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公開番号2025110990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005101
出願日2024-01-17
発明の名称封止装置
出願人株式会社荒井製作所
代理人個人
主分類F16J 13/10 20060101AFI20250723BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】抜けにくさの封止性を維持しながら、挿入しやすくする挿入荷重を低下させる封止装置を提供する。
【解決手段】弾性力によってリップを穴部2内壁2cに圧接させて当該穴部2を封止する封止装置であって、最小円径面部から最大円径面部に向けて第1テーパ面15を有してなる逆円錐台形状の封止部1が、複数個多段状に一体成形されてなり、少なくとも一つの封止部1は、第1テーパ面15から連続して形成され、第一テーパ面15と異なる傾斜角度とした第2テーパ面16を含み、第1テーパ面15の傾斜角度をθ1、第2テーパ面16の傾斜角度をθ2としたときに、θ1>θ2の関係を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
弾性力によってリップを穴部内壁に圧接させて当該穴部を封止する封止装置であって、
最小円径面部から最大円径面部に向けて第1テーパ面を有してなる逆円錐台形状の封止部が、複数個多段状に一体成形されてなり、
少なくとも一つの封止部は、第1テーパ面から連続して形成され、第一テーパ面と異なる傾斜角度とした第2テーパ面を含み、
第1テーパ面の傾斜角度をθ1、第2テーパ面の傾斜角度をθ2としたときに、θ1>θ2の関係を有することを特徴とする封止装置。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記θ1と前記θ2との傾斜角度の比θ1/θ2は、2~14であることを特徴とする請求項1に記載の封止装置。
【請求項3】
第2テーパ面の圧入方向幅をd、第2テーパ面を備えていない封止部の最大径面部のリップの圧入しろをcとしたときに、c>dの関係を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の封止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、穴部を封止する封止装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から鋸歯状の封止部を有する封止装置が知られている。例えば、特許文献1には、環状空間に挿入されるプラグ(封止装置)の外側リブは、断面において、鋸歯の形状を有し、該鋸歯の形状は、径方向外方で、プラグの大径端部に向かって上昇する上昇表面と、傾斜した内方曲がりを有する下降表面とを有していることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2015-530708公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般にこのような封止装置では、挿入荷重が大きいと挿入に大きな力を要するため挿入しにくくなるためできるだけ挿入荷重を低くしたい。この場合、挿入荷重を低くするには圧入しろを小さくすれば良いが、それでは抜き荷重が低下して抜けやすくなってしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、抜けにくさの封止性を維持しながら、挿入しやすくする挿入荷重を低下させる封止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するために、第一の発明は、弾性力によってリップを穴部内壁に圧接させて当該穴部を封止する封止装置であって、最小円径面部から最大円径面部に向けて第1テーパ面を有してなる逆円錐台形状の封止部が、複数個多段状に一体成形されてなり、 少なくとも一つの封止部は、第1テーパ面から連続して形成され、第一テーパ面と異なる傾斜角度とした第2テーパ面を含み、第1テーパ面の傾斜角度をθ1、第2テーパ面の傾斜角度をθ2としたときに、θ1>θ2の関係を有することを特徴とする。
第二の発明は、第一の発明において、前記θ1と前記θ2との傾斜角度の比θ1/θ2は、2~14であることを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明において、第2テーパ面の圧入方向幅をd、第2テーパ面を備えていない封止部の最大径面部のリップの圧入しろをcとしたときに、c>dの関係を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、抜けにくさの封止性を維持しながら、挿入しやすくする挿入荷重を低下させる封止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例に係る封止装置を示す斜視図である。
(A)及び(B)は、図1のAとBで示す部分の拡大図である。
本発明の実施例に係る封止装置の比較結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[封止装置]
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明の封止装置1は、図1に示すように、弾性力によってリップ(第1リップ11a、第2リップ11b及び第3リップ11c)を穴部2内壁2cに圧接させて当該穴部2を封止し、最小円径面部から最大円径面部に向けて漏斗状の第1テーパ面15を有してなる逆円錐台形状の封止部11が、複数個多段状に一体成形されてなり、少なくとも一つの封止部11は、第1テーパ面15から連続して形成され、第一テーパ面15と異なる傾斜角度とした漏斗状の第2テーパ面16を含み、第1テーパ面15の傾斜角度をθ1、第2テーパ面16の傾斜角度をθ2としたときに、θ1>θ2の関係を有している。
【0010】
封止装置1は、穴部2の開口2aに向かっての封止部11が圧入され(図1の矢印と、符号T1参照)、当該穴部2を封止しようとする状態を示している。すなわち、弾性力によってリップ(第1リップ11a、第2リップ11b及び第3リップ11c)を穴部2内壁2cに圧接させて当該穴部2を封止する。
(【0011】以降は省略されています)

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