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公開番号2025112129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006233
出願日2024-01-18
発明の名称引き違い窓
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 3/46 20060101AFI20250724BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】枠体の見込み寸法の小型化および断熱性の維持を図りつつ、枠体に保持される外障子の強度の向上を図り得る引き違い窓を提供すること。
【解決手段】引き違い窓1において、戸先框43,63は、室外側の金属框材431,631および室内側の樹脂框材531,731で構成される。窓枠2には、戸先框43に対して室内側から当接する気密材10と、戸先框63に対して室内側から当接する気密材10とが設けられる。戸先框63に当接する気密材10は、Z軸方向においてパネル66の室内面66Bの位置よりも室外側の位置に配置され、戸先框43における室外見付面の位置と当該戸先框43に対する気密材10の当接位置との間の見込み寸法は、戸先框63における室外見付面の位置と当該戸先框63に対する気密材10の当接位置との間の見込み寸法よりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
互いに引き違い可能な外障子および内障子が枠体内に配置される引き違い窓であって、
前記外障子は、外框体と、前記外框体の内部に配置される外面材とを備え、
前記内障子は、内框体と、前記内框体の内部に配置される内面材とを備え、
前記外框体は、当該外框体を構成する框材として少なくとも外戸先框を有し、
前記内框体は、当該内框体を構成する框材として少なくとも内戸先框を有し、
前記外戸先框および前記内戸先框のそれぞれは、室外側の金属框材および室内側の樹脂框材で構成され、
前記枠体には、前記外戸先框に対して室内側から当接する外気密材と、前記内戸先框に対して室内側から当接する内気密材とが設けられ、
前記内気密材は、見込み方向において前記内面材の室内面の位置よりも室外側の位置に配置され、
前記外戸先框における室外見付面の位置と当該外戸先框に対する前記外気密材の当接位置との間の見込み寸法は、前記内戸先框における室外見付面の位置と当該内戸先框に対する前記内気密材の当接位置との間の見込み寸法よりも大きい
ことを特徴とする引き違い窓。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の引き違い窓であって、
前記外框体における前記金属框材は、見込み方向においてその室外見付面の位置から当該外戸先框に対する前記外気密材の当接位置にわたって形成される
ことを特徴とする引き違い窓。
【請求項3】
請求項2に記載の引き違い窓において、
前記枠体は、少なくとも、枠見込み面部と、前記枠見込み面部に連続すると共に前記外気密材が装着される装着片部とを有し、
前記枠見込み面部および前記装着片部は、金属材料で形成される
ことを特徴とする引き違い窓。
【請求項4】
請求項2に記載の引き違い窓であって、
前記外框体の前記金属框材は、その室内側部分に前記外気密材に当接する当接部を有する
ことを特徴とする引き違い窓。
【請求項5】
請求項1に記載の引き違い窓において、
前記外框体は、外上框および外下框を有し、
前記内框体は、内上框および内下框を有し、
前記枠体には、前記外上框および前記外下框に対して室内側から当接する他の外気密材と、前記内上框および前記内下框に対して室内側から当接する他の内気密材とが設けられ、
前記他の内気密材は、見込み方向において前記内面材の室内面の位置よりも室外側の位置に配置され、
前記外上框における室外見付け面の位置と当該外上框に対する前記他の外気密材の当接位置との間の見込み寸法は、前記内上框における室外見付け面の位置と当該内上框に対する前記他の内気密材の当接位置との間の見込み寸法より大きく、
前記外下框における室外見付け面の位置と当該外下框に対する前記他の外気密材の当接位置との間の見込み寸法は、前記内下框における室外見付け面の位置と当該内下框に対する前記他の内気密材の当接位置との間の見込み寸法より大きい
ことを特徴とする引き違い窓。
【請求項6】
請求項5に記載の引き違い窓において、
前記外気密材および前記他の外気密材の前記外框体に対する前記当接位置は、見込み方向において前記外面材の室内面の位置よりも室内側の位置に配置され、
前記他の内気密材の前記内框体に対する前記当接位置は、見込み方向において前記内面材の室内面の位置よりも室外側の位置に配置される
ことを特徴とする引き違い窓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外障子および内障子が枠体内に配置される引き違い窓に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、枠体と、枠体に対して引き違い自在に配置された内障子および外障子を有する断熱サッシが知られている(特許文献1参照)。内障子および外障子は、框材(上框、下框、戸先框、召合框)を四周枠組みし、その内周にガラス等のパネル体を配置して形成されており、枠体は、框材に当接する気密材を有している。框材は、金属框材(金属上框、金属下框、金属戸先框、金属召合框)と、金属框の室内側に配置される樹脂框材(樹脂上框、樹脂下框、樹脂戸先框、樹脂召合框)とを有している。この断熱サッシでは、框材を室外側の金属框材および室内側の樹脂框材で形成することで、断熱性の向上を図っている。また、この断熱サッシでは、外障子の框材および内障子の框材の双方において、当該框材の室外見付け面の位置と当該框材に対する気密材の当接位置との間の見込み寸法を、当該框材の他の部分における見込み寸法よりも小さくすることで、枠体の見込み寸法の小型化が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-168673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の断熱サッシでは、外障子の框材においても、室外見付け面の位置と気密材の当接位置との間の見込み寸法を、当該框材の他の部分の見込み寸法よりも小さくしているので、外障子の框材のうち室外見付け面の位置と気密材の当接位置との間に配置される部分が、当該框材の他の部分よりも小さく構成されてしまう。このため、引き違い窓において、枠体の見込み寸法の小型化および断熱性の維持を図りつつ、枠体に保持される外障子の強度の向上を図ることが困難である。
【0005】
本発明の目的は、枠体の見込み寸法の小型化および断熱性の維持を図りつつ、枠体に保持される外障子の強度の向上を図り得る引き違い窓を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の引き違い窓は、互いに引き違い可能な外障子および内障子が枠体内に配置される引き違い窓であって、前記外障子は、外框体と、前記外框体の内部に配置される外面材とを備え、前記内障子は、内框体と、前記内框体の内部に配置される内面材とを備え、前記外框体は、当該外框体を構成する框材として少なくとも外戸先框を有し、前記内框体は、当該内框体を構成する框材として少なくとも内戸先框を有し、前記外戸先框および前記内戸先框のそれぞれは、室外側の金属框材および室内側の樹脂框材で構成され、前記枠体には、前記外戸先框に対して室内側から当接する外気密材と、前記内戸先框に対して室内側から当接する内気密材とが設けられ、前記内気密材は、見込み方向において前記内面材の室内面の位置よりも室外側の位置に配置され、前記外戸先框における室外見付面の位置と当該外戸先框に対する前記外気密材の当接位置との間の見込み寸法は、前記内戸先框における室外見付面の位置と当該内戸先框に対する前記内気密材の当接位置との間の見込み寸法よりも大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、枠体の見込み寸法の小型化および断熱性の維持を図りつつ、枠体に保持される外障子の強度の向上を図り得る引き違い窓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る引き違い窓を示す内観姿図。
前記実施形態に係る引き違い窓を示す縦断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓を示す横断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の上部を拡大して示す縦断面図
前記実施形態に係る引き違い窓の下部を拡大して示す縦断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の一方の戸先部を拡大して示す横断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の他方の戸先部を拡大して示す横断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の召合せ部を拡大して示す横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1~図3に示す建具である引き違い窓1は、ビルなどの建物の開口に設置され、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に引き違い式にスライド移動可能に配置される外障子4および内障子6とを備えている。
以下の説明において、引き違い窓1の左右方向をX軸方向とし、引き違い窓1の上下方向をY軸方向とし、引き違い窓1の見込み方向をZ軸方向(室内外方向)とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
[窓枠]
窓枠2は、四周枠組みされる上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24を備えている。上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24は、室外側の金属枠材211,221,231,241と、室内側の樹脂枠材311,321,331,341とを連結して構成されている。金属枠材211,221,231,241は、アルミ製の形材であって押出成形されており、樹脂枠材311,321,331,341は、合成樹脂製の形材であって押出成形されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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