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公開番号2025120609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015511
出願日2024-02-05
発明の名称留め具
出願人株式会社パイオラックス
代理人個人
主分類F16B 5/06 20060101AFI20250808BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】弾性爪が外れる方向に移動することを抑えた留め具を提供する。
【解決手段】互いに交差するように設けられた複数の直線状の辺縁部を有する取付孔16に取り付けられる留め具10は、辺縁部に係止する弾性爪を有する複数の係止部22a,22b,22cと、取付孔16への挿入方向に突出して形成される複数の回転規制壁部24a,24b,24cと、を備える。回転規制壁部24a,24b,24cは、複数の係止部22a,22b,22cの間であって取付孔16の縁に沿う位置に、それぞれ形成される。複数の辺縁部は、3辺以上であり、それぞれ異なった角度で交差する。回転規制壁部のうち少なくとも1つは、隣接する2つの辺縁部に当接可能な一対の直線部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに交差するように設けられた複数の直線状の辺縁部を有する取付孔に取り付けられる留め具であって、
前記辺縁部に係止する弾性爪を有する複数の係止部と、
前記取付孔への挿入方向に突出して形成される複数の回転規制壁部と、を備え、
前記回転規制壁部は、複数の前記係止部の間であって前記取付孔の縁に沿う位置に、それぞれ形成され、
複数の前記辺縁部は、3辺以上であり、それぞれ異なった角度で交差し、
前記回転規制壁部のうち少なくとも1つは、隣接する2つの前記辺縁部に当接可能な一対の直線部を有することを特徴とする留め具。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記回転規制壁部のうち少なくとも1つは前記係止部に連なって連続して形成されることを特徴とする請求項1に記載の留め具。
【請求項3】
複数の前記回転規制壁部は、前記係止部よりも高さが低いことを特徴とする請求項1または2に記載の留め具。
【請求項4】
前記取付孔の角は湾曲して形成されており、
前記回転規制壁部のうち少なくとも1つは、前記取付孔の角に沿って湾曲して一対の前記直線部の間に配置される湾曲部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の留め具。
【請求項5】
前記取付孔への取付状態において、前記回転規制壁部および前記取付孔内周面の間に隙間が設けられており、前記留め具は前記取付孔内周面と前記隙間の位置でシール部材を挟むことを特徴とする請求項1または2に記載の留め具。
【請求項6】
前記回転規制壁部の外径側に前記回転規制壁部よりも高さが低いリブをさらに備え、
前記シール部材は、前記リブの外径側に配置されており、
前記取付孔への取付状態において、前記リブは、前記シール部材を押して前記隙間に入り込ませることを特徴とする請求項5に記載の留め具。
【請求項7】
互いに交差するように設けられた複数の直線状の辺縁部を有する取付孔に取り付けられる留め具であって、
前記辺縁部に係止する弾性爪を有する複数の係止部と、
前記取付孔への挿入方向に突出して形成される複数の回転規制壁部と、
前記回転規制壁部の外径側に前記回転規制壁部よりも高さが低いリブと、を備え、
前記回転規制壁部は、複数の前記係止部の間であって前記取付孔の縁に沿う位置に、それぞれ形成され、
前記取付孔への取付状態において、前記回転規制壁部および前記取付孔の間に隙間が設けられており、
前記取付孔への取付状態において、前記リブは、前記取付孔と前記留め具の間に介在するシール部材を圧接して前記隙間に入らせることを特徴とする留め具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、取付部材の取付孔に取り付けられる留め具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、金属板に形成された開口部を閉塞する閉塞具が開示されている。この閉塞具は、周縁リムを有するキャップと、キャップから軸線方向に突出する湾曲壁と、弾性変形可能な関節ヒンジ部を介して湾曲壁の側部に連結されるスナップ止めブレード部とを備える。スナップ止めブレード部は、金属板の開口部に縁に引っかかることで、閉塞具が金属板を閉塞した状態になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2009-133487号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
留め具が取り付けられる取付部材の取付孔には、直線状の辺縁部が交差するように複数設けられるものがある。この取付孔に留め具が弾性爪によって取り付けられた場合に、留め具に特定の方向の外力が加わると、留め具が回転して弾性爪が外れる方向に移動するおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、弾性爪が外れる方向に移動することを抑えた留め具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、互いに交差するように設けられた複数の直線状の辺縁部を有する取付孔に取り付けられる留め具であって、辺縁部に係止する弾性爪を有する複数の係止部と、取付孔への挿入方向に突出して形成される複数の回転規制壁部と、を備える。回転規制壁部は、複数の係止部の間であって取付孔の縁に沿う位置に、それぞれ形成され、複数の辺縁部は、3辺以上であり、それぞれ異なった角度で交差し、回転規制壁部のうち少なくとも1つは、隣接する2つの辺縁部に当接可能な一対の直線部を有する。
【0007】
本発明の別の態様は、互いに交差するように設けられた複数の直線状の辺縁部を有する取付孔に取り付けられる留め具である。この留め具は、辺縁部に係止する弾性爪を有する複数の係止部と、取付孔への挿入方向に突出して形成される複数の回転規制壁部と、回転規制壁部の外周側に回転規制壁部よりも高さが低いリブと、を備える。回転規制壁部は、複数の係止部の間であって取付孔の縁に沿う位置に、それぞれ形成され、取付孔への取付状態において、回転規制壁部および取付孔の間に隙間が設けられており、取付孔への取付状態において、リブは、取付孔と留め具の間に介在するシール部材を圧接して隙間へ押し込む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、弾性爪が外れる方向に移動することを抑えた留め具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の留め具を取付部材に取り付ける工程について説明するための図である。
裏側から見た留め具の斜視図である。
図3(a)は、留め具の裏面図であり、図3(b)は、留め具の側面図である。
裏側から見た取付部材に取り付けた状態の留め具を示す図である。
取付部材に取り付けた状態の留め具の部分断面図であり、第3回転規制壁部の側方を見た図である。
取付部材に取り付けた状態の留め具の部分断面図であり、第3回転規制壁部上を通る断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、実施例の留め具10を取付部材14に取り付ける工程について説明するための図である。留め具10は、シール部材12を挟んで取付部材14の取付孔16に取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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