TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025109212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024002906
出願日
2024-01-12
発明の名称
カーテンウォール
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
E04B
2/92 20060101AFI20250717BHJP(建築物)
要約
【課題】屋外側パネルと屋内側パネルの間に形成されるキャビティにおいて、屋内側への太陽光の照射を低減しつつ太陽光により発電可能なカーテンウォールを提供する。
【解決手段】カーテンウォール1では、屋外側パネル2Aと屋内側パネル2Cの間にキャビティ8が形成される。カーテンウォール1は、キャビティ8に配置されて太陽光を遮るフィン21を備えている。フィン21は、太陽光を受ける受け面部22に設けられた太陽電池パネル23を有している。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
屋外側パネルと屋内側パネルの間にキャビティを形成するカーテンウォールであって、
前記キャビティに配置されて太陽光を遮るフィンを備え、
前記フィンは、太陽光を受ける受け面部に設けられた太陽電池パネルを有するカーテンウォール。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載されたカーテンウォールにおいて、
前記フィンを回動可能に支持する支持体と、
前記フィンを回動させる回動装置と、
前記回動装置を制御して前記フィンを回動させて、前記太陽電池パネルの向きを太陽の高度又は方位に追従させて変化させる制御装置と、
を備えたカーテンウォール。
【請求項3】
請求項2に記載されたカーテンウォールにおいて、
前記制御装置は、太陽光センサにより検知された太陽の高度又は方位に基づいて、前記回動装置を制御して前記フィンを回動させるカーテンウォール。
【請求項4】
請求項2に記載されたカーテンウォールにおいて、
前記制御装置は、日時に対応した太陽の高度又は方位のデータに基づいて、前記回動装置を制御して前記フィンを回動させるカーテンウォール。
【請求項5】
請求項2ないし4のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
前記フィンは、前記支持体により、縦方向に延びる回動軸を中心にして左右に回動可能に支持され、
前記制御装置は、前記太陽電池パネルの向きを太陽の方位に追従させて変化させるカーテンウォール。
【請求項6】
請求項2ないし4のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
前記フィンは、前記支持体により、横方向に延びる回動軸を中心にして上下に回動可能に支持され、
前記制御装置は、前記太陽電池パネルの向きを太陽の高度に追従させて変化させるカーテンウォール。
【請求項7】
請求項1ないし4のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
前記太陽電池パネルは、前記受け面部に装着されるフィルム型の太陽電池パネル、又は、塗布型の太陽電池パネルであるカーテンウォール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外側パネルと屋内側パネルの間にキャビティを形成するカーテンウォールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
カーテンウォールとして、従来、屋外側パネルと屋内側パネルの間にキャビティを形成するカーテンウォールが知られている。このようなカーテンウォールでは、太陽光が屋外側パネルと屋内側パネルを透過して、カーテンウォールの屋内側に太陽光が照射される。そのため、屋内の日射への対策が求められることがある。これに対し、従来、太陽電池セルが設けられた複数のスラットを備え、カーテンウォールのガラスパネルの屋内側に配置される太陽電池ブラインドが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された従来の太陽電池ブラインドでは、閉姿勢で整列する複数のスラットにより太陽光を遮る。また、複数のスラットにより、屋内の日射に対処しつつ、各スラットの太陽電池セルにより、発電も可能である。しかしながら、従来の太陽電池ブラインドでは、太陽光の屋内側への照射は低減できるものの、カーテンウォールの屋内側に複数のスラットが配置されており、カーテンウォールの屋内側の空間を有効に活用する観点から改良の余地がある。また、カーテンウォールの屋内側において、太陽電池セルが設けられたスラットに人がぶつかることも懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7146602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、屋外側パネルと屋内側パネルの間に形成されるキャビティにおいて、屋内側への太陽光の照射を低減しつつ太陽光により発電可能なカーテンウォールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
屋外側パネルと屋内側パネルの間にキャビティを形成するカーテンウォールであって、
前記キャビティに配置されて太陽光を遮るフィンを備え、
前記フィンは、太陽光を受ける受け面部に設けられた太陽電池パネルを有するカーテンウォールである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、屋外側パネルと屋内側パネルの間に形成されるキャビティにおいて、屋内側への太陽光の照射を低減しつつ太陽光により発電可能なカーテンウォールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。
第1実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
第1実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
第1実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
図1のX1-X1線で切断した第1実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
図1のX2-X2線で切断した第1実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
図6の一部を拡大した第1実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
図7のX3-X3線で切断した第1実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
第1実施形態のカーテンウォールを含む太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。
第2実施形態のカーテンウォールを含む太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。
第3実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。
第3実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
第3実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
第3実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
図11のX4-X4線で切断した第3実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
図11のX5-X5線で切断した第3実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
図16の一部を拡大した第3実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
図17のX6-X6線で切断した第3実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のカーテンウォールの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のカーテンウォールは、建物の外壁に設置されて、建物の太陽光発電システムの一部を構成する。太陽光発電システムは、カーテンウォールに併設されて、カーテンウォールにおいて太陽光により発電する。また、カーテンウォールは、建物の外壁で、建物の屋内(室内)と屋外(室外)の間に設置されて、建物の外壁を形成する。以下、カーテンウォールの複数の実施形態について順に説明する。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカーテンウォール1を示す正面図であり、建物10に設置されたカーテンウォール1の一部を屋外側からみて示している。図2は、第1実施形態のカーテンウォール1を示す縦断面図であり、上下方向Rと屋内外方向Tを含む面で切断したカーテンウォール1と建物10の一部を示している。図3は、第1実施形態のカーテンウォール1を示す横断面図であり、左右方向Sと屋内外方向Tを含む面で切断したカーテンウォール1を示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る