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公開番号2025107769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001181
出願日2024-01-09
発明の名称建具、およびその施工方法
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 1/56 20060101AFI20250714BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】好適な意匠を維持しながら耐風圧を向上させることのできる建具を提供する。
【解決手段】建具10は、既設枠12の内周側に新設枠14が設けられる。新設枠14の内周側にはパネル16が保持され、パネル16の縁は室外側見付部62e、および室内側見付部62fによって保持されており、新設枠14の室内側見込片62c,62c、室外側見付部62e、および室内側見付部62fによって囲まれたパネル保持空間48cが形成されている。新設の下枠26における金属枠62は、パネル保持空間48cにおける室内側見込片62c,62cから既設の下枠20に対して下地部材80を介して固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
既設枠の内周側に新設枠が設けられる建具であって、
前記新設枠の内周側にはパネルが保持され、
前記パネルの縁は室外側見付部、および室内側見付部によって保持されており、
前記新設枠の見込み壁、室外側見付部、および室内側見付部によって囲まれたパネル保持空間が形成されており、
前記新設枠は、前記パネル保持空間における見込み壁から前記既設枠に対して直接または間接的に固定されている
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記既設枠の室外側見付壁には、該室外側見付壁に当接する第1辺部、および該第1辺部から見込み方向に突出する第2辺部を備える下地部材が取り付けられており、
前記新設枠は、前記パネル保持空間における見込み壁から前記既設枠に対して前記下地部材を介して固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記第2辺部は前記室外側見付壁から室外側に突出している
ことを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記新設枠は室外側の金属材と室内側の樹脂材とから構成される複合材であり、
前記パネル保持空間における見込み壁は金属材である
ことを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項5】
前記樹脂材は前記既設枠または躯体との距離調整可能な複数の折取り溝を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の建具。
【請求項6】
前記新設枠は下枠が前記パネル保持空間で前記既設枠に固定されており、
前記新設枠の上枠および縦枠が前記既設枠に固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項7】
既設枠の内周側に新設枠を設ける建具の施工方法であって、
前記既設枠における下枠の室外側見付壁に対して、該室外側見付壁に当接する第1辺部、および該第1辺部の内周側から室外側に突出する第2辺部を備える下地部材を室外側から固定具によって固定する下地部材固定工程と、
前記既設枠に対して前記新設枠を位置決めする位置決め工程と、
前記新設枠における下枠の見込み壁、室外側見付部、室内側見付部によって囲まれて内周側に開口するパネル保持空間における前記見込み壁から前記第2辺部に対して固定具で固定する下枠固定工程と、
前記新設枠における上枠および縦枠を前記既設枠に固定具で固定する上枠縦枠固定工程と、
前記パネル保持空間にパネルを入れて、前記室外側見付部と前記室内側見付部との間で固定するパネル固定工程と、
を有することを特徴とする建具の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、既設枠の内周側に新設枠が設けられる建具、およびその施工方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
既設枠の内周側に新設枠が設けられる改装用の建具が知られている。特許文献1では、新設の下枠を内枠と外枠とに分けている。外枠は見込み方向に長い部分と先端が外周側に屈曲したL字形状であって、内枠と既設枠との中継をする下地部材の機能がある。内枠は室外側見付け面から外枠の外周側屈曲に足してビス止めすることにより固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-199853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の建具では、内枠を固定するビスが室外側に露呈して意匠上好ましくない。また、外枠の先端は内枠見込み面と干渉を避けるためには必然的に外周側に屈曲させることになり、内枠と外枠とのビス固定箇所はパネルの下端からはやや離れる。そのため、パネル下端から既設枠までの接続距離が長くなりパネルに作用する風圧を既設枠で支持する強度が比較的弱くなる。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、好適な意匠を維持しながら耐風圧を向上させることのできる建具および施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる建具は、既設枠の内周側に新設枠が設けられる建具であって、前記新設枠の内周側にはパネルが保持され、前記パネルの縁は室外側見付部、および室内側見付部によって保持されており、前記新設枠の見込み壁、室外側見付部、および室内側見付部によって囲まれたパネル保持空間が形成されており、前記新設枠は、前記パネル保持空間における見込み壁から前記既設枠に対して直接または間接的に固定されていることを特徴とする。
【0007】
また、本実施形態にかかる建具の施工方法は、既設枠の内周側に新設枠を設ける建具の施工方法であって、前記既設枠における下枠の室外側見付壁に対して、該室外側見付壁に当接する第1辺部、および該第1辺部の内周側から室外側に突出する第2辺部を備える下地部材を室外側から固定具によって固定する下地部材固定工程と、前記既設枠に対して前記新設枠を位置決めする位置決め工程と、前記新設枠における下枠の見込み壁、室外側見付部、室内側見付部によって囲まれて内周側に開口するパネル保持空間における前記見込み壁から前記第2辺部に対して固定具で固定する下枠固定工程と、前記新設枠における上枠および縦枠を前記既設枠に固定具で固定する上枠縦枠固定工程と、前記パネル保持空間にパネルを入れて、前記室外側見付部と前記室内側見付部との間で固定するパネル固定工程と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本実発明によれば、固定具がパネル保持空間から固定されるため室内外から視認されず好適な意匠を維持ことができ、しかもパネルに近い箇所で固定をするため耐風圧を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態である建具の縦断面図である。
本発明の実施形態である建具の横断面図である。
建具の施工方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明にかかる建具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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