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公開番号
2025022688
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024007104
出願日
2024-01-20
発明の名称
空気弁
出願人
協和工業株式会社
代理人
個人
主分類
F16K
37/00 20060101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】配管の通水状態と断水状態の状況を容易に確認することが可能な空気弁を提供する。
【解決手段】この空気弁1は、通水状態と断水状態になり得る配管に繋がれる弁箱2と、大空気孔3aが形成され弁箱2の上部に装着される蓋体3と、弁箱2内に配され、蓋体3の大空気孔3aを下方から塞ぎ得、小空気孔4aが形成された遊動弁体4と、弁箱2内に配され、小空気孔4aを下方から塞ぎ得るフロート弁体5と、小空気孔4aに上方から挿通し得るピン部6a及びその上側に設けられ遊動弁体4により上下動可能に保持されるピン頭部6bを有するピン体6と、蓋体3が装着された弁箱2を覆い得、ピン頭部6bが挿通し得るピン頭部挿通孔8aを有するカバー体8と、を備え、ピン頭部6bは、配管が断水状態だとピン頭部6bの上端がカバー体8の上面の近傍に位置した状態となり、配管が通水状態だと上がってカバー体8の上面から長く突出した状態となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
通水状態と断水状態になり得る配管に繋がれる弁箱と、
大空気孔が形成され前記弁箱の上部に装着される蓋体と、
前記弁箱内に配され、前記蓋体の前記大空気孔を下方から塞ぎ得、小空気孔が形成された遊動弁体と、
前記弁箱内に配され、前記小空気孔を下方から塞ぎ得るフロート弁体と、
前記小空気孔に上方から挿通し得るピン部及びその上側に設けられ前記遊動弁体により上下動可能に保持されるピン頭部を有するピン体と、
前記蓋体が装着された前記弁箱を覆い得、前記ピン頭部が挿通し得るピン頭部挿通孔を有するカバー体と、を備え、
前記ピン頭部は、前記配管が前記断水状態だと該ピン頭部の上端が前記カバー体の上面の近傍に位置した状態となり、前記配管が前記通水状態だと上がって前記カバー体の上面から長く突出した状態となる空気弁。
続きを表示(約 84 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空気弁において、
前記遊動弁体により下方から支持され前記ピン頭部を下方から支持する弾性体を更に備えている空気弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水が流れる配管に繋がれ吸排気を行う空気弁に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
空気弁は、上下水道、農業用水のパイプライン又は工業用水のパイプラインなどの配管に繋がれて複数箇所に設けられ、いろいろな場所で広く用いられている。空気弁は、大空気孔及び小空気孔を有している。空気弁は、上流側のポンプを止めた(或いは上流側のバルブを閉じた)ときなど配管が通水状態から断水状態に切り替わるとき、吸気により外部の大気を大空気孔を経て配管内に導いて配管の中の水を急速に抜くことができる。また、上流側のポンプを稼働させた(或いは上流側のバルブを開いた)ときなど配管が断水状態から通水状態に切り替わるとき、多量排気(急速排気)により、配管の中の空気(その他の気体も含む)を大空気孔を経て外部に急速に排気することができる。多量排気が終わった後には、水が通常の圧力で配管を流れる通常の通水状態となり、様々な原因で配管に混入した空気を少量ずつ小空気孔を経て外部に排気する少量排気が行われる。
【0003】
空気弁は、基本構造として、配管に繋がれる弁箱と、大空気孔が形成され弁箱に装着される蓋体と、弁箱内に配され蓋体の大空気孔を下方から塞ぎ得、小空気孔が形成された遊動弁体と、弁箱内に配され小空気孔を下方から塞ぎ得るフロート弁体と、蓋体が装着された弁箱を覆い得るカバー体と、を備えているものも多い(例えば、特許文献1、2)。フロート弁体と遊動弁体とは、水よりも比重が小さいものである。空気弁と配管の間には、通常、弁箱への水の浸入を制御する止水弁の部分を有する別体の補修弁が連接されている。
【0004】
空気弁は、上記の基本構造に加えて、様々な機能の構造が知られている。例えば、特許文献1には、フロート弁体が、中央孔を有する厚肉円筒状のフロート周辺部と、略円柱状であって中央孔に挿入されるフロート中央部と、から成る空気弁が開示されており、空気弁の傾斜角度が大きくても、少量排気時にフロート中央部により小空気孔を適正に塞ぐことができるものとなっている。特許文献2には、小空気孔に上方から挿通し得るピン体が開示されており、小空気孔及びその近傍における異物の付着を効率的に抑制できるものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-044356号公報
特開2021-116899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、配管の通水状態と断水状態は、例えば、農業用水のパイプラインなどのように、配管の通水状態と断水状態が頻繁に(例えば、日単位に)切り替わる場合が有る。このような場合、配管が通水状態か断水状態かは、一般的には配管の供給先(圃場や配管の先端)に赴いて水の流速などを見て確認するが、途中にバルブが有ったり配管の一部に不具合が有ったりする場合も有り、配管全体の通水状態と断水状態の状況が所望の通りかどうかを確認できるわけではない。本願発明者は、配管の通水状態と断水状態の状況を、配管の複数箇所に設けられた空気弁によって容易に確認できるようにするのが望ましいと考え、鋭意研究し、本願発明を創出した。
【0007】
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、配管の通水状態と断水状態の状況を容易に確認することができる空気弁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の空気弁は、通水状態と断水状態になり得る配管に繋がれる弁箱と、大空気孔が形成され前記弁箱の上部に装着される蓋体と、前記弁箱内に配され、前記蓋体の前記大空気孔を下方から塞ぎ得、小空気孔が形成された遊動弁体と、前記弁箱内に配され、前記小空気孔を下方から塞ぎ得るフロート弁体と、前記小空気孔に上方から挿通し得るピン部及びその上側に設けられ前記遊動弁体により上下動可能に保持されるピン頭部を有するピン体と、前記蓋体が装着された前記弁箱を覆い得、前記ピン頭部が挿通し得るピン頭部挿通孔を有するカバー体と、を備え、前記ピン頭部は、前記配管が前記断水状態だと該ピン頭部の上端が前記カバー体の上面の近傍に位置した状態となり、前記配管が前記通水状態だと上がって前記カバー体の上面から長く突出した状態となる。
【0009】
請求項2に記載の空気弁は、請求項1に記載の空気弁において、前記遊動弁体により下方から支持され前記ピン頭部を下方から支持する弾性体を更に備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る空気弁によれば、配管の通水状態と断水状態の状況を容易に確認することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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