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公開番号
2025073135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183625
出願日
2023-10-26
発明の名称
発信機
出願人
ニッタン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20250502BHJP(信号)
要約
【課題】内部に電話ジャックを備えた発信機において、発信機の前方から電話ジャックを使用可能にする機能を保証しつつ、部品同士の境界を減らして建物の内装との調和をとり違和感を生じにくくする。
【解決手段】前部に開口が設けられオン、オフ動作可能なスイッチ(11)を内蔵した収納ケース(13)を有し設置面に取り付けられる発信機本体部(10)と、前記スイッチを作動させる押しボタンおよび表示部を有する前面パネル部(20)と、を備えた発信機において、前記発信機本体部には、収納ケースの開口に臨むように電話ジャック(12)が配設され、前記前面パネル部は、当該前面パネル部と収納ケースとの間に設けられた連結機構(26,27)によって、収納ケースに連結され、収納ケースの前部の開口を閉塞する第1状態と、収納ケースの開口の少なくとも一部が開放され前記電話ジャックが前方より操作可能な第2状態と、に変換可能に構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
前部に開口が設けられオン、オフ動作可能なスイッチを内蔵した収納ケースを有し設置面に取り付けられる発信機本体部と、前記スイッチを作動させる押しボタンを有する前面パネル部と、を備えた発信機であって、
前記発信機本体部には、前記収納ケースの前記開口に臨むように電話ジャックが配設され、
前記前面パネル部は、
当該前面パネル部と前記収納ケースとの間に介挿された連結部材によって、前記収納ケースの前記開口を閉塞する第1状態と、前記収納ケースの前記開口の少なくとも一部が開放され前記電話ジャックが前方より操作可能な第2状態と、に変換可能に構成され、
前記前面パネル部と前記連結部材とは第1のツメと該ツメと係合可能な第1のツメ受けとによって着脱可能に結合され、前記前面パネル部の回転により前記第1のツメと前記第1のツメ受けとの係合が外れるように構成されていることを特徴とする発信機。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記収納ケースにはスライド部材が前後方向に移動可能に設けられ、
前記連結部材は前記スライド部材にピン結合されていることを特徴とする請求項1に記載の発信機。
【請求項3】
前記押しボタンは、後端に前記スイッチを作動させるロッド部を有し、
前記前面パネル部は、前記押しボタンの前記ロッド部が挿通される開口を有し、該開口よりも径の大きな筒状部が背面に形成されたベースを備え、
前記連結部材は、前記前面パネル部の前記筒状部が嵌合可能なリング体を有し、該リング体が前記スライド部材により回動可能に連結され、
前記ベースに前記第1のツメまたは前記第1のツメ受けが形成され、前記リング体に前記第1のツメ受けまたは前記第1のツメが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の発信機。
【請求項4】
前記前面パネル部と前記収納ケースとは第2のツメと該第2のツメと係合可能な第2のツメ受けとによって着脱可能に結合され、
前記第1のツメと前記第1のツメ受けは、前記前面パネル部の第1方向への回転により係合し、前記前面パネル部の第2方向への回転により係合が外れるように構成され、
前記第2のツメと前記第2のツメ受けは、前記前面パネル部の第2方向への回転により係合し、前記前面パネル部の第1方向への回転により係合が外れるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の発信機。
【請求項5】
前記押しボタンは、後端に前記スイッチを作動させるロッド部を有し、
前記前面パネル部は、前記押しボタンの前記ロッド部が挿通される開口を有し、該開口よりも径の大きな筒状部が背面に形成されたベースを備え、
前記ベースの前面に導光板を有する放光部および前記導光板に光を入射する発光手段が配設されていることを特徴とする請求項4に記載の発信機。
【請求項6】
前記第2のツメおよび前記第2のツメ受けは導電材で形成されており、前記第2のツメおよび前記第2のツメ受けを介して前記発光手段への給電が行われるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の発信機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、緊急報知用の発信機に関し、例えば建物の壁部に設けられ火災発生時に操作されることで警報を発するための火災報知用の発信機に利用して有効な技術に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建物内部には火災の発生を知らせるために、火災報知システムが設けられている。火災報知システムは、火災感知器や押しボタン式スイッチを備えた手動の火災報知用の発信機、受信機、火災報知用のベル、表示灯などから構成され、このうち火災報知用の発信機は建物の廊下等の壁面に適切な高さで設置されている。火災発生時には、発見者が火災報知用の発信機の押しボタン式スイッチを強く押すことにより、火災発生を知らせる信号が受信機に伝送されると共に、発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し火災発生を知らせることができる。
【0003】
従来の火災報知用発信機は、室内露出部分を覆う円盤状の前面パネルを発信機本体の前面に備えたものが一般的であり、発信機本体は押しボタン式スイッチと、スイッチがオンしたことを検知して信号を生成し送出する回路基板と、火災受信機の監視員と通話するため送受話器を接続する電話ジャック等を備えている。また、前面パネルは、電話ジャックの前方を覆い必要に応じて開閉することができる開閉扉を備えており、発信機本体が建物の壁面に埋め込むように設置される。また、離れたとこからでもまた暗がりであっても発見し易いように、火災報知用発信機の近傍に砲弾状をなす表示灯が設けられていた。
【0004】
一方、近年、前面が平坦もしくは円盤状をなすフラットタイプの表示灯や、表示灯が一体に構成された火災報知用発信機も実用化されている。表示灯が一体に構成された火災報知用発信機に関する発明としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に記載されている火災報知用発信機は、発信機の前面パネルに電話ジャックの前面を覆う開閉扉が設けられているため、前面に設けられている表示灯と押しボタンや開閉扉の各部品同士の境界が視覚的にはっきりと分かるような形態で構成されている。
一方、近年、建物内部のデザイン性に対する要求が高くなってきており、各部品の境界がはっきりと分かる発信機は、建物の内壁に設置した際に、内装との調和がとれず違和感が生じるという課題がある。
【0005】
そこで、発信機の前方から電話ジャックを使用可能にする機能を保証しつつ、部品同士の境界を減らして建物の内装との調和をとり違和感を生じにくくした発信機が提案されている。このような発信機に関する発明としては、例えば特許文献2に記載されているものがある。
特許文献2に記載の発信機は、押しボタン式スイッチおよび電話ジャックを内蔵した発信機本体部の収納ケースの前面に、押しボタンおよび放光部を備えた前面パネルをリンク機構によって連結することで、前面パネルが収納ケースの前部の開口を閉塞する第1状態と、収納ケース前部の開口を開放し電話ジャックが前方より操作可能な第2状態とに変換可能に構成したものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-144951号公報
特開2023-64395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2に記載されている発信機は、収納ケースに対する前面パネルの結合手段としてツメを設けており、リンク部を既定の位置まで戻すとツメが係合することで、前面パネルが収納ケースに固定される構成を備えている。
しかし、特許文献2に記載されている構成では、内部の電話ジャックを使用するために、前面パネルを操作して収納ケースの前側を開放するには結合剛用のツメを外す必要があり、作業に技量を要するとともに、前面パネルを操作して収納ケースを開放したり閉塞したりする際にツメに力が加わり、ツメが破損するおそれがあるという課題がある。
【0008】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、内部に電話ジャックを備え表示灯が一体に構成された発信機において、発信機の前方から電話ジャックを使用可能にするための前面パネルの開放操作を簡単に行えるとともに、前面パネルを本体部のケースに固定するための固定手段が破損しにくいようにすることにある。
本発明の他の目的は、開放した前面パネルが取り外されて紛失するおそれのない発信機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、前面パネルがランプ等の電子部品を備える場合に、前面パネルへの給電を容易に行える発信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、
前部に開口が設けられオン、オフ動作可能なスイッチを内蔵した収納ケースを有し設置面に取り付けられる発信機本体部と、前記スイッチを作動させる押しボタンを有する前面パネル部と、を備えた発信機において、
前記発信機本体部には、前記収納ケースの前記開口に臨むように電話ジャックが配設され、
前記前面パネル部は、
当該前面パネル部と前記収納ケースとの間に介挿された連結部材によって、前記収納ケースの前記開口を閉塞する第1状態と、前記収納ケースの前記開口の少なくとも一部が開放され前記電話ジャックが前方より操作可能な第2状態と、に変換可能に構成され、
前記前面パネル部と前記連結部材とは第1のツメと該ツメと係合可能な第1のツメ受けとによって着脱可能に結合され、前記前面パネル部の回転により前記第1のツメと前記第1のツメ受けとの係合が外れるように構成したものである。
【0010】
上記構成によれば、内部にスイッチおよび電話ジャックを備えた発信機本体部と前面パネル部とを備えた発信機において、前面パネル部の回転により前記第1のツメと前記第1のツメ受けとの係合が外れて発信機本体部の前部が解放されるので、電話ジャックを使用する際の前面パネルの開放操作を簡単に行えるとともに、前面パネルを本体部のケースに固定するための固定手段が破損しにくいようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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