該当するものとして予め定められた条件を満たし、且つ飲酒状態を検知する際に取得された前記生体情報に含まれる血圧及び体温が前記正常状態における血圧及び体温より予め定められた閾値以上低い場合に、前記乗員は飲酒状態にあると判定する、
請求項1又は2に記載の飲酒検知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲酒検知システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両等の移動体において、乗員(運転者)の飲酒状態を検知するシステムが利用されている。このようなシステムにおいて、乗員の呼気中のアルコール濃度に基づいて飲酒の有無を判定する技術や、心拍や瞳等の生体情報に基づいて飲酒の有無を判定する技術が利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-36289号公報
特開2023-102737号公報
国際公開第2010/021228号
特表2022-512253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、呼気中のアルコール濃度に基づいて判定する方法においては、乗員に呼気を吐かせる等の特別な動作を要求する必要がある。また、生体情報に基づいて判定する方法においては、飲酒に伴う生体情報の変化における個人差に起因する検知精度の低下が問題となる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みなされたものであって、乗員に特別な動作を要求することなく、飲酒状態を高精度に検知可能な飲酒検知システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態としての飲酒検知システムは、移動体の運転席に着座した乗員の顔に関する顔情報を取得する顔情報取得部と、乗員の瞳に関する瞳情報を取得する瞳情報取得部と、乗員の顔及び瞳以外の身体に関する生体情報を取得する生体情報取得部と、乗員が正常状態にあるときに取得された顔情報、瞳情報及び生体情報が紐付けられた基準情報を記憶装置に記憶させる登録部と、飲酒状態を検知する際に取得された顔情報、瞳情報及び生体情報と、記憶装置に記憶された基準情報と、の比較結果に基づいて、乗員が飲酒状態にあるか否かを判定する判定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、正常状態における顔情報、瞳情報及び生体情報が紐付けられた基準情報が事前に乗員毎に登録され、当該基準情報に基づいて乗員が飲酒状態にあるか否かが判定される。すなわち、乗員毎に異なる基準情報に基づいて乗員の特定と飲酒状態の検知とが行われる。これにより、乗員に特別な動作を要求することなく、飲酒状態を高精度に検知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の飲酒検知システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態の顔検知用センサ、瞳検知用センサ及び生体情報用センサの設置状況の一例を示す図である。
図3は、実施形態の飲酒検知システムの機能構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態の飲酒検知システムにおける基準情報登録処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、実施形態の飲酒検知システムにおける飲酒検知処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によってもたらされる作用、結果及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
【0010】
図1は、実施形態の飲酒検知システム11のハードウェア構成の一例を示す図である。飲酒検知システム11は、四輪自動車等の車両1(移動体の一例)の乗員(運転者)の飲酒状態を検知するためのシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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