TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025098726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215054
出願日2023-12-20
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 3/58 20060101AFI20250625BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】好適な断熱性、結露防止性が得られる建具を提供する。
【解決手段】建具10は、金属框38の内周側室外見付け片44aと室内側の押縁40とによってパネル24の縁を保持する。金属框38は、パネル24の縁の外周側で見込み方向に沿って室内側に延出する見込み部42を備える。押縁40は金属押縁50および樹脂押縁52を備える。金属押縁50および樹脂押縁52は金属框38に係合する。樹脂押縁52と金属押縁50とはカシメ箇所68でカシメ固定されている。樹脂押縁52の室内側見付け壁52aと、金属框38の室内側見付け壁38aとは平面状に連続した室内側見付面を形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
金属枠の室外見付け片と室内側の押縁とによってパネルの縁を保持する建具であって、
前記金属枠は、前記パネルの縁の外周側で見込み方向に沿って室内側に延出する見込み部を備え、
前記押縁は金属押縁および樹脂押縁を備え、
前記金属押縁は前記金属枠に係合し、
前記樹脂押縁は前記金属枠または該金属枠と組み合わされた樹脂枠に係合し、
前記樹脂押縁と前記金属押縁とはカシメ固定されている
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記樹脂押縁と前記金属枠とは平面状に連続した室内側見付面を形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記樹脂押縁は前記金属枠の室内側見付け壁に対して室外側で係合する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の建具。
【請求項4】
前記金属押縁と前記樹脂押縁とは互いに係合する箇所のうち前記パネルの室内側の角部に最も近い箇所でカシメ固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項5】
前記金属枠は前記パネルよりも室内側となる部分に押縁係合突起を有し、前記金属押縁は、前記押縁係合突起に係合する内周係合部と、前記押縁係合突起よりも室外側かつ外周側となる位置において前記金属枠に係合する外周係合片とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項6】
前記外周係合片は、前記金属枠に形成される室内側に突出した見込み片に対して外周側面に掛かっている
ことを特徴とする請求項5に記載の建具。
【請求項7】
前記樹脂押縁は、中空部を形成しており、該中空部より室外側で前記金属押縁とカシメ固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項8】
前記樹脂押縁は、室外側に突出して先端が内周側に屈曲した樹脂係合部を備え、
前記金属押縁は、室内側に突出して先端が外周側に屈曲した金属係合部、および室内側に突出した突出片を備え、
前記金属係合部の屈曲部と前記樹脂係合部の屈曲部とは隣接しており、前記金属係合部の屈曲部の先端と前記突出片とによって前記樹脂係合部における屈曲基部を挟持してカシメ固定している
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属枠の室外見付け片と室内側の押縁とによってパネルの縁を保持する建具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
パネルの四周を室内側から金属と樹脂との複合材からなる押縁で保持する窓枠が知られている。このような押縁を備える窓枠では、室内側に樹脂材を設けることで好適な断熱性および結露防止作用が得られる。樹脂材は温度によって長手方向に伸縮するため、金属材に対して固定しておくことが望ましい。特許文献1に開示されている窓枠では樹脂材と金属材とがネジによって固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-70952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
樹脂材と金属材とをネジによって固定する場合、固定箇所はネジの頭部の径に対して多少の余裕を確保する面積が必要であってやや大きくなる。そのため金属材が樹脂材と重なる面積が大きくなって樹脂材の断熱性、結露防止性が低下する。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、好適な断熱性、結露防止性が得られる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる建具は、金属枠の室外見付け片と室内側の押縁とによってパネルの縁を保持する建具であって、前記金属枠は、前記パネルの縁の外周側で見込み方向に沿って室内側に延出する見込み部を備え、前記押縁は金属押縁および樹脂押縁を備え、前記金属押縁は前記金属枠に係合し、前記樹脂押縁は前記金属枠または該金属枠と組み合わされた樹脂枠に係合し、前記樹脂押縁と前記金属押縁とはカシメ固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明にかかる建具では、カシメ固定のための突出片に必要とされる見込み寸法は小さく、樹脂押縁との接触面積が抑えられるとともに、樹脂押縁の室内側見付け面までの寸法が比較的大きく確保され、好適な断熱性、結露防止性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態である建具の縦断面図である。
建具の横断面図である。
下框の縦断面図である。
押縁の縦断面図である。
押縁を金属框に装着する様子を示す模式図である。
別実施例にかかる建具の縦断面図である。
別実施例にかかる建具の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明にかかる建具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面、壁については見込み面、見込み壁と称する場合がある。見付け方向とは、下枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面、壁については、見付け面、見付け壁と称する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
網戸
1か月前
個人
脚立の転落防止ポール
2か月前
三協立山株式会社
建具
2か月前
三協立山株式会社
構造体
19日前
三協立山株式会社
構造体
26日前
三協立山株式会社
開口部装置
2か月前
株式会社ニチベイ
ブラインド
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
26日前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
株式会社ウッドワン
ルーバー扉
2か月前
株式会社TJMデザイン
脚立用ホルダー
10日前
株式会社大奉金属
止水構造
1か月前
永大産業株式会社
開閉構造体
24日前
ナブテスコ株式会社
建具及び表示装置
12日前
三和シヤッター工業株式会社
ドア
1か月前
昭和フロント株式会社
建具
1か月前
株式会社LIXIL
ロールスクリーン装置
12日前
株式会社LIXIL
ロールスクリーン装置
12日前
株式会社LIXIL
ロールスクリーン装置
12日前
株式会社ニチベイ
ロールスクリーン
11日前
株式会社ニチベイ
ロールスクリーン
11日前
株式会社LIXIL
建具
10日前
株式会社LIXIL
建具
3日前
立川ブラインド工業株式会社
遮蔽装置
11日前
株式会社LIXIL
建具
10日前
株式会社LIXIL
建具
1か月前
長谷川工業株式会社
梯子兼用脚立
1か月前
立川ブラインド工業株式会社
ロールスクリーン
1か月前
三和シヤッター工業株式会社
シャッター
17日前
三和シヤッター工業株式会社
中柱固定装置
1か月前
ナブテスコ株式会社
自動ドア装置及び建具
11日前
三和シヤッター工業株式会社
中柱固定装置
1か月前
文化シヤッター株式会社
開閉体装置の構造
19日前
株式会社九電工
墜落防止装置
1か月前
理研軽金属工業株式会社
ルーバーの取付構造
11日前
株式会社イトーキ
扉構造
11日前
続きを見る