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公開番号
2025114446
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024118575
出願日
2024-07-24
発明の名称
電動ブレーキ装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
,
個人
主分類
F16D
65/18 20060101AFI20250729BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】制動およびパーキングブレーキのための駆動源の部品点数を削減することが可能な電動ブレーキ装置を提供する。
【解決手段】電動ブレーキ装置100は、モータ3と、パーキング用螺合部60および制動用螺合部61が共通の中心軸線C1を有して設けられ、モータ3により回転される回転軸6と、パーキング用螺合部60に螺合した状態で一方回転方向R1に回転軸6が回転することにより、中心軸線C1の軸方向に移動して、ブレーキパッド9aを押圧するパーキング用ピストン部7と、制動用螺合部61に螺合した状態で他方回転方向に回転軸6が回転することにより、軸方向のブレーキパッド9aから離間する方向にパーキング用ピストン部7が移動するとともに、軸方向に移動して、ブレーキパッド9aを押圧する制動用ピストン部8とを含むピストン101と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
パーキング用螺合部および制動用螺合部が共通の中心軸線を有して設けられ、前記モータにより回転される回転軸と、
前記パーキング用螺合部に螺合した状態で一方回転方向に前記回転軸が回転することにより、前記中心軸線の軸方向に移動して、ブレーキパッドを押圧するパーキング用ピストン部と、前記制動用螺合部に螺合した状態で前記一方回転方向とは反対の他方回転方向に前記回転軸が回転することにより、前記軸方向の前記ブレーキパッドから離間する方向に前記パーキング用ピストン部が移動するとともに、前記軸方向に移動して、前記ブレーキパッドを押圧する制動用ピストン部とを含むピストンと、を備える、電動ブレーキ装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記ピストンは、前記ブレーキパッド側から前記パーキング用ピストン部および前記制動用ピストン部を覆うようにして、前記パーキング用ピストン部および前記制動用ピストン部に共通の構成として設けられ、前記ブレーキパッドに接触する単一のパッド接触部材を含み、
前記パーキング用ピストン部および前記制動用ピストン部は、前記パッド接触部材を介して、前記ブレーキパッドに接触して、前記ブレーキパッドを押圧するように構成されている、請求項1に記載の電動ブレーキ装置。
【請求項3】
前記パーキング用螺合部は、前記回転軸の外周面に設けられ、前記パーキング用ピストン部に螺合するパーキング用雄ネジであり、
前記制動用螺合部は、前記回転軸の内周面に設けられ、前記制動用ピストン部に螺合するボールネジである、請求項1に記載の電動ブレーキ装置。
【請求項4】
前記回転軸、前記パーキング用ピストン部および前記制動用ピストン部を収容するハウジングをさらに備え、
前記回転軸は、前記パーキング用ピストン部が前記ブレーキパッドをディスクロータに押し付けることによる反力を受けた際に、前記パーキング用ピストン部による前記ブレーキパッドの押圧方向とは反対の方向に移動するように構成されており、
前記回転軸は、前記回転軸が前記押圧方向とは反対の方向に移動した際に、前記ハウジングに当接する当接部を含む、請求項1に記載の電動ブレーキ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ブレーキ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータを備える電動ブレーキ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、モータと、モータにより回転される回転軸と、回転軸に螺合する単一のピストンとを備える電動ブレーキ装置が開示されている。上記ピストンは、回転軸の回転に伴い軸方向に進退移動する。そして、ピストンは、ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けて、ブレーキディスク(タイヤ)を制動するように構成されている。すなわち、電動ブレーキ装置は、通常運転時のブレーキとしてのいわゆるサービスブレーキとして使用される。
【0004】
上記電動ブレーキ装置は、ピストンによりブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けた状態を保持して、パーキング状態を保持するためのラチェット機構をさらに備えている。ラチェット機構は、電動ソレノイドにより駆動されて、ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けた状態で、ピストンの移動をロックしてパーキング状態を保持するように構成されている。すなわち、電動ブレーキ装置は、パーキングブレーキとしても使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006―142935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1の電動ブレーキ装置では、制動およびパーキングブレーキのために、駆動源として、モータおよび電動ソレノイドの両方が必要になっている。従来より、電動ブレーキ装置において、制動およびパーキングブレーキのための駆動源の部品点数を削減することが求められている。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、制動およびパーキングブレーキのための駆動源の部品点数を削減することが可能な電動ブレーキ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における電動ブレーキ装置は、モータと、パーキング用螺合部および制動用螺合部が共通の中心軸線を有して設けられ、モータにより回転される回転軸と、パーキング用螺合部に螺合した状態で一方回転方向に回転軸が回転することにより、中心軸線の軸方向に移動して、ブレーキパッドを押圧するパーキング用ピストン部と、制動用螺合部に螺合した状態で一方回転方向とは反対の他方回転方向に回転軸が回転することにより、軸方向のブレーキパッドから離間する方向にパーキング用ピストン部が移動するとともに、軸方向に移動して、ブレーキパッドを押圧する制動用ピストン部とを含むピストンと、を備える。
【0009】
この発明の一の局面における電動ブレーキ装置では、上記のように、回転軸のパーキング用螺合部に螺合した状態で一方回転方向に回転軸が回転することにより、中心軸線の軸方向に移動して、ブレーキパッドを押圧するパーキング用ピストン部と、回転軸の制動用螺合部に螺合した状態で一方回転方向とは反対の他方回転方向に回転軸が回転することにより、軸方向のブレーキパッドから離間する方向にパーキング用ピストン部が移動するとともに、軸移動して、ブレーキパッドを押圧する制動用ピストン部と、を備える。これによって、駆動源であるモータにより、回転軸の回転方向を切り替えることによって、パーキング用ピストン部を移動させて、パーキング状態を保持することができる。また、駆動源であるモータにより、回転軸の回転方向を切り替えることによって、制動用ピストン部を移動させて、ブレーキパッドをディスクロータに押し付けてディスクロータ(タイヤ)を制動することができる。すなわち、1つのモータのみにより制動およびパーキング状態を保持することができる。したがって、従来のようなパーキング状態を保持するための電動ソレノイドが不要となる。その結果、制動およびパーキングブレーキのための駆動源の部品点数を削減することができる。
【0010】
上記一の局面における電動ブレーキ装置において、好ましくは、ピストンは、ブレーキパッド側からパーキング用ピストン部および制動用ピストン部を覆うようにして、パーキング用ピストン部および制動用ピストン部に共通の構成として設けられ、ブレーキパッドに接触する単一のパッド接触部材を含み、パーキング用ピストン部および制動用ピストン部は、パッド接触部材を介して、ブレーキパッドに接触して、ブレーキパッドを押圧するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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