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公開番号
2025118289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013523
出願日
2024-01-31
発明の名称
バスバーモジュール
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H02G
3/16 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】複数のバスバー間を確実に絶縁しつつコンパクトに構成されたバスバーモジュールを提供する。
【解決手段】バスバーモジュール30は、積層された複数の板状バスバー31,32,33と、複数の板状バスバー31,32,33の少なくとも一部を被覆する樹脂部40と、を備え、複数の板状バスバー31,32,33は、積層方向及び長手方向に直交する方向において、一方側が樹脂部40に被覆されて一体化されており、他方側が樹脂部40に被覆されずに露出している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
積層された複数の板状バスバーと、
複数の前記板状バスバーの少なくとも一部を被覆する樹脂部と、を備え、
複数の前記板状バスバーは、積層方向及び長手方向に直交する方向において、一方側が前記樹脂部に被覆されて一体化されており、他方側が前記樹脂部に被覆されずに露出しているバスバーモジュール。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
複数の前記板状バスバーは、前記一方側に同一形状に切り欠かれた切り欠き部を有し、
前記切り欠き部に前記樹脂部が係合することで一体化されている請求項1に記載のバスバーモジュール。
【請求項3】
前記板状バスバーは、前記他方側に前記積層方向に沿って屈曲した屈曲部を有し、
前記切り欠き部は、前記長手方向において前記屈曲部が配置された位置に設けられている請求項2に記載のバスバーモジュール。
【請求項4】
複数の前記板状バスバーが3つの前記板状バスバーによって構成されており、
3つの前記板状バスバーのうち、前記積層方向における両側に位置する2つの前記板状バスバーは、前記積層方向において反対向きに夫々屈曲した前記屈曲部を有しており、中央に位置する前記板状バスバーは、屈曲せずに直立している請求項3に記載のバスバーモジュール。
【請求項5】
複数の前記板状バスバーにおける夫々の前記屈曲部は、いずれも電子部品が配置されない外側に向けて屈曲している請求項3に記載のバスバーモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバーモジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車は、モータ等を駆動する車両駆動装置が設けられ、この車両駆動装置には複数の電子部品を有する電力変換装置が備えられている。
【0003】
下記に出典を示す特許文献1には、このような電力変換装置に搭載される電気回路の導電経路として使用されるバスバーモジュールが記載されている。このバスバーモジュールでは、3本の板状のバスバーは、互いの対向面に樹脂部を配置して絶縁された状態で積層され、さらに3本の板状のバスバー全体の外表面が樹脂部に被覆されることで一体形成される構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-304874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のバスバーモジュールでは、樹脂部によって複数のバスバー間の絶縁を確実にすることができる。しかしながら、複数のバスバー間に樹脂部を多く確保する必要があり、加えてバスバーの外周側も一定幅の樹脂部が必要となる。したがって、バスバーモジュールが全体として大型化し易い。そのため、バスバーモジュールを小型化する上で改善の余地があった。
【0006】
そこで、複数のバスバー間を確実に絶縁しつつコンパクトに構成されたバスバーモジュールが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るバスバーモジュールの一つの実施形態は、積層された複数の板状バスバーを有するバスバーモジュールであって、複数の前記板状バスバーは、積層方向及び長手方向に直交する方向において、一方側が樹脂部に被覆されて一体成形され、他方側が前記樹脂部に被覆されずに露出する。
【0008】
本構成のように、複数の板状バスバーは、積層方向及び長手方向に直交する方向において一方側が樹脂部に被覆されて一体成形されることで、他の板状バスバーとの間で絶縁可能な距離を安定的に確保できる。また、複数の板状バスバーは、積層方向及び長手方向に直交する方向において他方側が樹脂部に被覆されずに露出することで、バスバーモジュールをコンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両駆動装置の縦断面図である。
電力変換装置の斜視図である。
バスバーモジュールの分解斜視図である。
バスバーモジュールの斜視図である。
第1実施形態のバスバーモジュールの概要を示す断面図である。
比較例のバスバーモジュールの断面図である。
第2実施形態のバスバーモジュールの概要を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係るバスバーモジュールの実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、バスバーモジュールは、電力変換装置Bに配置される複数の電子部品を介してモータに電力を供給するものであるが、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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