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公開番号2025099797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216731
出願日2023-12-22
発明の名称シリンダ錠
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05B 15/00 20060101AFI20250626BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】内筒が外筒に対して自由に回転可能であるとともに、内筒と外筒との軸方向のずれ量を最小限にすることができ、小径化が可能なシリンダ錠を提供すること。
【解決手段】内筒と、内筒を回動可能に嵌合する外筒と、を備え、内筒は、外周面に周方向に沿って延びる固定ピン挿入溝を有し、外筒は、固定ピン挿入溝に対応する位置に、固定ピン挿入溝に連通する固定ピン挿入孔を有し、固定ピン挿入孔に、固定ピン挿入溝内に向けて固定ピンが挿入されることによって、内筒が外筒に対して、回動可能且つ軸方向に抜け出し不能に位置決めされる、シリンダ錠である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内筒と、前記内筒を回動可能に嵌合する外筒と、を備え、
前記内筒は、外周面に周方向に沿って延びる固定ピン挿入溝を有し、
前記外筒は、前記固定ピン挿入溝に対応する位置に、前記固定ピン挿入溝に連通する固定ピン挿入孔を有し、
前記固定ピン挿入孔に、前記固定ピン挿入溝内に向けて固定ピンが挿入されることによって、前記内筒が前記外筒に対して、回動可能且つ軸方向に抜け出し不能に位置決めされる、シリンダ錠。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記外筒は、前記固定ピン挿入孔に挿入された前記固定ピンを径方向の外側から押さえる押さえ部材を有する、請求項1に記載のシリンダ錠。
【請求項3】
前記押さえ部材は、前記外筒の外周面に、周方向に沿って弾性的に装着される、請求項2に記載のシリンダ錠。
【請求項4】
前記外筒の外周面に、周方向に沿って前記押さえ部材が収容される収容溝が形成される、請求項3に記載のシリンダ錠。
【請求項5】
前記固定ピン挿入孔及び前記固定ピンは、複数設けられる、請求項1~4のいずれか1項に記載のシリンダ錠。
【請求項6】
少なくとも2つの前記固定ピン挿入孔に挿入される少なくとも2つの前記固定ピンのそれぞれの中心軸が前記外筒の周方向に交差する角度は、180度未満である、請求項5に記載のシリンダ錠。
【請求項7】
請求項1又は2のいずれかに記載のシリンダ錠を備える、建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シリンダ錠に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、住宅等の扉に設置されるシリンダ錠が知られている。シリンダ錠は、外筒と、外筒に回転可能に嵌合する内筒と、内筒の回動を規制するドライバーピン及びタンブラーピンと、を有する。シリンダ錠に対応する解錠鍵には、タンブラーピンとの当接部に凹凸が形成されている。シリンダ錠の鍵穴に対して解錠鍵を挿入し、ドライバーピンとタンブラーピンとの接触面を、内筒の外周面であるシアーラインに揃えることで、内筒が回動可能になる。これによって、シリンダ錠の施解錠が行われる。ドライバーピン及びタンブラーピンは、外筒及び内筒に形成される孔部に、バネ等の付勢部材と共に収容される。
【0003】
内筒は、外筒に対して回転方向に自由に回転し、軸方向には抜けないことが必要である。そのため、従来では、内筒の一方端部に外筒の端面に当接する鍔部を設けるとともに、内筒の他方端部に抜け止め部品を設けて、内筒が外筒に対して軸方向に抜けないように、外筒を軸方向の両側から挟むようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-121939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、抜け止め部品は、ねじ止めもしくはクリップ止め等によって内筒に固定される。しかしながら、シリンダ錠を小型化するために内筒及び外筒を小径化すると、ねじ止めの場合においては、ねじ部をタップ加工するための面積が不足し、クリップ止めの場合においては、クリップの弾性変形量が小さくなり、形状的に安定した抜け止め機能を果たすことが困難になる。クリップ止めの場合は、さらに、内筒、外筒、クリップの板厚毎に公差が集積されるため、内筒と外筒との軸方向のずれ量(遊び)が大きくなる。
【0006】
そこで、本開示は、内筒が外筒に対して自由に回転可能であるとともに、内筒と外筒との軸方向のずれ量を最小限にすることができ、小径化が可能なシリンダ錠を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、内筒と、前記内筒を回動可能に嵌合する外筒と、を備え、前記内筒は、外周面に周方向に沿って延びる固定ピン挿入溝を有し、前記外筒は、前記固定ピン挿入溝に対応する位置に、前記固定ピン挿入溝に連通する固定ピン挿入孔を有し、前記固定ピン挿入孔に、前記固定ピン挿入溝内に向けて固定ピンが挿入されることによって、前記内筒が前記外筒に対して、回動可能且つ軸方向に抜け出し不能に位置決めされる、シリンダ錠に関する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るシリンダ錠及び解錠鍵を示す斜視図である。
本実施形態に係るシリンダ錠の分解斜視図である。
本実施形態に係るシリンダ錠を図2とは異なる方向から視た分解斜視図である。
本実施形態に係るシリンダ錠を室外側から視た正面図である。
本実施形態に係るシリンダ錠を室内側から視た背面図である。
図4中のA-A線に沿う断面図である。
本実施形態に係るシリンダ錠に設けられる蓋材の正面図である。
本実施形態に係るシリンダ錠を備えるドアの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係るシリンダ錠1は、シリンダ錠1を施解錠可能な解錠鍵100と共に用いられる。シリンダ錠1は、図2及び図3に示すように、内筒2と、外筒3と、ドライバーピン41と、タンブラーピン42と、ドライバーピン41をタンブラーピン42に向けて付勢するバネからなる付勢部材43と、クリックピン5と、一対の蓋材6と、を有する。
【0010】
ここで、各図中の方向について定義する。図中の両端矢印が示す方向は、シリンダ錠1の中心軸Jに沿う方向を示す。この方向は内筒2及び外筒3の軸方向に一致する。X1はシリンダ錠1の前方側を示し、X2はシリンダ錠1の後方側を示す。例えば、シリンダ錠1が玄関扉に取り付けられた場合、前方側X1は室外側であり、後方側X2は室内側である。
(【0011】以降は省略されています)

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