TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025108185
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001944
出願日
2024-01-10
発明の名称
曲線ガイド
出願人
THK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
29/06 20060101AFI20250715BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】転動体がスムーズに循環する曲線ガイドを提供する。
【解決手段】円弧状のレールと、レールに対して相対移動可能なブロックと、レールの転動部とブロックの転動部との間の転動路(13a)、戻し路、転動路(13a)と戻し路に接続されるターン路(10a)を含む循環路に配置される複数の転動体と、を備える曲線ガイドにおいて、ターン路(10a)は円弧状の転動路(13a)の曲率中心(O)を起点に湾曲させたものであることを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
円弧状のレールと、
前記レールに対して相対移動可能なブロックと、
前記レールの転動部と前記ブロックの転動部との間の転動路、戻し路、前記転動路と前記戻し路に接続されるターン路を含む循環路に配置される複数の転動体と、を備える曲線ガイドにおいて、
前記ターン路は円弧状の前記転動路の曲率中心を起点に湾曲させたものであることを特徴とする曲線ガイド。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記転動路と前記ターン路は接線が実質的に連続するように接続されることを特徴とする請求項1に記載の曲線ガイド。
【請求項3】
前記曲線ガイドの内周側の循環路のターン路の軌道(F
X
´
i
,F
Y
´
i
,F
Z
´
i
)は、リニアガイドのターン路の軌道(F
X
,F
Y
,F
Z
)、前記曲線ガイドの内周側の循環路の転動路又は戻し路の軌道の曲率半径R
i
を用いて、式1のように表され、
及び/又は、
前記曲線ガイドの外周側の循環路のターン路の軌道(F
X
´
O
,F
Y
´
O
,F
Z
´
O
)は、リニアガイドのターン路の軌道(F
X
,F
Y
,F
Z
)、前記曲線ガイドの外周側の循環路の転動路又は戻し路の軌道の曲率半径R
O
を用いて、式2のように表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の曲線ガイド。
(式1)
F
X
´
i
=R
i
(1-cosγ)+F
X
・cosγ
F
Y
´
i
=R
i
・sinγ-F
X
・sinγ
F
Z
´
i
=F
Z
ここで、γはターン始点からの円弧角であり、γ=F
Y
/R
i
である。
(式2)
F
X
´
O
=-R
O
(1-cosγ)+F
X
・cosγ
F
Y
´
O
=R
O
・sinγ+F
【請求項4】
前記リニアガイドのターン路の軌道(F
X
,F
Y
,F
Z
)を、前記リニアガイドのXZ断面における断面軌道曲線、及び前記リニアガイドの長手方向をY軸とし、前記断面軌道曲線のターン始点からの軌道長さωをW軸の長さωとした仮想平面上に描かれた長手軌道曲線に基づいて形成し、
(F
X
,F
Z
)は、前記断面軌道曲線のX,Z座標であり、
F
Y
は、前記仮想平面のW軸の前記ωを変数にした前記長手軌道曲線のY座標であることを特徴とする請求項3に記載の曲線ガイド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、円弧状のレールに沿ってブロックが移動する曲線ガイドに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
テーブル等の可動体の円弧運動を案内するために曲線ガイドが用いられる(特許文献1参照)。曲線ガイドは、円弧状のレールと、レールに沿って相対移動可能なブロックと、を備える。レールの転動部とブロックの転動部との間の転動路、戻し路、転動路と戻し路に接続されるターン路によって転動体の循環路が構成される。循環路には複数の転動体が配置される。レールに対してブロックが相対移動すると、転動体が転動路を転がりながら移動する。転動路を移動した転動体はターン路に入り、戻し路を転動路とは反対側に移動し、もう一つのターン路から再び転動路に入る。
【0003】
従来の曲線ガイドにおいて、レールは円弧状である。転動路は円弧状のレールに沿う円弧状である。戻し路は円弧状又は直線状である。ターン路にはリニアガイドのターン路が適用されており、ターン路は半円状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-089772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
曲線ガイドにおいて転動体がスムーズに循環するためには、円弧状の転動路とターン路を接線で滑らかに接続することが必要になる。しかし従来の曲線ガイドのように、リニアガイドのターン路を曲線ガイドに適用し、円弧状の転動路と半円状のターン路を接線で滑らかに接続すると、レールが円弧状に曲がっているので、曲線ガイドの内周側ではターン路が狭くなり、転動体が通りにくくなり、曲線ガイドの外周側ではターン路が広くなり、転動体が蛇行し易くなるという課題がある。
【0006】
本発明は上記課題を鑑みたものであり、転動体がスムーズに循環する曲線ガイドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、円弧状のレールと、前記レールに対して相対移動可能なブロックと、前記レールの転動部と前記ブロックの転動部との間の転動路、戻し路、前記転動路と前記戻し路に接続されるターン路を含む循環路に配置される複数の転動体と、を備える曲線ガイドにおいて、前記ターン路は円弧状の前記転動路の曲率中心を起点に湾曲させたものであることを特徴とする曲線ガイドである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、曲線ガイドの内周側でターン路が狭くなり、曲線ガイドの外周側でターン路が広くなるのを防止できる。したがって、転動体がスムーズに循環する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の曲線ガイドの斜視図である。
図2(a)は本実施形態の曲線ガイドの平面図であり、図2(b)は側面図であり、図2(c)は正面図である。
図3(a)は本実施形態の曲線ガイドの内周側の循環路を示す斜視図であり、図3(b)は外周側の循環路を示す斜視図である。
図4(a)はリニアガイドの循環路の軌道を示し、図4(b)は本実施形態の曲線ガイドの循環路の軌道を示す。
図5(a)は本実施形態の曲線ガイドの内周側のターン路の軌道を示し、図5(b)は外周側のターン路の軌道を示す。
本実施形態の曲線ガイドの転動路の曲率半径を示す図である。
本実施形態の曲線ガイドを直線状に展開したリニアガイドの斜視図である。
図8(a)はリニアガイドの断面軌道曲線の概念図であり、図8(b)はリニアガイドの長手軌道曲線の概念図である。
図9(a)はリニアガイドの断面軌道曲線の具体例を示す図であり、図9(b)はリニアガイドの長手軌道曲線の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態の曲線ガイドを説明する。ただし本発明の曲線ガイドは種々の形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
(曲線ガイド)
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
THK株式会社
ロボット
1か月前
THK株式会社
曲線ガイド
2日前
THK株式会社
Ni基合金製積層造形物
17日前
個人
流路体
6か月前
個人
ホース保持具
3か月前
個人
クラッチ装置
6か月前
個人
トーションバー
3か月前
個人
差動歯車用歯形
29日前
個人
固着具と成形品部材
6か月前
個人
回転式配管用支持具
5か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
23日前
個人
地震の揺れ回避装置
1日前
株式会社オンダ製作所
継手
5か月前
株式会社アイシン
駆動装置
6か月前
株式会社ミクニ
弁装置
5か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
18日前
株式会社三協丸筒
枠体
3か月前
個人
ベルトテンショナ
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
株式会社ミクニ
弁装置
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
18日前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
4か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
5か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
5か月前
未来工業株式会社
固定体
7か月前
続きを見る
他の特許を見る