TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025103130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220264
出願日2023-12-27
発明の名称信号情報システム
出願人日本信号株式会社
代理人個人
主分類G08G 1/09 20060101AFI20250702BHJP(信号)
要約【課題】信号現示を簡易かつ確実に検出できる信号情報システムを提供すること。
【解決手段】信号情報システム100は、信号灯器11を所定周期で点滅させる信号機10と、車両に搭載され信号灯器11を含む画像を撮影する撮像装置30と、撮影された一連の画像から、常時点灯状態の画像部分と商用電源に対応する周期で点滅する画像部分とを含む非対象画像部分NOSを除去し、所定周期で点滅する画像部分を抽出する画像処理装置40aとを備え、所定周期は、商用電源に対応する周期と異なる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
信号灯器を所定周期で点滅させる信号機と、
車両に搭載され前記信号灯器を含む画像を撮影する撮像装置と、
撮影された一連の画像から、常時点灯状態の画像部分と商用電源に対応する周期で点滅する画像部分とを含む非対象画像部分を除去し、前記所定周期で点滅する画像部分を抽出する画像処理装置と
を備え、
前記所定周期は、前記商用電源に対応する周期と異なる、
信号情報システム。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記撮像装置は、前記商用電源に対応する周期のフレームレートで撮影を行い、
前記画像処理装置は、撮影された前記一連の画像から、前記常時点灯状態の画像部分を前記非対象画像部分として除外するとともに、前記所定周期とフレーム周期との最小公倍数の共通周期に対応して点滅する対象画像部分が存在する場合、前記対象画像部分を前記信号灯器に相当すると判定する、
請求項1に記載の信号情報システム。
【請求項3】
前記画像処理装置は、撮影された前記一連の画像から、前記信号灯器を含む灯器領域を選択的に切り出して前記対象画像部分であるかを判断する、
請求項1に記載の信号情報システム。
【請求項4】
前記商用電源に対応する周期は、100Hz又は120Hzである、
請求項1に記載の信号情報システム。
【請求項5】
前記信号機は、前記信号灯器の状態を含む信号情報に対応する変調を与えて前記信号灯器を点滅させる送信装置を含む、
請求項1に記載の信号情報システム。
【請求項6】
前記送信装置は、点滅の周波数を変化させることで、前記信号情報を発信する、
請求項5に記載の信号情報システム。
【請求項7】
前記送信装置は、常時点灯と点滅との切換えによって、前記信号情報を発信する、
請求項5に記載の信号情報システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、信号現示を特定する信号情報システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
走行中の列車に搭載されたカメラによって取得された画像から信号の現示情報を特定するシステムが公知となっている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1のシステムの場合、信号機の画像から灯色を判定するため、周辺環境の影響を受けやすく、灯色以外の情報を送信することができない。具体的には、特許文献1のシステムは、例えば空、街灯、車両のヘッドライトやテールランプ等といった信号現示と同色のものが領域に映り込むと誤検出するおそれがある。
【0004】
また、カメラによって得たカラー画像から赤色、青色、黄色の部分を抽出し、各色部分の円形度を導出し、これらの色及び円形度から信号灯候補を抽出し、前フレームと現フレームとで対応探索を行うとともに、信号灯候補状態が周期的な点滅をしているか否かを判断して信号機を検出する信号機検出装置が公知となっている(特許文献2)。特許文献2の装置では、撮影周期と信号機の点滅周期とを非同期とし、カメラによる撮影回数を多くすることなく信号機の点灯状態及び消灯状態を撮影する。
【0005】
特許文献2の装置の場合、商用電源で点滅しているものを信号機と判断できるに過ぎない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-45633号公報
特開2005-301518号公報
【発明の概要】
【0007】
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、信号現示を簡易かつ確実に検出できる信号情報システムを提供することを目的とする。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る信号情報システムは、信号灯器を所定周期で点滅させる信号機と、車両に搭載され信号灯器を含む画像を撮影する撮像装置と、撮影された一連の画像から、常時点灯状態の画像部分と商用電源に対応する周期で点滅する画像部分とを含む非対象画像部分を除去し、所定周期で点滅する画像部分を抽出する画像処理装置とを備え、所定周期は、商用電源に対応する周期と異なる。
【0009】
上記信号情報システムでは、信号灯器を商用電源に対応する周期と異なる所定周期で点滅させるので、画像処理装置が、非対象画像部分を除去することにより、商用電源とは点滅周期が異なる画像部分を抽出することが可能になる。これにより、着目する信号灯器を選択的に特定することができ、信号灯器を送信装置として用いた情報取得が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の信号情報システムが提供される状態を説明する概念図である。
(A)は、信号機のブロック図であり、(B)は、車載装置のブロック図である。
信号灯器を含む対象画像部分を特定するための一連の撮影画像を説明する概念図である。
信号灯器の点滅パターン及び信号灯器の検出を説明する図である。
信号灯器の検出と他の光源の点滅又は点灯の検出とを説明する図である。
点滅パターンから光デジタルデータへの変換例を説明する図である。
一連の撮影画像の変形例を説明する概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本信号株式会社
情報提供システム
3日前
日本信号株式会社
信号情報システム
3日前
日本信号株式会社
自動列車運転装置
16日前
日本信号株式会社
ホームドア制御装置
2日前
日本信号株式会社
交通信号制御システム
3日前
日本信号株式会社
遮断機監視装置及び遮断機監視方法
3日前
日本信号株式会社
灯器情報提供システム及び灯器情報提供方法
4日前
日本精機株式会社
路面投影装置
10日前
ニッタン株式会社
発信機
2か月前
ニッタン株式会社
発信機
5日前
個人
防犯に特化したアプリケーション
18日前
ニッタン株式会社
発信機
16日前
ニッタン株式会社
発信機
2か月前
TOA株式会社
拡声放送システム
9日前
東京都公立大学法人
液滴検出装置
18日前
個人
逆走・正走車両検出システム
2か月前
アズビル株式会社
建物管理システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
警報装置
4日前
日本信号株式会社
情報提供システム
3日前
株式会社アジラ
データ転送システム
9日前
日本信号株式会社
情報提供システム
2か月前
日本信号株式会社
信号情報システム
3日前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
1か月前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
2か月前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
1か月前
個人
磁気・光学誘導路線による車両の運行制御
2か月前
トヨタ自動車株式会社
回避動作判別装置
3日前
日本信号株式会社
交通信号制御システム
3日前
ホーチキ株式会社
非常通報システム
1か月前
株式会社フィットネスワン
見守りシステム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
配車システム
2か月前
株式会社豊田自動織機
制御システム
9日前
ホーチキ株式会社
火災検出システム
4日前
Adora株式会社
アプリ使用制御システム
1か月前
ユニティガードシステム株式会社
警備監視システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
障害物検知装置
25日前
続きを見る