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公開番号2025080567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193809
出願日2023-11-14
発明の名称ドアハンドル装置
出願人株式会社ユーシン
代理人個人,個人
主分類E05B 85/16 20140101AFI20250519BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】通常時に非常操作位置までの意図しないハンドル操作を抑制しつつ、ドアの外観を含むデザイン性を向上できるドアハンドル装置を提供する。
【解決手段】ドアハンドル装置20は、ベース25の凹部25c内に一部が位置する初期位置から通常操作位置を経てドア1を開放するための非常操作位置に回動可能なハンドル30と、ハンドル30の操作の検出によりドアラッチ装置10を電動で開作動させる信号を出力する検出部35と、ハンドル30の操作によりドアラッチ装置10を手動で開作動させる伝達機構40と、非常操作位置へのハンドル30の回動を規制した規制位置と規制を解除した規制解除位置に移動可能な規制機構60とを備える。規制機構60の操作部61bは、凹部25c内かつ初期位置のハンドル30の背部に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ドアのドアパネルに形成された開口に臨む凹部を画定するように、前記ドアパネルの内側に配置されるベースと、
前記ベースに軸支されており、前記凹部内に一部が位置する初期位置から通常操作位置を経て、前記ドアを開放するための非常操作位置までの回動と、前記非常操作位置から前記通常操作位置を経て前記初期位置までの回動とが可能なハンドルと、
前記初期位置から前記通常操作位置への前記ハンドルの操作の検出により、車体に対して前記ドアを閉じた状態に保持するドアラッチ装置を電動で開作動させる信号を出力する検出部と、
前記ハンドルの回動に連動して移動可能な作動部材を有し、前記非常操作位置への前記ハンドルの回動による前記作動部材の移動によって、前記ドアラッチ装置を手動で開作動させる伝達機構と、
操作部を有し、前記操作部の非操作状態で、前記作動部材を介して前記通常操作位置から前記非常操作位置への前記ハンドルの回動を規制し、前記操作部の操作によって前記作動部材を介した前記ハンドルの回動規制を解除する規制機構と
を備え、
前記操作部は、前記凹部内かつ前記初期位置の前記ハンドルの背部に配置されている、ドアハンドル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ハンドルを正対視して、前記操作部は、前記ハンドルと重なる位置に配置されている、請求項1に記載のドアハンドル装置。
【請求項3】
前記ハンドルは、前記初期位置に回動したときに前記凹部の開口を閉塞している、請求項1又は2に記載のドアハンドル装置。
【請求項4】
前記規制機構は、前記ドアの厚み方向に進退可能な前記操作部であるプッシュボタンと、前記プッシュボタンの操作によって規制位置から規制解除位置に回動可能な規制部材とを備え、
前記規制部材は、
前記厚み方向に交差するように前記ベースに沿って延びる第1回転軸まわりに回動可能な基部と、
前記基部から前記厚み方向及び前記第1回転軸に対して交差する方向の一方側へ突出し、前記プッシュボタンによる操作を受ける操作受部と、
前記作動部材に向かうように、前記基部から前記厚み方向及び前記第1回転軸に対して交差する方向の他方側へ突出した当接部と
を有し、
前記当接部は、
前記規制部材が前記規制位置に位置するとき、前記初期位置から前記通常操作位置への前記ハンドルの回動によって移動する前記作動部材に当接し、前記作動部材を介して前記ハンドルの回動を規制する一方、
前記規制部材が前記規制解除位置に位置するとき、前記作動部材の移動軌跡外に位置し、前記通常操作位置と前記非常操作位置の間の前記ハンドルの回動による前記作動部材の移動を許容する、請求項1又は2に記載のドアハンドル装置。
【請求項5】
前記第1回転軸は、前記ハンドルの第2回転軸に沿って延びている、請求項4に記載のドアハンドル装置。
【請求項6】
前記プッシュボタンは、前記厚み方向及び前記第1回転軸に対して交差する方向に延びる第3回転軸まわりに回動可能である、請求項5に記載のドアハンドル装置。
【請求項7】
前記伝達機構は、前記ハンドルと前記作動部材の間に、前記ハンドルの回動に連動して移動し、前記作動部材への当接によって前記作動部材を移動させる中間部材を有し、
前記中間部材を介して前記ハンドルを前記初期位置から前記通常操作位置に回動させるアクチュエータを設け、
前記検出部を、前記凹部内に位置するように前記ハンドルに配置している、請求項1又は2に記載のドアハンドル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアハンドル装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両のドアには、車体に配置されたストライカを保持したラッチ状態から、ストライカを解放可能なアンラッチ状態に切換可能なラッチ機構を備えるドアラッチ装置が配置されている。このドアラッチ装置は、同じドアに取り付けられたドアハンドル装置によって操作される。
【0003】
特許文献1に開示されたドアハンドル装置は、ハンドルが開操作されたことを示す信号を出力するスイッチと、ハンドルの操作力をドアラッチ装置に伝達するための伝達機構とを備える。通常時、ハンドルを通常操作位置まで操作することにより、スイッチがオン状態になって信号を出力し、この信号を受信したドアラッチ装置が、アクチュエータによってラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に電動で切り換える。一方で、アクチュエータが作動不可能な非常時には、通常操作位置を越えて非常操作位置までハンドルを操作し、この操作力が伝達機構を介してドアラッチ装置に伝達されて、ラッチ機構がラッチ状態からアンラッチ状態に手動で切り換えられる。
【0004】
この種のドアハンドル装置では、通常時に意図せずにハンドルが非常操作位置まで操作されると、ドアラッチ装置のラッチ機構が、アクチュエータによる電動と伝達機構による手動の両方によって作動されるため、作動不良が生じ得る。そこで、特許文献1のドアハンドル装置では、通常操作位置から非常操作位置へのハンドル操作を規制するトリガーボタンが設けられている。つまり、トリガーボタンを操作しなければ、ハンドルを非常操作位置まで操作できないようにしている。トリガーボタンは、ハンドルの回転軸に隣接して配置され、外部に露出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-94436号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のドアハンドル装置ではトリガーボタンが露出するため、このドアハンドル装置を車両のドアの外部側に配置すると、ドアの外観を損ねる虞がある。よって、特許文献1のドアハンドル装置には、ドアに取り付けたときのドアの外観を含むデザイン性について改善の余地がある。
【0007】
本発明は、通常時に非常操作位置までの意図しないハンドル操作を抑制しつつ、ドアの外観を含むデザイン性を向上できるドアハンドル装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ドアのドアパネルに形成された開口に臨む凹部を画定するように、前記ドアパネルの内側に配置されるベースと、前記ベースに軸支されており、前記凹部内に一部が位置する初期位置から通常操作位置を経て、前記ドアを開放するための非常操作位置までの回動と、前記非常操作位置から前記通常操作位置を経て前記初期位置までの回動とが可能なハンドルと、前記初期位置から前記通常操作位置への前記ハンドルの操作の検出により、車体に対して前記ドアを閉じた状態に保持するドアラッチ装置を電動で開作動させる信号を出力する検出部と、前記ハンドルの回動に連動して移動可能な作動部材を有し、前記非常操作位置への前記ハンドルの回動による前記作動部材の移動によって、前記ドアラッチ装置を手動で開作動させる伝達機構と、操作部を有し、前記操作部の非操作状態で、前記作動部材を介して前記通常操作位置から前記非常操作位置への前記ハンドルの回動を規制し、前記操作部の操作によって前記作動部材を介した前記ハンドルの回動規制を解除する規制機構とを備え、前記操作部は、前記凹部内かつ前記初期位置の前記ハンドルの背部に配置されている、ドアハンドル装置を提供する。
【0009】
操作部の非操作状態で、作動部材を介して通常操作位置から非常操作位置へのハンドルの回動を規制し、操作部の操作によって作動部材を介したハンドルの回動規制を解除する規制機構を備える。これにより、操作部を操作しなければ非常操作位置までハンドルを操作できないため、通常時、ドアラッチ装置の第1アクチュエータと伝達機構の両方によってラッチ機構が作動されるという不都合を防止できる。
【0010】
通常時には操作不要な操作部が、凹部内かつ初期位置のハンドルの背部に配置されている。つまり、操作部は、ハンドルによって外部から目視困難な部分に配置されている。よって、車両のドアの外観を含むドアハンドル装置のデザイン性を向上できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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