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公開番号2025112464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006692
出願日2024-01-19
発明の名称固定具
出願人株式会社TOP-UP
代理人個人
主分類F16B 2/08 20060101AFI20250725BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】工具が固定具に対して位置ずれすることを抑制でき、かつ、固定具を固定対象物に固定する過程で固定具の割れを抑制できる、固定具を提供する。
【解決手段】第1方向B1に延ばされた本体部13と、本体部13に接続された第1立ち上げ部及び第2立ち上げ部と、を有し、本体部13は、第2方向B2で第1立ち上げ部と第2立ち上げ部との間に配置され、第1立ち上げ部に接続された第1腕部17と、第2立ち上げ部に接続された第2腕部18と、が設けられ、本体部13は、第1方向B1に延ばされたプレート部と、プレート部から突出された支持部23,26と、プレート部及び支持部23,26を貫通して設けられ、かつ、固定具が進入される取り付け孔24,28と、を有し、支持部23,26の外周面には、プレート部から先端に近づくことに伴い外径φ2,φ4が縮小するテーパが施されているンサートクリップ10を構成した。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
固定対象物の取り付け面に固定され、かつ、前記取り付け面に沿うように第1方向に延ばされた本体部と、
前記本体部に接続された第1立ち上げ部及び第2立ち上げ部と、
を有し、
前記第1立ち上げ部及び前記第2立ち上げ部は、前記取り付け面に沿う方向で前記第1方向に対して交差する第2方向に間隔をおいて配置され、
前記本体部は、前記第2方向で前記第1立ち上げ部と前記第2立ち上げ部との間に配置され、
前記第1立ち上げ部に接続され、かつ、支持対象物の周囲の一部を囲むように配置される第1腕部と、
前記第2立ち上げ部に接続され、かつ、前記支持対象物の周囲の一部を囲むように配置される第2腕部と、
が設けられ、
前記本体部は、
前記第1方向に延ばされたプレート部と、
前記プレート部のうち前記取り付け面の反対の位置から突出された支持部と、
前記プレート部及び前記支持部を貫通して設けられ、かつ、固定具が進入される取り付け孔と、
を有し、
前記支持部の外周面には、前記プレート部から先端に近づくことに伴い外径が縮小するテーパが施されている、固定具。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1記載の固定具において、
前記本体部は、前記プレート部のうち前記取り付け面の反対の位置から突出され、かつ、前記支持部を囲むように設けられた環状の壁部を更に備え、
前記壁部の内周面には、前記プレート部から先端に近づくことに伴い内径が拡大するテーパが施されている、固定具。
【請求項3】
請求項2記載の固定具において、
前記支持部と前記壁部との間に、前記支持部を中心とする環状の凹部が設けられている、固定具。
【請求項4】
請求項3記載の固定具において、
前記支持部は、前記第1方向に間隔をおいて設けられた第1支持部及び第2支持部を含み、
環状の前記壁部は、
前記第1支持部を囲むように設けられた第1壁部と、
前記第2支持部を囲むように設けられた第2壁部と、
を含む、固定具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、支持対象物を固定対象物に取り付ける固定具に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
支持対象物を固定対象物に取り付ける固定具の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された固定具は、配水管(支持対象物)を結束するサドルバンド(固定具)と、サドルバンドが固定される金具(固定対象物)と、サドルバンドに設けられた2つの丸穴と、金具に設けられた長穴と、丸穴及び長穴に挿入されるボルトと、ボルトがねじ込まれるナットと、を有する。ボルト及びナットは、配水管の幅方向で、配水管の両側に配置される。長尺物を対象物に取り付ける固定具は、特許文献2にも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-9261号公報
特開平9-126358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び特許文献2に記載されている固定具では、固定具を固定対象物に固定する工具が固定具に対して位置ずれすること、及び固定具を固定対象物に固定する過程で固定具の割れが生じること、について認識されておらず、これらの点で改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、工具が固定具に対して位置ずれすることを抑制でき、かつ、固定具を固定対象物に固定する過程で固定具の割れを抑制できる、固定具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態の固定具は、固定対象物の取り付け面に固定され、かつ、前記取り付け面に沿うように第1方向に延ばされた本体部と、前記本体部に接続された第1立ち上げ部及び第2立ち上げ部と、を有し、前記第1立ち上げ部及び前記第2立ち上げ部は、前記取り付け面に沿う方向で前記第1方向に対して交差する第2方向に間隔をおいて配置され、前記本体部は、前記第2方向で前記第1立ち上げ部と前記第2立ち上げ部との間に配置され、
前記第1立ち上げ部に接続され、かつ、支持対象物の周囲の一部を囲むように配置される第1腕部と、前記第2立ち上げ部に接続され、かつ、前記支持対象物の周囲の一部を囲むように配置される第2腕部と、が設けられ、前記本体部は、前記第1方向に延ばされたプレート部と、前記プレート部のうち前記取り付け面の反対の位置から突出された支持部と、前記プレート部及び前記支持部を貫通して設けられ、かつ、固定具が進入される取り付け孔と、を有し、前記支持部の外周面には、前記プレート部から先端に近づくことに伴い外径が縮小するテーパが施されている。
【発明の効果】
【0007】
一実施形態の固定具は、固定具を固定対象物に固定する工具が固定具に対して位置ずれすることを抑制でき、かつ、固定具を固定対象物に固定する過程で固定具の割れを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示における固定具の一実施形態であるインサートクリップが、管体を保持していない状態の平面図である。
図1Aのインサートクリップの底面図である。
図1のインサートクリップをII-II線に沿って破断した正面断面図である。
図3(A)は、インサートクリップが管体を保持している状態の平面図、図3(B)は、インサートクリップが管体を保持している状態の側面図である。
図4(A)は、インサートクリップの斜視図、図4(B)は、インサートクリップが管体を保持していない状態の側面図である。
インサートクリップが管体を保持している状態の側面図である。
インサートクリップの他の具体例を示す平面図である。
図6Aのインサートクリップの底面図である。
図6Aのインサートクリップを、VII-VII線に沿って破断した正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(概要)
本実施形態の固定具は、支持対象物を固定対象物に取り付ける場合に用いられる。固定具は、例えば、工具から固定対象物へ向けて打ち出される固定要素、または、固定対象物へねじ込まれる固定要素により、固定対象物へ固定される。工具は、空気圧で動作するもの、または電動モータの回転力で動作するもの、作業者が手作業で動作させるもの、のうちの何れであってもよい。本実施形態の固定具は、図1A、図1B、図2、図3、図4、図5、図6A、図6B、図7に基づいて説明されている。
【0010】
固定具の一例であるインサートクリップ10は、支持対象物の一例である長尺状の管体11を、固定対象物12に対して取り付けるためのものである。管体11は、長尺物として把握することもできる。固定対象物12は、建築物の構造体、例えば、柱、土台、壁、床、屋根版、小屋組、梁等のうちの何れであってもよい。インサートクリップ10は、ガチャバンドまたはサドルバンドと定義してもよい。管体11は、例えば、合成樹脂製であり、かつ、可撓性を有する。管体11は、例えば、ケーブルを覆うコルゲートパイプ、または、ウレタンフォームが巻かれたパイプである。図4(B)及び図5に示された管体11は、中心線A1に対して垂直な平面における外周面形状が、例えば略円形である。中心線A1は、管体11の中心を通る仮想線であり、中心線A1は、第1方向B1に沿って配置されるものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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