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公開番号
2025117789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012699
出願日
2024-01-31
発明の名称
安全弁
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F16K
17/04 20060101AFI20250805BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】メンテナンス作業が容易な安全弁を提供する。
【解決手段】圧力タンクに連通する配管5のタンク側フランジ5Fに対して分離自在に連結された弁座側フランジ12Fを有する弁座12と、弁座12の開口12cを閉塞する閉塞位置、及び、開口12cを開放する開放位置に移動自在な弁体15、弁体15を閉塞位置に維持する付勢力を作用させる付勢部材17、弁体15及び付勢部材17を収容し、弁座側フランジ12Fに分離自在に連結されたケース側フランジ11Fを有する弁ケース11と、を備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
圧力タンクに連通する配管のタンク側フランジに対して分離自在に連結された弁座側フランジを有する弁座と、
前記弁座の開口を閉塞する閉塞位置、及び、前記開口を開放する開放位置に移動自在な弁体と、
前記弁体を前記閉塞位置に維持する付勢力を作用させる付勢部材と、
前記弁体及び前記付勢部材を収容し、前記弁座側フランジに分離自在に連結されたケース側フランジを有する弁ケースと、を備えている安全弁。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記タンク側フランジと、前記弁座側フランジとは、第1シール材を挟んで第1締結部材によって締結されている請求項1に記載の安全弁。
【請求項3】
前記弁座側フランジと前記ケース側フランジとは、第2シール材を挟んで第2締結部材によって締結されている請求項2に記載の安全弁。
【請求項4】
前記圧力タンクは、液体水素を貯留している請求項1に記載の安全弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全弁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
安全弁として特許文献1には、弁本体(文献では50、以下同様に符号を記載)の内部にシート(52)を備え、このシート(52)の上端の開口を開閉可能な位置にバルブ(弁体)(64)を配置し、このバルブ(64)を閉状態に維持するばね(82)を備えた安全弁が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-295952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された安全弁は、弁本体(50)の入口部(88)が、一次側容器に対し直接接続する構成である。このため、例えば、安全弁をメンテナンスする場合、一次側に接続した状態のままではメンテナンス作業が困難になることがあった。また、安全弁は、一部を分解することや、バルブの状態を視覚によって確認する等のメンテナンスを行う際には安全弁を一次側のパイプ類から分離することが必要である。
【0005】
安全弁を一次側のパイプから分離するためには、弁本体(50)の入口部(88)を、一次側のパイプから切り離す作業を必要とし、メンテナンス後に溶接等によって再接続する作業が必要となる。しかしながら、このような切り離しや溶接は、作業性が悪く、手間が掛かるものであった。
【0006】
特に、溶接の技術によって一次側のパイプ類と接続する構成では、溶接時の熱の作用により弁本体に歪みを招き、シート(52)に対するバルブ(64)の気密性能が低下し、安全弁として適正な作動が損なわれることも懸念された。
【0007】
このような理由から、メンテナンス作業が容易な安全弁が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る安全弁の特徴構成は、圧力タンクに連通する配管のタンク側フランジに対して分離自在に連結された弁座側フランジを有する弁座と、前記弁座の開口を閉塞する閉塞位置、及び、前記開口を開放する開放位置に移動自在な弁体と、前記弁体を前記閉塞位置に維持する付勢力を作用させる付勢部材と、前記弁体及び前記付勢部材を収容し、前記弁座側フランジに分離自在に連結されたケース側フランジを有する弁ケースと、を備えている点にある。
【0009】
本構成では、弁座側フランジとケース側フランジとを連結することにより弁座と弁ケースとを一体化した安全弁を提供できる。このため、タンク側フランジから弁座側フランジを分離することにより、この弁座と弁ケースとが連結状態にある安全弁を、タンク側フランジから分離することも可能となる。更に、タンク側フランジから分離した状態の安全弁の弁座側フランジからケース側フランジを分離することにより弁ケースを開放して内部の弁体、付勢部材等のメンテナンスや交換を可能にする。従って、メンテナンス作業が容易な安全弁が構成された。
【図面の簡単な説明】
【0010】
タンクとガス排出ユニットとの関係を示す回路図である。
安全弁の縦断側面図である。
図2のIII-III線断面図である。
図3のIV-IV線で切断した分解断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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