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公開番号2025093377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023208990
出願日2023-12-12
発明の名称監視装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05F 15/73 20150101AFI20250617BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】バッテリの電力消費量を抑えつつ、ドアの周囲の監視を行うことができる監視装置を提供する。
【解決手段】実施形態の監視装置は、車両の周囲をセンシングして車両の周辺情報を収集するセンサから周辺情報を取得する取得部と、センサの検知精度を制御する制御部と、を備え、制御部は、車両が後退走行状態になると、第1の検知精度でセンサを駆動させて、車両のドアの開閉時にドアと干渉する位置に障害物があるか否かの情報を含む周辺情報を収集させ、車両が停止状態になると、第1の検知精度より低い第2の検知精度でセンサを駆動させて、センサから所定範囲内に人物が検出されるか否かの情報を含む周辺情報を収集させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の周囲をセンシングして前記車両の周辺情報を収集するセンサから前記周辺情報を取得する取得部と、
前記センサの検知精度を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記車両が後退走行状態になると、第1の検知精度で前記センサを駆動させて、前記車両のドアの開閉時に前記ドアと干渉する位置に障害物があるか否かの情報を含む周辺情報を収集させ、
前記車両が停止状態になると、前記第1の検知精度より低い第2の検知精度で前記センサを駆動させて、前記センサから所定範囲内に人物が検出されるか否かの情報を含む周辺情報を収集させる、
監視装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記センサによって前記所定範囲内に人物が検知されると、前記第2の検知精度よりも高い第3の検知精度で前記センサを駆動させて、前記人物によって前記車両のドアの開動作を指示するジェスチャが行われたか否かの情報を含む周辺情報を収集させる、
請求項1に記載の監視装置。
【請求項3】
前記周辺情報に基づいて、前記車両のドアの開閉についての判定を行う判定部を更に備え、
前記判定部は、
前記車両が後退走行状態になった後の前記周辺情報に基づいて、前記車両のドアの開閉時に前記ドアと干渉する位置に障害物があるか否かを判定し、
前記車両が停止状態になった後であって前記人物の検知時以降の前記周辺情報に基づいて、前記車両のドアの開動作を指示するジェスチャが行われたか否かを判定する、
請求項2に記載の監視装置。
【請求項4】
前記周辺情報に基づいて、前記車両のドアの開閉についての判定を行う判定部を更に備え、
前記判定部は、
前記車両が後退走行状態になった後の前記周辺情報に基づいて、前記車両のドアの開閉時に前記ドアと干渉する位置に障害物があるか否かを判定し、
前記障害物がないと判定した後、前記ジェスチャが行われたと判定した場合には、前記ドアを全開にすることが可能であると判定し、
前記障害物があると判定した後、前記ジェスチャが行われたと判定した場合には、前記障害物の手前まで前記ドアを開くことが可能であると判定する、
請求項2に記載の監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両に搭載されたセンサによりユーザの所定のジェスチャを検知して、自動でドアの開閉を行う技術がある。また、このようなセンサで、ドアの開閉の妨げとなるような障害物が周囲に存在するか否かを検知する技術が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1の技術では、ドアの表面近傍を走査するように探査波を逐次送信するとともに反射波を受信するセンサにより、ユーザの所定のジェスチャを検知する。また、このセンサにより、スイングドアの開閉軌跡上に存在する障害物が検知されると、ドアを停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-007171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、車両のドアの開閉が、車両のエンジン停止時に行われる場合もある。このような場合に備えて、エンジン停止時にもセンサを駆動させておくには、例えばバッテリ電源を使用しなければならず、電力消費量を如何に抑えるかが課題となる。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バッテリの電力消費量を抑えつつ、ドアの周囲の監視を行うことができる監視装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の監視装置は、車両の周囲をセンシングして前記車両の周辺情報を収集するセンサから前記周辺情報を取得する取得部と、前記センサの検知精度を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記車両が後退走行状態になると、第1の検知精度で前記センサを駆動させて、前記車両のドアの開閉時に前記ドアと干渉する位置に障害物があるか否かの情報を含む周辺情報を収集させ、前記車両が停止状態になると、前記第1の検知精度より低い第2の検知精度で前記センサを駆動させて、前記センサから所定範囲内に人物が検出されるか否かの情報を含む周辺情報を収集させる。
【0008】
実施形態の監視装置は、バッテリの電力消費量を抑えつつ、ドアの周囲の監視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態にかかる車両の構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態にかかるドア開閉システムの構成の一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態にかかる監視ECUの機能構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態にかかる監視ECUによる動作の一例を示す模式図である。
図5は、実施形態にかかる監視ECUによる動作の一例を示す模式図である。
図6は、実施形態にかかる監視ECUによる動作の一例を示す模式図である。
図7は、実施形態にかかる監視ECUの監視処理の手順の一例を示すフロー図である。
図8は、実施形態にかかる監視ECUの監視処理の手順の一例を示すフロー図である。
図9は、実施形態の変形例1にかかる監視ECUが人物の向きに応じてセンサの駆動速度を切り替えることを説明する模式図である。
図10は、実施形態の変形例1にかかる監視ECUが人物の向きに応じてセンサの駆動速度を切り替えることを説明する模式図である。
図11は、実施形態の変形例2にかかる監視ECUが備えるセンサによる障害物の検知範囲を示す模式図である。
図12は、実施形態の変形例3にかかる監視ECUにより、バックドアの開閉スペースが確保される位置に車両が駐車される様子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の例示的な実施形態等の同様の構成要素には共通の符号を付与して、重複する説明を適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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