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公開番号2025110056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003768
出願日2024-01-15
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 1/18 20060101AFI20250718BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】方立を容易に組み立てることができて建具の組立時間も短縮でき、方立を構成する部品点数を少なくできてコストも低減できる建具を提供すること。
【解決手段】建具は、上枠、下枠、縦枠、方立60を備える枠体と、方立60を挟んで配置される障子7、パネル8とを備える。方立60は、室外側の金属方立61と、室内側の樹脂方立65とで構成される。金属方立61は、第1見込面部から突出する突出片635と、第2見込面部に形成された規制部637とを備える。樹脂方立65は、突出片635の室外側に当接される当接部67と、規制部637に係合する係合部681Aと、当接部67から規制部637まで連続して形成され、金属方立61を室内側から覆う被覆部66とを備える。当接部67を突出片635の室外側に当接させて金属方立61に対して樹脂方立65を回転させることで係合部681Aが規制部637に係合する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上枠と、下枠と、左右の縦枠と、方立とを備える枠体と、
前記枠体内において前記方立を挟んで配置される第1のパネル体および第2のパネル体と、を備える建具であって、
前記方立は、室外側の金属方立と、室内側の樹脂方立とを組み合わせて構成され、
前記金属方立は、第1見込面部および第2見込面部と、前記第1見込面部から突出する突出片と、前記第2見込面部に形成された規制部とを備え、
前記樹脂方立は、前記突出片の室外側に当接される当接部と、前記規制部に係合する係合部と、前記当接部から前記規制部まで連続して形成され、前記金属方立を室内側から覆う被覆部とを備え、前記当接部を前記突出片の室外側に当接させて前記金属方立に対して前記樹脂方立を回転させることで前記係合部が前記規制部に係合する
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具において、
前記第1のパネル体は、前記枠体に対して開閉可能に構成される障子であり、
前記樹脂方立の前記当接部には、前記障子に当接する気密材を装着する気密材装着部が形成されている
ことを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項1に記載の建具において、
前記第2のパネル体は、前記枠体に固定されるパネルであり、
前記第2見込面部は、前記規制部が形成された室内側見込面と、前記室内側見込面よりも室外側であり、かつ、見付方向の位置が前記パネル側である室外側見込面とを備え、
前記樹脂方立は、前記室内側見込面に沿って配置され、かつ、前記パネルを保持する押縁が装着される押縁装着部を有し、
前記押縁装着部は、内周側端縁が前記室外側見込面よりも内周側に突出しないように形成されている
ことを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項1に記載の建具において、
前記金属方立は、金属製の室外部材と、金属製の室内部材と、前記室外部材および前記室内部材の間に設けられる断熱材とを有する
ことを特徴とする建具。
【請求項5】
請求項4に記載の建具において、
前記室内部材は、前記第1見込面部および前記第2見込面部を有し、
前記第2見込面部は、前記上枠および前記下枠とのネジ固定に用いられるビスホールを形成するビスホール形成部を有し、
前記樹脂方立は、前記ビスホール形成部に螺合されるネジで前記第2見込面部に固定されている
ことを特徴とする建具。
【請求項6】
請求項1に記載の建具において、
前記第2のパネル体は、前記枠体に固定されるパネルであり、
前記樹脂方立は、前記第2見込面部に沿って配置され、かつ、前記パネルを保持する押縁が装着される押縁装着部を有し、
前記樹脂方立は、前記押縁装着部を介して前記第2見込面部に螺合されるネジで前記金属方立に固定され、前記ネジは、前記押縁装着部に装着された前記押縁で隠される
ことを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室外側の金属方立と室内側の樹脂方立とで構成される方立を備える建具に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複合建具として、四角形の枠体内にフィックス窓と縦辷り出し窓とを方立を挟んで左右方向に配列した連窓が知られている(特許文献1参照)。枠体は、屋外側に設けられたアルミ合金等の金属枠と、屋内側に設けられた合成樹脂製の樹脂枠とで構成されており、方立は、屋外側の金属枠部と、屋内側の樹脂方立部とで構成されている。
この特許文献1の樹脂方立部は、第1の樹脂形材と、第2の樹脂形材と、第3の樹脂形材との3つの樹脂形材で構成されている。第1の樹脂形材は、縦辷り出し窓の障子に当接する第一パッキンおよび第二パッキンが装着され、凹溝部分において内側金属枠部の一方の見込面にネジで固定されている。第2の樹脂形材は、第1の樹脂形材の凹溝部分にスナップフィットにより取り付けられて前記ネジを被覆している。第3の樹脂形材は、フィックス窓のガラスを保持する押縁がスナップフィットにより取り付けられる凹溝部分で内側金属枠部の他方の見込面にネジ固定され、内側金属枠部の室内見付面と第1の樹脂形材の室内見付面とを被覆している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-196964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の樹脂方立部は、第1の樹脂形材および第3の樹脂形材をそれぞれネジで内側金属枠部に固定し、さらに第2の樹脂形材を第1の樹脂形材の凹溝部分にスナップフィットで取り付ける必要があり、方立の組立が煩雑であるため、建具の組立時間も長くなる。また、樹脂方立部を3つの樹脂形材で構成するため、コストも増加する。
【0005】
本発明の目的は、方立を容易に組み立てることができて建具の組立時間も短縮でき、方立を構成する部品点数を少なくできてコストも低減できる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、上枠と、下枠と、左右の縦枠と、方立とを備える枠体と、前記枠体内において前記方立を挟んで配置される第1のパネル体および第2のパネル体と、を備える建具であって、前記方立は、室外側の金属方立と、室内側の樹脂方立とを組み合わせて構成され、前記金属方立は、第1見込面部および第2見込面部と、前記第1見込面部から突出する突出片と、前記第2見込面部に形成された規制部とを備え、前記樹脂方立は、前記突出片の室外側に当接される当接部と、前記規制部に係合する係合部と、前記当接部から前記規制部まで連続して形成され、前記金属方立を室内側から覆う被覆部とを備え、前記当接部を前記突出片の室外側に当接させて前記金属方立に対して前記樹脂方立を回転させることで前記係合部が前記規制部に係合することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、方立を容易に組み立てることができて建具の組立時間も短縮でき、方立を構成する部品点数を少なくできてコストも低減できる建具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る建具を示す横断面図。
図1においてII-II線で示す矢視断面図。
図1においてIII-III線で示す矢視断面図。
前記実施形態に係る建具における方立を拡大して示す横断面図。
前記実施形態に係る方立の組立手順を示す横断面図。
前記実施形態に係る方立の組立手順を示す横断面図。
前記実施形態に係る方立の組立手順を示す横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、本実施形態に係る建具としての窓ユニット1は、建物躯体の開口部に設置される片袖付開き窓で構成されており、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に配置される第1のパネル体としての障子7と、第2のパネル体としてのパネル8とを備えている。窓枠2は、四周枠組みされる上枠21、下枠31、左右の縦枠41,51と、左右の縦枠41,51の間に配設される方立60とを備えている。障子7は、上框71,下框72および左右の縦框73,74が四周框組みされる框体75と、框体75内に配置されるガラスパネル等の面材76とを備えている。パネル8は、ガラスパネル等の面材81を有しており、面材81の上部および下部には、袖部上枠82および袖部下枠83が設けられている。この窓ユニット1には、左右に並設される開き窓部1Aと、固定窓部1B(FIX窓部)とが構成されている。開き窓部1Aは、上枠21、下枠31、縦枠41および方立60で構成される枠内に障子7が回動により室外方向に開閉可能に配置されてなる。固定窓部1Bは、上枠21、下枠31、縦枠51、方立60で構成される枠内にパネル8が配置されてなる。
以下の説明において、窓ユニット1の左右方向をX軸方向とし、窓ユニット1の上下方向をY軸方向とし、窓ユニット1の見込み方向(室内外方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
[窓枠]
上枠21は、X軸方向に沿っており、図2から図3に示すように、室外側の金属上枠材22(金属枠材)と、室内側の樹脂上枠材26(樹脂枠材)とを組み合わせて構成される複合枠材である。
金属上枠材22は、金属製であり、本実施形態では押出成形されたアルミ製押出形材によって形成されている。
樹脂上枠材26は、合成樹脂製であり、本実施形態では押出成形された樹脂製押出形材によって形成されている。樹脂上枠材26は、金属上枠材22の係合片に係合されることで取り付けられ、金属上枠材22が室内空間に露出しないように配置されている。
樹脂上枠材26の室外面には、凹溝部27が開口されている。開き窓部1Aを構成する部分に設けられた凹溝部27には、気密材であるタイト材11が装着されている。また、固定窓部1Bを構成する部分に設けられた凹溝部27には、袖部上枠82が嵌合されている。
(【0011】以降は省略されています)

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