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公開番号
2025115468
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024009934
出願日
2024-01-26
発明の名称
可撓性合成樹脂管
出願人
エバック株式会社
代理人
個人
主分類
F16L
11/115 20060101AFI20250731BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 本発明は、従来の同径の外径を有する可撓性合成樹脂管に比して優れた流体の流通性を有し、且つ湾曲時においても優れた流体の流通性を有する可撓性合成樹脂管を提供する。
【解決手段】 本発明の可撓性合成樹脂管Pは、内周面を略平坦な面に形成しており且つ軟質合成樹脂を含む管主体1であって、上記軟質合成樹脂を含む複数の可撓片21を展開自在に折り畳んでなる突出片2が螺旋状に外方に向かって突設されている上記管主体1と、
上記管主体1の外周面における上記突出片間に螺旋状に巻着され且つ硬質合成樹脂を含む補強体3とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面を略平坦な面に形成しており且つ軟質合成樹脂を含む管主体であって、上記軟質合成樹脂を含む複数の可撓片を展開自在に重ね合わせてなる突出片が螺旋状に外方に向かって突設されている上記管主体と、
上記管主体の外周面における上記突出片間に螺旋状に巻着され且つ硬質合成樹脂を含む補強体とを含むことを特徴とする可撓性合成樹脂管。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
上記補強体の両端面と上記突出片との対向面は一体化されていないことを特徴とする請求項1に記載の可撓性合成樹脂管。
【請求項3】
上記突出片を構成している可撓片同士は、管主体の径方向に互いに相対変位可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可撓性合成樹脂管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟質合成樹脂よりなる管主体の外周面に補強体を螺旋状に巻着してなる可撓性合成樹脂管に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、可撓性を有する合成樹脂管としては、例えば、特許文献1に記載されている構造のものが提供されている。
【0003】
具体的には、特許文献1には、軟質合成樹脂からなる管体の外周面に断面円形の補強突条を、その一部を上記管体に埋入させた状態で螺旋状に巻着していると共に管体の内周面にゴム層を層着してなる耐磨耗性複合ホースが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-222183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記耐摩耗性複合ホースは、凸円弧状に湾曲する外側周壁部が伸長する一方、凹円弧状に湾曲する内側周壁部が圧縮することによって湾曲性を担保しているが、圧縮される内側周壁部が複合ホース内に突出し、複合ホース内を流通する水や空気などの流体の流通抵抗を生じるという問題点を有する。
【0006】
又、上記耐摩耗性複合ホースは、上述の通り、湾曲時に凸円弧状に湾曲する外側周壁部が伸長するが、湾曲度合いが大きくなると、外側周壁部の伸長可能な長さが、複合ホースの湾曲に必要な伸長長さをカバーすることができず、複合ホースが断面楕円形状に偏平し、その結果、複合ホース内を流通する流体の流通性が低下するという問題点を有する。
【0007】
そこで、耐摩耗性複合ホースにおいて、補強突条が添着されている部分を少なくして周壁部の伸長性を向上させ、その代わりに、補強突条の高さを高くすることによって、耐摩耗性複合ホース全体の機械的強度を保持することが考えられるが、補強突条を高くすると、耐摩耗性複合ホースの外径が大きくなるため、耐磨耗性複合ホースの外径を維持しようとすると、その分、耐摩耗性複合ホースの内径、即ち、流体の流通路が小さくなり、流体の流通性が低下するという別の問題点を生じる。
【0008】
又、空調機の室内機と室外機とを結ぶホース類は、ビル、マンション又は戸建て住宅などの構造物に設けられた配設孔を通じて配管される。近年、空調機が取り付けられた室内の湿度を保持するために、空調機の室内機と室外機を結ぶ冷媒導管やドレンを排出するためのドレンホースの他に、加湿ホースが束ねられた状態で配設孔内に配設されることがある。
【0009】
一方、構造物に設けられた配設孔は、既設されたものを利用することが多く、配設孔を新たに設け或いは配設孔を大きくすることは難しく、空調機の室内機と室外機を結ぶホース類は、外径を維持又は小径化しながら流体の流通性に優れたホース類が所望されている。
【0010】
更に、室内から配設孔を通じて室外に配設されたホース類は、外壁に沿って配設されることから、配設孔を出たホース類は湾曲され、この湾曲状態においても流体の流通性が確保されることが求められている。
(【0011】以降は省略されています)
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