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公開番号2025099636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216440
出願日2023-12-22
発明の名称テープカッター
出願人個人
代理人個人
主分類B65H 35/07 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 粘着テープが持つ粘着性を利用してテープの巻き戻しを妨げる。
【解決手段】 本開示のテープカッターは、本体部と、テープ切断刃と、テープ止め部材と、可動部材と、を有する。本体部は、粘着テープが環状に巻かれて成る環状テープ体を、着脱可能かつ回転可能に保持するテープ保持体を有する。テープ止め部材は、本体部に支持され、粘着テープの粘着面の粘着を受けることにより粘着テープを止める。可動部材は、基端部が本体部に支持され、かつ自身の弾性復元力によりテープ止め部材を押圧する。本体部は二重に開閉可能であり、テープ止め部材を支持する部分を開閉することにより、可動部材によるテープ止め部材の押圧を解除することと、テープ止め部材を支持する部分を閉じたままで、環状テープ体を保持する部分を開閉することにより、可動部材がテープ止め部材を押圧したままで、環状テープ体を交換すること、が可能である。
【選択図】 図12
特許請求の範囲【請求項1】
テープカッターであって、
粘着テープが環状に巻かれて成る環状テープ体を、着脱可能かつ回転可能に保持するテープ保持体を有する本体部と、
前記本体部に支持され、前記環状テープ体から引き出された前記粘着テープを切断するテープ切断刃と、
前記本体部に支持され、前記粘着テープの粘着面の粘着を受けることにより前記粘着テープを止めるテープ止め部材と、
前記テープ止め部材に当接及び離間するように、前記本体部に移動可能に支持され、かつ前記テープ止め部材を押圧するように、弾性復元力により付勢されている可動部材と、を備え、
前記テープ止め部材と前記可動部材とは、前記環状テープ体から引き出され前記テープ切断刃に至る前記粘着テープの経路を、中途において互いに挟む位置にあり、前記テープ止め部材は、前記粘着テープの前記粘着面の側に位置し、
前記可動部材は、前記本体部に基端部が支持され、前記弾性復元力として自身の曲げ変形の弾性復元力により、前記テープ止め部材を押圧するように付勢される板状ないしシート状の弾性体を有し、
前記本体部は、二重に開閉可能であり、前記テープ止め部材を支持する部分を開閉することにより、前記可動部材による前記テープ止め部材の押圧を解除することが可能であるとともに、前記テープ止め部材を支持する部分を閉じたままで、前記環状テープ体を保持する部分を開閉することにより、前記可動部材が前記テープ止め部材を押圧したままで、前記環状テープ体を交換することが可能である、テープカッター。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記本体部は、前記テープ止め部材を支持する部分の閉じた状態を解除可能に保持する部材と、前記環状テープ体を保持する部分の閉じた状態を解除可能に保持する部材とを、更に有する、請求項1に記載のテープカッター。
【請求項3】
前記テープ止め部材は、引き出された粘着テープの粘着面を受けるテープ受け面が、前記粘着テープの送り先において、角度をもって逃げている、請求項1又は2に記載のテープカッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テープカッターに関し、特に、切断したテープが巻き戻されることを防止する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来のテープカッターは、切断した粘着テープが巻き戻されて粘着テープ表面に貼りついてしまい、剥がすのに苦労するという欠点を有している(特許文献1の要約書参照)。特許文献1には、この問題を解決することを目指したテープカッターが開示されている。
【0003】
特許文献1に開示されるテープカッターは、テープカッターのテープ装着筒に2本の切り込みを入れてクッション取付板を形成し、クッション取付板にクッションを装着して、テープ内周とクッションとの間に適度の接触抵抗を与えるように構成することにより、巻き戻しの問題を解消しようとするものとなっている(同文献の要約書参照)。このため、テープの巻き戻しを妨げる抵抗力と同等の抵抗力が、テープを引き出す時にも作用するので、テープの引出し作業に余分な力を要するという問題があった。
【0004】
特許文献2に開示されるテープカッターは、この問題を解決するものとして、本願と同一発明者により発明されたものである。このテープカッターは、粘着テープが環状に巻かれて成る環状テープ体の内周面を押圧することにより、環状テープ体の回転を妨げる押圧片を有し、粘着テープを引き出すときには、押圧片が環状テープ体の内周面から離れるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-140871号公報
特許第7076661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明者は、環状テープ体を押圧することにより、その回転を妨げる方式に代えて、粘着テープが持つ粘着性を利用することにより、粘着テープの巻き戻しを妨げる仕組みを作ることができないか、と考えた。本発明は本願発明者のかかる問題意識に基づいてなされたもので、粘着テープが持つ粘着性を利用してテープの巻き戻しを妨げるテープカッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様によるものは、テープカッターであって、本体部と、テープ切断刃と、テープ止め部材と、可動部材と、を備えている。本体部は、粘着テープが環状に巻かれて成る環状テープ体を、着脱可能かつ回転可能に保持するテープ保持体を有する。テープ切断刃は、前記本体部に支持され、前記環状テープ体から引き出された前記粘着テープを切断する。テープ止め部材は、前記本体部に支持され、前記粘着テープの粘着面の粘着を受けることにより前記粘着テープを止める。可動部材は、前記テープ止め部材に当接及び離間するように、前記本体部に移動可能に支持され、かつ前記テープ止め部材を押圧するように、弾性復元力により付勢されている。前記テープ止め部材と前記可動部材とは、前記環状テープ体から引き出され前記テープ切断刃に至る前記粘着テープの経路を、中途において互いに挟む位置にあり、前記テープ止め部材は、前記粘着テープの前記粘着面の側に位置する。
【0008】
この構成によれば、粘着テープを使用するために、環状テープ体から粘着テープを引き出すときには、粘着テープに加えられる張力により、可動部材をテープ止め部材から離れるように押すことができる。それにより、粘着テープがテープ止め部材から離れるので、粘着テープの引き出しが円滑に行われる。粘着テープをテープ切断刃により切断した後には、引き出された粘着テープには、もはや張力が無いので、可動部材は弾性復元力により、粘着テープをテープ止め部材に押圧する。テープ止め部材は粘着テープの粘着面の側に位置するので、押圧された粘着テープは、テープ止め部材に粘着する。それにより、粘着テープの巻き戻りが防止される。
【0009】
本発明のうち第2の態様によるものは、第1の態様によるテープカッターであって、前記本体部に支持され、前記可動部材が前記テープ止め部材を押圧するように、前記可動部材を前記弾性復元力により付勢する付勢部材を更に備える。
【0010】
本発明のうち第3の態様によるものは、第2の態様によるテープカッターであって、前記可動部材は、前記本体部に回転可能に支持された回転体を有する。
この構成によれば、粘着テープを引き出すときに、引き出される粘着テープを押圧する回転体が回転する。このため、粘着テープの引き出しが、より円滑に行われる。
(【0011】以降は省略されています)

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