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公開番号
2025123818
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019519
出願日
2024-02-13
発明の名称
バンド
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B65D
63/10 20060101AFI20250818BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】別部材としての係止具を用いることなく、取付対象物に容易に着脱できる、バンドを提供する。
【解決手段】バンド10は、バンド本体12と、第1硬質部20を有しかつバンド本体12の端部に設けられる差込部14と、差込部14の第1硬質部20を差し込んで挟持するためにバンド本体12に設けられる挟持部16とを備える。挟持部16は、第1硬質部20を差し込むための開口30と、第1硬質部20を挟むための一対の第2硬質部26,28とを含む。好ましくは、開口30は、挟持部16において差込部14とは反対側に設けられ、挟持部16は、ポケット状に形成される。複数の挟持部16が、バンド本体12において長手方向に離れて設けられてもよい。開口は、挟持部において、差込部側に設けられてよく、差込部側および差込部とは反対側の両方に設けられてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バンド本体と、
第1硬質部を有しかつ前記バンド本体の端部に設けられる差込部と、
前記差込部の前記第1硬質部を差し込んで挟持するために前記バンド本体に設けられる挟持部とを備え、
前記挟持部は、前記第1硬質部を差し込むための開口と、前記第1硬質部を挟むための一対の第2硬質部とを含む、バンド。
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【請求項2】
前記開口は、前記挟持部において前記差込部側および前記差込部とは反対側の少なくともいずれか一方に設けられる、請求項1に記載のバンド。
【請求項3】
前記挟持部は、ポケット状に形成される、請求項1に記載のバンド。
【請求項4】
前記バンド本体において長手方向に離れて設けられる複数の前記挟持部を含む、請求項1から3のいずれかに記載のバンド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明はバンドに関し、より特定的にはパイプ等の取付対象物に輪を形成して取り付けられるバンドに関する。
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【背景技術】
【0002】
この種の従来技術の一例として、特許文献1の図7において、線状体係止具が開示されている。この線状体係止具は、たとえばテント架設時にロープを張設するために用いられ、金属板の両端部に2つの貫通孔を設けて構成される。この線状体係止具を用いてロープをパイプに取り付ける場合、ロープの端末を、金属板の一方の貫通孔に挿入したのちパイプに掛け回し、さらに金属板の他方の貫通孔に挿入する。その後、ロープの端部に結び目を形成する。そして、一方の貫通孔から他方の貫通孔までのループ状部分のロープ長を調整する。このようなロープに張力が掛かると、金属板はロープの延長方向に配向し、貫通孔とロープとの間に摩擦力を生じるため2つの貫通孔間のループ長がロックされ、ロープのパイプに対する取り付け長さが保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-43929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された線状体係止具は、ロープとは別部材でありロープから分離できるので、係止具を紛失するおそれがある。また、この線状体係止具では、ロープの端末を2つの貫通孔に通したり、結び目を形成する必要がある。したがって、ロープをパイプに取り付ける作業およびパイプから取り外す作業が煩雑である。
【0005】
それゆえにこの発明の主たる目的は、別部材としての係止具を用いることなく、取付対象物に容易に着脱できる、バンドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、バンド本体と、第1硬質部を有しかつバンド本体の端部に設けられる差込部と、差込部の第1硬質部を差し込んで挟持するためにバンド本体に設けられる挟持部とを備え、挟持部は、第1硬質部を差し込むための開口と、第1硬質部を挟むための一対の第2硬質部とを含む、バンドが提供される。
【0007】
この発明では、バンドの差込部付近を掴んで、取付対象物(固定されているパイプやフックなど)に対してバンド本体が掛け回される。そして、差込部の第1硬質部を、ハンド本体に設けられた挟持部に開口から差し込むと、第1硬質部は、一対の第2硬質部によって挟まれ、バンドの輪が形成される。このようにしてバンドを取付対象物へ容易に取り付けることができる。このとき、第1硬質部を挟持部に差し込んだ状態において、第1硬質部の差し込み方向にバンド本体と差込部との接続箇所付近が引っ張られても、第1硬質部の外側に位置する第2硬質部が楔として機能し、第1硬質部が一対の第2硬質部によって挟まれた姿勢は殆ど変形しない。したがって、第1硬質部が挟持部から不本意に抜けることはなく、バンドが取付対象物に取り付けられた状態を維持できる。その一方、取付対象物からバンドを取り外すときには、第1硬質部を挟持部への差し込み方向とは逆方向に引っ張ることによって、第1硬質部を容易に挟持部から引き抜くことができる。また、バンド本体に差込部および挟持部が一体的に設けられるので、特許文献1に開示されたような別部材としての係止具は不要となる。
【0008】
好ましくは、開口は、挟持部において差込部側および差込部とは反対側の少なくともいずれか一方に設けられる。開口が、挟持部において差込部とは反対側に設けられる場合には、挟持部がバンド本体の内周側に位置するようにバンドの輪を形成して、差込部の第1硬質部を、開口から挟持部に差し込めばよい。また、開口が、挟持部において差込部側に設けられる場合には、挟持部がバンド本体の外周側に位置するようにバンドの輪を形成して、差込部の第1硬質部を、開口から挟持部に差し込めばよい。さらに、開口が、挟持部において差込部側およびその反対側のいずれにも設けられる場合には、バンドをリバーシブルに使用できる。すなわち、挟持部がバンド本体の内周側に位置するようにバンドの輪を形成して、第1硬質部を、差込部とは反対側に設けられた開口から挟持部に差し込んでもよく、一方、挟持部がバンド本体の外周側に位置するようにバンドの輪を形成して、第1硬質部を、差込部側に設けられた開口から挟持部に差し込んでもよい。
【0009】
また好ましくは、挟持部は、ポケット状に形成される。この場合、挟持部が開口と底とを有するように形成され、挟持部の底が、挟持部に差し込まれる差込部のストッパとなる。したがって、第1硬質部を適切な位置まで挟持部に差し込むことができる。
【0010】
さらに好ましくは、バンド本体において長手方向に離れて設けられる複数の挟持部を含む。この場合、形成すべきバンドの輪のサイズに応じて、第1硬質部を差し込むべき挟持部を選択することができる。第1硬質部を差込部に近い側の挟持部に差し込むと、バンドの輪のサイズを小さくでき、一方、第1硬質部を差込部から遠い側の挟持部に差し込むと、バンドの輪のサイズを大きくできる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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