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公開番号2025109034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002683
出願日2024-01-11
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 3/36 20060101AFI20250716BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】障子を開き位置に向けて移動させた場合に障子が傾く事態を防止する。
【解決手段】横枠11,12及び横框21,22の間に設けたリンク機構30により、戸先框24が面外方向に突出するように枠体10に対して障子20が開放可能に支持された建具であって、枠体10及び障子20の間に設けられ、互いに当接することにより、枠体10に対して障子20が室外側に移動することを規制する引き寄せ機構110及び垂れ下がり防止機構120を備え、引き寄せ機構110は、少なくとも枠体10に対して障子20が閉じ位置に配置された場合に当接状態となり、かつ障子20が開き位置に向けて移動した場合に当接状態が解除され、垂れ下がり防止機構120は、引き寄せ機構110が当接状態にある場合に当接状態となり、かつ障子20が開き位置に向けて移動した場合に引き寄せ機構110の当接状態が解除された後に当接状態が解除される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
上下の横枠及び左右の縦枠を有して構成された枠体と、
上下の横框及び左右の縦框を有して構成された障子とを備え、
前記横枠及び前記横框の間に設けたリンク機構により、前記縦框の一方が面外方向に突出するように前記枠体に対して前記障子が開放可能に支持された建具であって、
前記枠体及び前記障子の間に設けられ、互いに当接することにより、前記枠体に対して前記障子が室外側に移動することを規制する第1規制機構及び第2規制機構を備え、
前記第1規制機構は、少なくとも前記枠体に対して前記障子が閉じ位置に配置された場合に当接状態となり、かつ前記障子が開き位置に向けて移動した場合に当接状態が解除され、
前記第2規制機構は、前記第1規制機構が当接状態にある場合に当接状態となり、かつ前記障子が前記開き位置に向けて移動した場合に前記第1規制機構の当接状態が解除された後に当接状態が解除されることを特徴とする建具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第1規制機構及び前記第2規制機構は、それぞれ前記縦枠と前記縦框の他方との間に設けられ、
前記第2規制機構は、前記第1規制機構よりも上方となる位置において当接状態となることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記障子は、上下に沿った回転軸心を中心として回転しながら前記開き位置に向けて移動するものであり、
前記第1規制機構及び前記第2規制機構は、それぞれ前記縦枠と前記縦框の他方との間に設けられ、
前記第2規制機構は、前記回転軸心に対して前記第1規制機構よりも近接した位置において当接状態となることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項4】
前記障子は、上下に沿った回転軸心を中心として回転しながら前記開き位置に向けて移動するものであり、
前記第2規制機構は、上下に沿った軸心を中心に回転可能となる状態で前記縦枠及び前記縦框のいずれか一方に配設されたローラと、前記ローラの周面に当接する状態で前記縦枠及び前記縦框のいずれか他方に配設された当接ブロックとを備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、縦すべり出し窓等のように、横枠及び横框の間に設けたリンク機構により、縦框の一方が面外方向に突出するように枠体に対して障子が開放可能に支持された建具に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
縦すべり出し窓等のように、横枠及び横框の間に設けたリンク機構により、縦框の一方が面外方向に突出するように枠体に対して障子が開放可能に支持された建具では、耐風圧性や水気密性を確保するため、枠体に対して障子が室内側に移動することを規制する規制機構を設けたものが提供されている。すなわち、この種の建具では、規制機構として、縦枠にローラが設けられているとともに、縦框に当接ブロックが設けられているものがある。この建具によれば、障子が閉じ位置に配置されている場合に当接ブロックをローラの周面に当接させ、枠体に対して障子が室外側に移動することを防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-144877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば大型の障子を備える建具では、障子の重量が大きくなるため、障子を開き位置に向けて移動させた際に、枠体に対して障子が傾いた状態となるおそれがある。枠体に対して障子が傾いた状態では、枠体と障子との隙間が上下で異なることになるため外観品質が損なわれるばかりか、リンク機構の動作に影響を与えることにより障子の開閉操作性が損なわれる懸念もある。特に、障子が開き位置に向けて移動された直後では、縦枠と縦框との間の隙間が小さいため、その幅の変化が顕著となる。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、障子を開き位置に向けて移動させた場合に障子が傾く事態を防止することのできる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、上下の横枠及び左右の縦枠を有して構成された枠体と、上下の横框及び左右の縦框を有して構成された障子とを備え、前記横枠及び前記横框の間に設けたリンク機構により、前記縦框の一方が面外方向に突出するように前記枠体に対して前記障子が開放可能に支持された建具であって、前記枠体及び前記障子の間に設けられ、互いに当接することにより、前記枠体に対して前記障子が室外側に移動することを規制する第1規制機構及び第2規制機構を備え、前記第1規制機構は、少なくとも前記枠体に対して前記障子が閉じ位置に配置された場合に当接状態となり、かつ前記障子が開き位置に向けて移動した場合に当接状態が解除され、前記第2規制機構は、前記第1規制機構が当接状態にある場合に当接状態となり、かつ前記障子が前記開き位置に向けて移動した場合に前記第1規制機構の当接状態が解除された後に当接状態が解除されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、障子が開き位置に向けて移動した場合に第2の規制機構が当接状態にあり、枠体に対して障子が室外側に向けて移動することが規制される。従って、枠体に対して障子が傾く事態が防止され、外観品質が損なわれたり、障子の開閉操作性が損なわれる懸念がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態である建具を室内側から見た姿図である。
図1に示した建具の縦断面図である。
図1に示した建具の横断面図である。
図1に示した建具に適用するリンク機構を示すもので、障子が閉じ位置に配置された状態の横断面図である。
図1に示した建具に適用するリンク機構を示すもので、障子が開き位置に配置された状態の横断面図である。
図1に示した建具の吊元側となる縦枠及び縦框部分を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置され状態の要部横断面図、(b)は(a)の状態から障子が開き位置に向けて移動を開始した状態の要部横断面図、(c)は(b)の状態からさらに障子が開き位置に向けて移動した状態の要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、横枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
【0010】
図1~図3は、本発明の実施の形態である建具を示したものである。ここで例示する建具は、枠体10に対して障子20が室外側に向けて押し開らかれるように構成した、いわゆる縦すべり出し窓と称されるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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