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公開番号2025147423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024047671
出願日2024-03-25
発明の名称電動弁
出願人株式会社不二工機
代理人個人
主分類F16H 25/20 20060101AFI20250930BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】嵌合溝の摩耗を抑制すると共に嵌合溝が不均一に摩耗することを防ぐ。
【解決手段】第1流路14と第2流路15に連通する弁室13を内部に有する弁本体12と、弁室内に形成した弁座16に対し進退動する弁体18と、弁体を駆動する電動機31と、電動機の回転を減速する減速機構21と、減速機構により減速された回転を出力する出力軸22と、出力軸の回転運動を直線運動に変換して弁体に伝達する伝達機構23を備え、伝達機構は、出力軸に形成したスリット状の嵌合溝22aに上下動可能に嵌入させた板状部25cおよび外周面に形成した雄ねじ部25aを有する送りねじ部材25と、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部24aを有する軸受部材24を有する電動弁で、嵌合溝に連通し板状部の先端部を非接触状態で受け入れ可能な逃がし部22bを嵌合溝の奥部に設けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1流路および第2流路に連通する弁室を内部に有する弁本体と、
前記弁室内に形成した弁座に対して進退動する弁体と、
前記弁体を駆動する電動機と、
前記電動機の回転を減速する減速機構と、
前記減速機構により減速された回転を出力する出力軸と、
前記出力軸の回転運動を直線運動に変換して弁体に伝達する伝達機構と、
を備え、
前記伝達機構は、
前記出力軸に形成したスリット状の嵌合溝に上下動可能に嵌入させた板状部、および、外周面に形成した雄ねじ部を有する、送りねじ部材と、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有する軸受部材と、
を有する
電動弁であって、
前記嵌合溝に連通し前記板状部の先端部を非接触状態で受け入れ可能な逃がし部を前記嵌合溝の奥部に設けた
ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 66 文字)【請求項2】
前記板状部の先端が、閉弁状態において前記逃がし部の内部に配置される
請求項1に記載の電動弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に係り、特に、ギア式電動弁の動力伝達部の構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ステッピングモータ等の電動機を使用して弁の開度を調整し冷媒の流量を制御する電動弁が空気調和機や冷蔵・冷凍装置などの冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置に従来から使用されている。
【0003】
また、このような電動弁としてギア式の電動弁がある。図5~図7はギア式電動弁の一例を示すものである。これらの図に示すように当該電動弁41は、第1流路管14および第2流路管15に連通する弁室13を内部に有する弁本体12と、弁室13内に形成した弁座16に対して進退動する弁体18と、弁体18を駆動する電動機31と、電動機31の回転を減速する減速機構(不思議遊星歯車減速機構)21と、減速機構21により減速された回転を出力する出力軸22と、出力軸22の回転運動を直線運動に変換して弁体18に伝達する伝達機構23とを備えている。
【0004】
伝達機構23は、出力軸22に形成したスリット状の嵌合溝22aに上下動可能に嵌入させた板状部25cを有する送りねじ部材25と、軸受部材24の中心孔の下部内面に形成した雌ねじ部24aとを有する。送りねじ部材25はその外周面に、軸受部材24の雌ねじ部24aに螺合する雄ねじ部25aを有し、これらの雄ねじ部25aと雌ねじ部24aとにより送りねじが構成されている。したがって、出力軸22の回転が嵌合溝22aおよび板状部25cを介して送りねじ部材25に伝えられると、送りねじ部材25は回転しながら上下方向に移動する。そして、送りねじ部材25の上下動は、ボール状継手26を介して弁体18に伝えられる。
【0005】
また、このような電動弁を開示する文献として下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-9025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、従来の電動弁41では、弁体18の上下動に伴い、出力軸22の嵌合溝(以下単に「溝」と言うことがある)22a内で送りねじ部材25の板状部25cが上下方向に摺動するため、経年使用により嵌合溝22aが摩耗することがある。
【0008】
ここで、嵌合溝22aの下部(入口部)は常に板状部25cと接触しているのに対して、嵌合溝22aの上部(奥部)は板状部25cが上昇したときにのみ板状部25cと接触するため、溝下部は深く削られ、溝上部は比較的削られる量が少なくなり、嵌合溝22aが不均一に摩耗する。このため従来、出力軸22と送りねじ部材25(板状部25c)との間にがたつきが生じたり出力軸22と送りねじ部材25の同軸性が低下する可能性があった。
【0009】
また、板状部25cの先端(上端)角部25dが接触する部分は、送りねじ部材25の上昇時に嵌合溝22a内を上方へ押し進む当該角部25dによって削られやすく、摩耗しやすい面もある。
【0010】
したがって、本発明の目的は、嵌合溝22aの摩耗を抑制するとともに、嵌合溝22aが不均一に摩耗することを防ぐことにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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