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公開番号2025100139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217289
出願日2023-12-22
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 3/38 20060101AFI20250626BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】障子の位置ずれや変形を抑制することができる建具を提供する。
【解決手段】建具は、横枠及び縦枠を有する枠体と、横框及び縦框を有する障子と、前記横枠と前記横框との間に設けられ、前記枠体に対して前記障子を回動可能に支持するヒンジと、前記縦枠と前記縦框との間に架け渡されたダンパーと、を備える建具であって、前記縦框に連結される縦板と、前記縦板から屈曲され、前記ヒンジが取り付けられた前記横框の見込み面に当接する横板とを有する連結金具を備え、前記縦板は、前記横框に前記縦框を連結するねじを用いて前記縦框と共締めされている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
横枠及び縦枠を有する枠体と、
横框及び縦框を有する障子と、
前記横枠と前記横框との間に設けられ、前記枠体に対して前記障子を回動可能に支持するヒンジと、
前記縦枠と前記縦框との間に架け渡されたダンパーと、
を備える建具であって、
前記縦框に連結される縦板と、前記縦板から屈曲され、前記ヒンジが取り付けられた前記横框の見込み面に当接する横板とを有する連結金具を備え、
前記縦板は、前記横框に前記縦框を連結するねじを用いて前記縦框と共締めされている
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具であって、
前記横框の見込み面の裏側に配置され、前記ヒンジを前記横框の見込み面にねじ止めするための裏板を備え、
前記横板は、前記裏板を前記横框に固定するねじを用いて前記裏板と共締めされている
ことを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の建具であって、
前記縦框の見込み面には、中空部が設けられ、
前記縦板は、前記縦框の小口から前記中空部に挿入され、該中空部内で前記縦框に共締めされている
ことを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項1に記載の建具であって、
前記横枠として上枠及び下枠を有し、
前記横框として上框及び下框を有し、
前記障子は、前記上框が前記ヒンジを用いて前記上枠に連結されることで、前記下框が前記枠体から室外側に向かって移動するように回動するものであり、
前記障子が閉じ位置にある状態で、前記ダンパーは前記縦框を下方に向かって付勢している
ことを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、枠体と障子とを備える建具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ビルや住宅等の窓として、枠体に障子を回動可能に支持した構造の開き窓がある。この種の開き窓としては、例えば障子の上框にヒンジを取り付けた突出し窓や、障子の下框にヒンジを取り付けた外倒し窓等がある。例えば特許文献1には、縦框に連結されたダンパーの付勢力(反力)によって障子を開く突出し窓が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-095289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような建具は、閉じ位置にある障子の縦框がダンパーの付勢力を常に受けた状態にある。例えば突出し窓の障子は、ヒンジで連結された上枠から下方に離れる方向への付勢力を受け続けている。このため障子は、上枠にヒンジで連結された上框から縦框が下方へと位置ずれし、又は上框と縦框との連結部が変形する現象、いわゆる障子の垂れ下がりを生じる懸念がある。なお、外倒し窓の障子は、ダンパーから下枠から上方に離れる方向の付勢力を常に受けた状態にあり、この場合も縦框の位置ずれや連結部の変形等を生じる懸念がある。
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、障子の位置ずれや変形を抑制することができる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る建具は、横枠及び縦枠を有する枠体と、横框及び縦框を有する障子と、前記横枠と前記横框との間に設けられ、前記枠体に対して前記障子を回動可能に支持するヒンジと、前記縦枠と前記縦框との間に架け渡されたダンパーと、を備える建具であって、前記縦框に連結される縦板と、前記縦板から屈曲され、前記ヒンジが取り付けられた前記横框の見込み面に当接する横板とを有する連結金具を備え、前記縦板は、前記横框に前記縦框を連結するねじを用いて前記縦框と共締めされている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の上記態様によれば、障子の位置ずれや変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る建具を室内側から見た模式的な姿図である。
建具の縦断面図である。
建具の横断面図である。
縦框と上框とのコーナー部及びその周辺部を拡大した模式的な斜視図である。
図5(A)は連結金具の平面図であり、図5(B)は連結金具の正面図であり、図5(C)は連結金具の側面図である。
図6(A)は上框の縦断面図であり、図6(B)は図6(A)に示す上框に連結金具を取り付けた状態を示す図である。
図7(A)は縦框と上框とのコーナー部及びその周辺部を拡大した平面図であり、図7(B)は図7(A)に示すコーナー部に連結金具を取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る建具について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1~図3に示すように、一実施形態に係る建具10は、建物躯体の開口部に固定される枠体12と、枠体12の内側で回動可能に支持された障子14とを備える。本実施形態では、上縁を回動支点として下縁が室外側に向かって突き出すように障子14が回動する突出し窓の建具10を例示する。建具10は、例えばビルや住宅に設置される排煙窓である。本出願に係る建具は突出し窓以外、例えば外倒し窓等であってもよく、排煙窓以外の用途に用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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