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公開番号2025095876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212247
出願日2023-12-15
発明の名称自動列車運転装置
出願人日本信号株式会社
代理人個人,個人
主分類B60L 15/40 20060101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約【課題】自動列車停止装置(ATS装置)をベースとする自動列車運転装置において、信号機の直下地上子の移設や新たな地上子の追加を伴うことなく、走行再開後の列車の無駄な減速を回避して、列車の乗り心地の悪化を抑制する。
【解決手段】ATS装置をベースとする自動列車運転装置1は、信号機に対する冒進防護パターン及び前記信号機の直下地上子より手前の位置を停止目標とする運転パターン(信号機に対する機外停止パターン、定位置停止パターン)を生成する。そして、自動列車運転装置1は、前記運転パターンによって列車Tを停止させた後に前記信号機が進行現示であることを条件に列車Tが走行を再開する場合、走行再開後の列車Tの速度を前記冒進防護パターンにおける前記直下地上子の位置に対応する速度未満に制限するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自動列車停止装置をベースとする自動列車運転装置であって、
信号機の直下地上子より手前の位置を停止目標とする運転パターンによって列車を停止させた後に前記信号機が進行現示であることを条件に前記列車が走行を再開する場合、走行再開後の前記列車の速度を前記信号機に対する冒進防護パターンにおける前記直下地上子の位置に対応する速度未満に制限する、自動列車運転装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記停止目標から前記直下地上子までの区間を対象とする走行再開用パターンを生成することにより、走行再開後の前記列車の速度を前記冒進防護パターンにおける前記直下地上子の位置に対応する速度未満に制限するように構成され、
前記走行再開用パターンは、パターン上の各速度が前記冒進防護パターンにおける前記直下地上子の位置に対応する速度よりも低く設定されている、
請求項1に記載の自動列車運転装置。
【請求項3】
前記列車が前記運転パターンによって停止した場合に前記走行再開用パターンを生成する、請求項2に記載の自動列車運転装置。
【請求項4】
前記冒進防護パターンは、前記信号機が停止現示のときに前記直下地上子と前記信号機の間の位置で前記列車を停止させるためのパターンであり、
前記直下地上子から前記信号機の進行現示情報を取得することにより、前記冒進防護パターンを消去する、請求項2に記載の自動列車運転装置。
【請求項5】
前記信号機は、駅の場内信号機であり、前記運転パターンは、前記場内信号機が停止現示のときに前記場内信号機の直下地上子より手前で前記列車を停止させるための前記場内信号機に対する機外停止パターンである、請求項1~4のいずれか一つに記載の自動列車運転装置。
【請求項6】
前記信号機は、駅の出発信号機であり、前記運転パターンは、前記列車を前記駅の列車停止位置に停止させるための定位置停止パターンである、請求項1~4のいずれか一つに記載の自動列車運転装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動列車停止装置をベースとする自動列車運転装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動列車停止装置(以下「ATS装置」という。)をベースとする列車の自動運転に関する技術の一例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-143947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ATS装置をベースとする列車の自動運転では、信号機が進行現示であることを条件に列車が走行を再開する場合、信号機に対する冒進防護パターンが残っている(消去されていない)ことがある。
【0005】
例えば、ATS装置をベースとする自動列車運転装置は、信号機に対する冒進防護パターンと、前記信号機の直下地上子より手前の位置を停止目標とする運転パターンと、を生成する。そして、前記自動列車運転装置は、例えば、前記信号機のロング地上子から前記信号機の停止現示情報を受信した場合、前記運転パターンによって前記列車を前記停止目標に停止させる。ただし、前記自動列車運転装置は、前記信号機の直下地上子から当該信号機の進行現示情報を取得するまで前記冒進防護パターンを消去することができない。そのため、前記運転パターンによって前記停止目標に停止した前記列車が、前記信号機が進行現示であることを条件に走行を再開する場合、前記冒進防護パターンが残っている(消去されていない)状態で走行することになる。
【0006】
このような場合、前記信号機の直下地上子の位置によっては、前記列車が前記信号機の直下地上子に到達する前に、前記列車の速度が前記信号機に対する冒進防護パターン上の対応速度以上になることがあり得る。そうなると、前記自動列車運転装置は、走行再開後すぐに前記列車を減速させなければならない。しかし、その後すぐに前記列車を加速することになるから、走行再開後すぐに列車を減速させることは、無駄であるばかりでなく、列車Tの乗り心地の悪化を招く。これに対し、信号機の直下地上子を移設したり、新たな地上子を追加したりすることによって、走行開始後すぐに列車を減速させることを、すなわち、走行開始後の無駄な減速を減らすことが可能であるが、コストがかかるため好ましくない。
【0007】
そこで、本発明は、自動列車停止装置をベースとする自動列車運転装置において、信号機の直下地上子の移設や新たな地上子の追加を伴うことなく、走行再開後の列車の無駄な減速を回避して、列車の乗り心地の悪化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によると、自動列車停止装置をベースとする自動列車運転装置は、信号機の直下地上子より手前の位置を停止目標とする運転パターンによって列車を停止させた後に前記信号機が進行現示であることを条件に前記列車が走行を再開する場合、走行再開後の前記列車の速度を前記信号機に対する冒進防護パターンにおける前記直下地上子の位置に対応する速度未満に制限するように構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、自動列車停止装置をベースとする自動列車運転装置において、信号機の直下地上子の移設や新たな地上子の追加を伴うことなく、走行再開後の列車の無駄な減速を回避して、列車の乗り心地の悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る自動列車運転装置が搭載された列車の概略構成を示す図である。
前記自動列車運転装置の機能構成例を示すブロック図である。
前記列車が走行する走行路の一例を示す図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明するための図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明するための図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明するための図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明するための図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明するための図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明するための図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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