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公開番号2025100105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217217
出願日2023-12-22
発明の名称屋外構造物
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E04H 6/02 20060101AFI20250626BHJP(建築物)
要約【課題】使い勝手を損なうことなく、間口の広い設置スペースにも対応すること。
【解決手段】左右の前方柱10と、後方柱20と、前方柱10の相互間に設けられる横断梁30と、後方柱20の上方部から前方に向けて延在し、前端部が横断梁30に連結される縦断梁40とを備え、縦断梁40及び横断梁30を介して屋根体が前方柱10及び後方柱20によって支持されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
左右の前方柱と、
後方柱と、
前記前方柱の相互間に設けられる第1構造材と、
前記後方柱の上方部から前方に向けて延在し、前端部が前記第1構造材に連結される構造体と
を備え、前記構造体及び前記第1構造材を介して屋根体が前記前方柱及び前記後方柱によって支持されていることを特徴とする屋外構造物。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記構造体は、前記後方柱から前記第1構造材に向けて前後方向に沿って配設された第2構造材を備えることを特徴とする請求項1に記載の屋外構造物。
【請求項3】
前記後方柱を複数備え、
前記後方柱からそれぞれ前記第1構造材に対して前記第2構造材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の屋外構造物。
【請求項4】
前記第2構造材に交差する方向に沿って前記第2構造材に屋根支持材が設けられ、
前記屋根支持材に前記屋根体が連結されていることを特徴とする請求項2に記載の屋外構造物。
【請求項5】
前記屋根支持材は、前記第2構造材の下面に設けられ、前記屋根支持材の下面に前記屋根体が連結されていることを特徴とする請求項4に記載の屋外構造物。
【請求項6】
前記後方柱は、左右方向において前記前方柱よりも中心寄りに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の屋外構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カーポート等の屋外構造物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
カーポート等の屋外構造物には、複数の柱の上方部に梁が設けられ、梁を介して屋根体を支持するようにしたものがある。例えば、特許文献1では、設置スペースの前方部両側に前方柱が設けられ、設置スペースの後方部両側に後方柱が設けられている。前方柱の上端部間及び後方柱の上端部間には、それぞれ梁が設けられ、梁の下面に屋根体が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-90171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種のカーポートは、左右に複数台の車両を駐車することができる等、間口の広い設置スペースに設ける場合がある。こうしたカーポートでは、前方柱の相互間隔及び後方柱の相互間隔が広がることになるため、屋根体を支持する構造体に、より大きな強度が必要となる。例えば前方柱と後方柱との間にさらに中間の柱を設けるとともに、これら中間の柱の上端部間に中間の梁を設け、中間の梁に対しても屋根体を支持させれば、間口の広いスペースにも対応することが可能である。しかしながら、このカーポートにあっては、屋根体の両側となる部分に多数の柱が配置されるため、例えば車両のドアを開閉する際に邪魔になる等、使い勝手の点で問題を来す懸念がある。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、使い勝手を損なうことなく、間口の広い設置スペースにも対応することのできる屋外構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る屋外構造物は、左右の前方柱と、後方柱と、前記前方柱の相互間に設けられる第1構造材と、前記後方柱の上方部から前方に向けて延在し、前端部が前記第1構造材に連結される構造体とを備え、前記構造体及び前記第1構造材を介して屋根体が前記前方柱及び前記後方柱によって支持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前方柱の相互間に設けられた第1構造材と、後方柱の上方部との間を構造体によって連結するようにしている。従って、間口の広い設置スペースに設ける場合には、後方柱及び構造体を増やせば、設置スペースの両側に柱を設けることなく強度上の問題を解決することが可能となる。従って、間口の広い設置スペースに設ける場合にも、両側に多数の柱が設けられることがなく、例えば車両のドアを開閉する際に干渉するような事態を招来する懸念もないため、使い勝手の点で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態である屋外構造物の正面図である。
図1に示した屋外構造物の側面図である。
図1に示した屋外構造物の平面図である。
図1に示した屋外構造物の背面図である。
図1に示した屋外構造物の前方柱、後方柱、第1構造材、第2構造材の連結状態を示す平面図である。
図1に示した屋外構造物の前方柱、後方柱、第1構造材、第2構造材の連結状態を示す正面図である。
図1に示した屋外構造物の前方柱及び第1構造材の連結部分を示す縦断面正面図である。
図1に示した屋外構造物の後方柱及び第2構造材の連結部分を示す縦断面側面図である。
図1に示した屋外構造物の第1構造材及び第2構造材の連結部分を示す縦断面側面図である。
図1に示した屋外構造物の第2構造材、屋根支持材、屋根材の連結部分を示す縦断面正面図である。
本発明の変形例である屋外構造物を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る屋外構造物の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1~図4は、本発明の実施の形態である屋外構造物を示すものである。ここで例示する屋外構造物は、外形が長方形で、平坦な駐車スペースを設置対象とするカーポートであり、前方柱10、後方柱20、横断梁(第1構造材)30、縦断梁(構造体:第2構造材)40、母屋(屋根支持材)50及び屋根体60を備えている。本実施の形態では、これら前方柱10、後方柱20、横断梁30、縦断梁40、母屋50及び屋根体60が、駐車スペースを左右に等分割する鉛直方向に沿った仮想の中心面に対して対称形状となるように構成してある。但し、必ずしも対称形状とする必要はない。
【0010】
前方柱10及び後方柱20は、それぞれアルミニウム合金等の金属によって成形したもので、断面が長方形の筒状に構成してある。前方柱10は、駐車スペースの両側縁において前方寄りとなる2位置に立設してある。後方柱20は、駐車スペースの後縁となる部分において互いに間隔を確保した2位置に立設してある。図5、図6に示すように、後方柱20は、前方柱10よりも駐車スペースの中心寄りに設けてあり、相互間隔が前方柱10の相互間隔よりも小さい。前方柱10の地面からの突出寸法は、後方柱20よりも大きく設定してある。図示の例では、前方柱10が左右に長手となる向きに設けてあり、後方柱20が前後に長手となる向きに設けてある。なお、柱10,20の断面形状は必ずしも長方形である必要はなく、例えば断面が円形の柱を適用することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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