TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025107837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001323
出願日2024-01-09
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 5/16 20060101AFI20250714BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】防火性能を担保でき、容易に組み立てられる建具を提供すること。
【解決手段】建具1Bは、上下左右の枠24~27により構成された枠体と、枠体のパネル取付溝24A~27Aに配置されたパネル10Bと、枠24~27に設けられた脱落防止金具51~54と、を備え、枠24~27は、室外枠材33,35,37,39と、室内枠材34,36,38,40と、を備え、脱落防止部51~54は、枠24~27の全長にわたって設けられ、パネル10Bの見付け面に対向する対向部511,521,531,541と、固定部512,522,532,542と、を備え、対向部511,521,531,541には、第1の加熱発泡材55A~55Dが枠24~27の全長にわたって設けられ、枠25~27に設けられる脱落防止部52~54は、固定部522,532,542がパネル取付溝25A~27Aの外側においてネジ14B~14Dにより固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下左右の枠により構成された枠体と、前記枠体のパネル取付溝に配置されたパネルと、前記枠にそれぞれ設けられ、前記パネルを押さえる金属製の脱落防止部と、を備え、
前記枠は、室外側の室外枠材と、前記室外枠材に連結されることにより前記パネル取付溝を形成する室内側の室内枠材と、を備え、
前記室外枠材および前記室内枠材のうち少なくとも一方の枠材は、金属枠材であり、
前記脱落防止部は、前記枠の全長にわたって設けられ、前記パネルの見付け面に対向する対向部と、前記枠に固定される固定部と、を備え、
前記対向部には、第1の加熱発泡材が前記各枠の全長にわたって設けられ、
少なくとも3つの前記枠に設けられる前記脱落防止部は、前記固定部が前記パネル取付溝の外側において固定される脱落防止金具である、建具。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具において、
前記パネル取付溝は、前記パネルの室外側の見付け面に対向する室外見付け面対向部と、前記パネルの見込み面に対向する見込み面対向部と、前記パネルの室内側の見付け面に対向する室内見付け面対向部と、により構成され、
前記室外枠材は、前記室外見付け面対向部および前記見込み面対向部を有する金属枠材であり、
前記室内枠材は、前記室内見付け面対向部を有する樹脂枠材であり、
前記脱落防止部は、前記第1の加熱発泡材が前記パネルの室内側の見付け面に対向するように構成されている、建具。
【請求項3】
請求項2に記載の建具において、
前記脱落防止金具の前記固定部は、前記金属枠材に固定されている、建具。
【請求項4】
請求項3に記載の建具において、
前記脱落防止金具の前記固定部は、前記枠の長手方向に沿う複数の箇所から突出するように設けられている、建具。
【請求項5】
請求項2に記載の建具において、
上および左右の前記枠に設けられた前記パネル取付溝の前記見込み面対向部には、第2の加熱発泡材が前記枠の全長にわたって設けられている、建具。
【請求項6】
請求項2に記載の建具において、
下の前記枠に設けられた前記パネル取付溝には、前記パネルを保持する複数のセッティングブロックが所定間隔で設けられ、
前記下の枠に設けられた前記パネル取付溝の前記室外見付け面対向部には、第3の加熱発泡材が前記枠の全長にわたって設けられている、建具。
【請求項7】
請求項2に記載の建具において、
左右の前記枠に設けられた前記パネル取付溝の前記室外見付け面対向部には、第4の加熱発泡材が前記枠の全長にわたって設けられている、建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上枠、下枠および左右の縦枠を有する枠体と、枠体内に配置されるパネルと、パネルが枠体から外れることを防止する外れ止め具と、加熱発泡材と、を備える建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の建具において、枠体の各枠は屋外側の金属枠と屋内側の樹脂枠を連結して構成されている。各枠の金属枠と樹脂枠の間には、パッキンを介して複層ガラスの上端、下端、および、左右端をそれぞれ保持する呑み込み部が形成されている。左右の縦枠の各呑み込み部内には、複層ガラスの左右両端を囲う断面略コ字形状の支持金具がそれぞれ固定されている。各支持金具における複層ガラスを構成する中間ガラスおよび屋外側ガラスの端部に対向する位置には、それぞれ加熱発泡材が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-142012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のような建具では、火災発生時に縦枠の加熱発泡材が発泡しても上下枠の金属枠と複層ガラスとの間から火炎が通過してしまい、防火性能を担保できないおそれがある。また、断面略コ字形状の支持金具を左右の縦枠の各呑み込み部内に固定してから複層ガラスを設置する必要があり、複層ガラスの設置を容易に行うことができない。
【0005】
本発明の目的は、防火性能を担保でき、容易に組み立てられる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、上下左右の枠により構成された枠体と、前記枠体のパネル取付溝に配置されたパネルと、前記枠にそれぞれ設けられ、前記パネルを押さえる金属製の脱落防止部と、を備え、前記枠は、室外側の室外枠材と、前記室外枠材に連結されることにより前記パネル取付溝を形成する室内側の室内枠材と、を備え、前記室外枠材および前記室内枠材のうち少なくとも一方の枠材は、金属枠材であり、前記脱落防止部は、前記枠の全長にわたって設けられ、前記パネルの見付け面に対向する対向部と、前記枠に固定される固定部と、を備え、前記対向部には、第1の加熱発泡材が前記各枠の全長にわたって設けられ、少なくとも3つの前記枠に設けられる前記脱落防止部は、前記固定部が前記パネル取付溝の外側において固定される脱落防止金具である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、防火性能を担保でき、容易に組み立てられる建具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係る窓ユニットを示す横断面図。
前記窓ユニットの固定窓部を示す縦断面図。
前記固定窓部を示す横断面図。
前記固定窓部の袖部上枠の要部を示す縦断面図。
前記固定窓部の袖部下枠の要部を示す縦断面図。
前記固定窓部のパネル取付溝へのパネルの取付方法を示す説明図。
本発明の第2実施形態に係るFIX窓を示す縦断面図。
前記FIX窓を示す横断面図。
本発明の変形例に係る窓ユニットの要部を示す横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、窓ユニット1は、建物躯体の開口部に設置される片袖付開き窓で構成されており、窓枠2と、窓枠2内に配置される障子10Aおよびパネル10Bとを備えている。窓枠2は、四周枠組みされる上枠21、下枠22、左右の縦枠23,24と、左右の縦枠23,24の間に配設される中間縦枠25とを備えている。パネル10Bは、ガラスパネル等の面材を有しており、パネル10Bの上部および下部には、袖部上枠26および袖部下枠27が設けられている。この窓ユニット1には、左右に並設される開き窓部1Aと、固定窓部1B(FIX窓部)とが構成されている。開き窓部1Aは、上枠21、下枠22、縦枠23および中間縦枠25で構成される枠内に障子10Aが回動によりZ軸方向に開閉可能に配置されてなる。建具としての固定窓部1Bは、それぞれ枠としての縦枠24、中間縦枠25、袖部上枠26、袖部下枠27で構成される枠体内にパネル10Bが配置されてなる。
以下の説明において、窓ユニット1の左右方向をX軸方向とし、窓ユニット1の上下方向をY軸方向とし、窓ユニット1の見込み方向(室内外方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
上枠21は、X軸方向に沿っており、室外側の金属上枠材28と、室内側の樹脂上枠材29とを組み合わせて構成される複合枠材である。
金属上枠材28は、アルミ等の金属製であり、X軸方向に沿った中空部を有する略矩形状の金属枠本体281と、金属枠本体281から室内側に延出した室内見込み面部282とを有している。
樹脂上枠材29は、合成樹脂製であり、金属上枠材28の室内見込み面部282に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

YKK AP株式会社
建具
12日前
YKK AP株式会社
建具
18日前
YKK AP株式会社
建具
15日前
YKK AP株式会社
建具
16日前
YKK AP株式会社
建具
16日前
YKK AP株式会社
建具
17日前
YKK AP株式会社
建具
11日前
YKK AP株式会社
建具
11日前
YKK AP株式会社
建具
11日前
YKK AP株式会社
建具
10日前
YKK AP株式会社
建具
18日前
YKK AP株式会社
建具
16日前
YKK AP株式会社
建具
9日前
YKK AP株式会社
建具
18日前
YKK AP株式会社
建具
9日前
YKK AP株式会社
建具
23日前
YKK AP株式会社
建具
8日前
YKK AP株式会社
建具
23日前
YKK AP株式会社
建具
8日前
YKK AP株式会社
建具
23日前
YKK AP株式会社
建具
16日前
YKK AP株式会社
引き違い窓
9日前
YKK AP株式会社
柱の固定構造
1日前
YKK AP株式会社
柱の固定構造
8日前
YKK AP株式会社
カーテンウォール
15日前
YKK AP株式会社
カーテンウォール
1か月前
YKK AP株式会社
カーテンウォール
1か月前
YKK AP株式会社
錠受け装置および建具
12日前
YKK AP株式会社
建具群、段窓又は連窓
23日前
YKK AP株式会社
開口制限部品及び建具
8日前
YKK AP株式会社
ドアクローザの連結構造
12日前
YKK AP株式会社
建具、およびその施工方法
18日前
YKK AP株式会社
建具、及び建具の施工方法
9日前
YKK AP株式会社
スライド制限装置の取付構造
10日前
YKK AP株式会社
加工用治具、及び、けがき方法
3日前
YKK AP株式会社
配線構造および跳ね上げ式門扉
10日前
続きを見る