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公開番号2025110964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005054
出願日2024-01-17
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E05F 5/00 20170101AFI20250723BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】障子がストッパ部材に衝突したときの障子側受け部材の破損を抑制できる建具を提供すること。
【解決手段】引き違い窓は、枠体と、枠体内でスライドする内障子と、内障子の移動経路に対して進退する第1のストッパ部材52Aを有し、枠体における内障子の戸先框33に対向する第1の縦枠23に設けられたストッパ装置と、移動経路に進出している動作状態の第1のストッパ部材52Aが当接可能な第1の障子側当接面641Aを有し、戸先框33に設けられた第1の障子側受け部62Aと、動作状態の第1のストッパ部材52Aが当接可能な第1の枠側当接面741Aを有し、第1の縦枠23に設けられた第1の枠側受け部72Aと、を備え、第1の障子側受け部62Aおよび第1の枠側受け部72Aは、内障子が閉鎖状態のときに上下方向に対向するように設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
枠体と、
前記枠体内でスライドする障子と、
前記障子の移動経路に対して進退するストッパ部材を有し、前記枠体における前記障子の戸先框に対向する第1の縦枠に設けられたストッパ装置と、
前記移動経路に進出している動作状態の前記ストッパ部材が当接可能な障子側当接面を有し、前記戸先框に設けられた障子側受け部と、
前記動作状態の前記ストッパ部材が当接可能な枠側当接面を有し、前記第1の縦枠に設けられた枠側受け部と、を備え、
前記障子側受け部および前記枠側受け部は、前記障子が閉鎖状態のときに上下方向に対向するように設けられている、建具。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具において、
前記障子側受け部は、前記閉鎖状態のときに前記枠側受け部に対向する障子側対向片と、前記障子側当接面を有し、前記障子側対向片における前記第1の縦枠側の端部から前記枠側受け部に対して離れる方向に延びる障子側受け片と、を備え、
前記枠側受け部は、前記閉鎖状態のときに前記障子側受け部に対向する枠側対向片と、前記枠側当接面を有し、前記枠側対向片における前記戸先框側の端部から前記障子側受け部に対して離れる方向に延びる枠側受け片と、を備えている、建具。
【請求項3】
請求項2に記載の建具において、
前記障子側受け部は、前記障子側受け片の延出先端から前記戸先框側に延びる障子側脚片を備え、
前記枠側受け部は、前記枠側受け片の延出先端から前記第1の縦枠側に延びる枠側脚片を備えている、建具。
【請求項4】
請求項3に記載の建具において、
前記障子側脚片は、その延出先端が前記戸先框に当接し、
前記枠側脚片は、その延出先端が前記第1の縦枠に当接している、建具。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の建具において、
前記障子の下框における見付け方向両端側には、前記下框に対する高さ位置を調整可能な戸車がそれぞれ設けられ、
前記障子側受け部および前記枠側受け部は、前記戸車の高さ位置の調整により前記障子を前記枠体の下枠に対して最も傾けた場合において、前記閉鎖状態のときに前記障子側受け部と前記枠側受け部が接触しない位置に設けられている、建具。
【請求項6】
請求項1に記載の建具において、
前記障子としての内障子と、外障子と、を備え、
前記ストッパ装置は、前記枠体における前記第1の縦枠および第2の縦枠にそれぞれ設けられ、
前記障子側受け部は、前記内障子の前記戸先框および前記外障子の戸先框にそれぞれ設けられ、
前記枠側受け部は、前記第1の縦枠および前記第2の縦枠にそれぞれ設けられている、建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、枠体と、枠体内でスライドする障子とを備える建具において、障子の移動経路に対して進退するストッパ部材を有するストッパ装置を、枠体の縦枠に設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の建具では、縦枠には、進出姿勢のストッパ部材が当接可能な枠側受け部材が設けられている。戸先框には、進出姿勢のストッパ部材が当接可能な障子側受け部材が設けられている。障子側受け部材は、枠側受け部材とほぼ同じ高さ位置に設けられ、障子が閉鎖状態のときに枠側受け部材が挿入される凹部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-151815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の建具では、障子が閉鎖状態のときに枠側受け部材が障子側受け部材の凹部に挿入される構成であるため、障子側受け部材におけるストッパ部材が当接する当接面の見込み寸法の大きさに限界がある。このため、障子がストッパ部材に衝突したときに、障子側受け部材が破損するおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、障子がストッパ部材に衝突したときの障子側受け部材の破損を抑制できる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、枠体と、前記枠体内でスライドする障子と、前記障子の移動経路に対して進退するストッパ部材を有し、前記枠体における前記障子の戸先框に対向する第1の縦枠に設けられたストッパ装置と、前記移動経路に進出している動作状態の前記ストッパ部材が当接可能な障子側当接面を有し、前記戸先框に設けられた障子側受け部と、前記動作状態の前記ストッパ部材が当接可能な枠側当接面を有し、前記第1の縦枠に設けられた枠側受け部と、を備え、前記障子側受け部および前記枠側受け部は、前記障子が閉鎖状態のときに上下方向に対向するように設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、障子がストッパ部材に衝突したときの障子側受け部材の破損を抑制できる建具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る引き違い窓を室内側から見た状態を示す姿図。
引き違い窓を示す縦断面図。
外障子および内障子が閉じている状態の引き違い窓を示す横断面図。
外障子および内障子が開いている状態の引き違い窓を示す横断面図。
(A)は第1のストッパ部材が動作状態のときの要部を示す図、(B)は第2のストッパ部材が動作状態のときの要部を示す図。
(A)は外障子が閉鎖状態のときの要部を示す図、(B)は内障子が閉鎖状態のときの要部を示す図。
(A)は窓枠が変形していない状態における各障子側受け部材と各枠側受け部材との位置関係を示す図、(B)は窓枠が変形している状態における各障子側受け部材と各枠側受け部材との位置関係を示す図、(C)は窓枠が(B)とは逆に変形している状態における各障子側受け部材と各枠側受け部材との位置関係を示す図。
(A)は第1のストッパ部材と第1の障子側受け部材および第1の枠側受け部材との当接状態を示す図、(B)は第2のストッパ部材と第2の障子側受け部材および第2の枠側受け部材との当接状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す建具である引き違い窓1は、ビルなどの建物の開口に設置され、枠体としての窓枠2と、窓枠2内に引き違い式にスライド移動可能に配置される外障子3および内障子4と、第1のストッパ装置5Aと、第2のストッパ装置5Bとを備えている。
以下の説明において、引き違い窓1の左右方向をX軸方向とし、引き違い窓1の上下方向をY軸方向とし、引き違い窓1の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
図2および図3に示すように、窓枠2は、四周枠組みされる上枠21、下枠22、第1の縦枠23および第2の縦枠24を備えている。上枠21、下枠22および第1,第2の縦枠23,24は、室外側の金属枠材211,221,231,241と、室外側の樹脂枠材212,222,232,242とを連結して構成されている。
上枠21の金属枠材211には、室外側上レール211Aおよび室内側案内溝211BがX軸方向に沿って形成されている。
下枠22の金属枠材221には、室外側下レール221Aおよび室内側下レール221BがX軸方向に沿って形成されている。
第1の縦枠23の金属枠材231における室外側には、第2の縦枠24側に突出する引寄せ片231AがY軸方向に沿って設けられている。
第1の縦枠23の樹脂枠材232には、後述する第1のストッパ本体51Aの取付位置に対応する部分が切除されることにより形成された切除部232Aが設けられている。
第2の縦枠24の金属枠材241における室内側には、第1の縦枠23側に突出する引寄せ片241AがY軸方向に沿って設けられている。引寄せ片241Aには、後述する第2の障子側受け部材6Bおよび第2の枠側受け部材7Bが設けられる高さ位置に対応する部分が切除されることにより形成された切除部241A1(図5(B)参照)が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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