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公開番号2025067780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2024089157
出願日2024-05-31
発明の名称建築物
出願人有限会社守矢建設
代理人個人,個人
主分類E04B 1/98 20060101AFI20250417BHJP(建築物)
要約【課題】上階と下階の間にコンクリートを敷き詰めない建築物を提供する。
【解決手段】本発明の建築物は、柱材によって上階の床が地面よりも高い位置に構築された建築物であって、柱材の上側に木材を用いた第一の木製土台が設けられ、第一の木製土台の上側に粘弾性部材が設けられ、粘弾性部材の上側に木材を用いた第二の木製土台が設けられ、第二の木製土台の上側に床材が設けられたものである。本発明の建築物では、柱材と第一の木製土台の間に基礎パッキンを設けることもできる。本発明の建築物では、柱材と、基礎パッキンと、第一の木製土台が第一の連結材で連結され、第一の木製土台、粘弾性部材及び第二の木製土台が第二の連結材で連結された構成とすることもできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
柱材によって上階の床が地面よりも高い位置に構築された建築物において、
前記柱材の上側に木材を用いた第一の木製土台が設けられ、
前記第一の木製土台の上側に粘弾性部材が設けられ、
前記粘弾性部材の上側に木材を用いた第二の木製土台が設けられ、
前記第二の木製土台の上側に前記上階の床材が設けられた、
ことを特徴とする建築物。
続きを表示（約 290 文字）【請求項２】
請求項１記載の建築物において、
柱材と第一の木製土台の間に基礎パッキンが設けられた、
ことを特徴とする建築物。
【請求項３】
請求項２記載の建築物において、
柱材、基礎パッキン及び第一の木製土台が第一の連結材で連結され、
前記第一の木製土台、粘弾性部材及び第二の木製土台が第二の連結材で連結された、
ことを特徴とする建築物。
【請求項４】
請求項１記載の建築物において、
第一の木製土台の側周面又は／及び第二の木製土台の下階側の面に断熱材が設けられた、
ことを特徴とする建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は建築物に関し、特に、柱材によって上階の床が地面よりも高い位置に構築された高床式の建築物に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、土地を有効活用するため、一階を駐車場やガレージ等として利用し、二階を生活空間とする高床式の建築物が知られている（例えば、特許文献１）。
【０００３】
従来の高床式の建築物の中には、図５に示すように、鉄骨柱（柱材）Ａで支持された鉄骨デッキＢの上にコンクリートＣが敷き詰められ、そのコンクリートＣの上に木製土台Ｄが、その木製土台Ｄの上に床材（床パネル）Ｅが設けられたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００２－７０１９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来の高床式の建築物のように、鉄骨デッキＢの上にコンクリートＣを敷き詰めることで建物の強度を高めることができる。しかし、コンクリートＣは１立米あたり２３００Ｋｇ（２．３ｔ）の重さがあるため基礎を頑丈にする必要があり、その分だけコスト高になる傾向がある。
【０００６】
また、鉄骨デッキＢの上にコンクリートＣを敷き詰める従来の建築物には、光熱費などの維持費が嵩む、水道配管のメンテナンスに手間がかかる、解体時に手間がかかる、解体後のコンクリートの処分の問題が生じる等の課題がある。
【０００７】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、上階と下階の間にコンクリートを敷き詰めない建築物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
［建築物］
本発明の建築物は、柱材によって上階の床が地面よりも高い位置に構築された建築物であって、柱材の上側に木材を用いた第一の木製土台が設けられ、第一の木製土台の上側に粘弾性部材が設けられ、粘弾性部材の上側に木材を用いた第二の木製土台が設けられ、第二の木製土台の上側に床材が設けられたものである。
【０００９】
本発明の建築物では、柱材と第一の木製土台の間に樹脂製の基礎パッキンを設けることもできる。
【００１０】
本発明の建築物では、柱材と、基礎パッキンと、第一の木製土台が第一の連結材で連結され、第一の木製土台、粘弾性部材及び第二の木製土台が第二の連結材で連結された構成とすることもできる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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