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公開番号2025069800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179746
出願日2023-10-18
発明の名称パレット
出願人三甲株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 19/32 20060101AFI20250423BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ハンドリフターをスムーズに挿入することが可能なパレットを提供する。
【解決手段】本開示のパレット10では、桁部12,13同士の下端部間を連絡する架橋部30が、複数の縦リブ31と複数の横リブ32とを備え、それらに包囲される複数の升目38を有する。そして、架橋部30のうち縦方向H1の両端部を除く途中部分が横方向H2で複数の小領域R1,R2に分割され、それら複数の小領域R1,R2には、全ての升目38が上面壁33を有する上面壁領域R1が含まれている。これにより、ハンドリフターのローラが架橋部30を従来よりスムーズに通過することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
フォーク挿入孔を挟んで対向する桁部同士の下端部間を連絡する架橋部が、フォーク挿入方向である前記架橋部の縦方向に延びる複数の縦リブと、前記縦方向と直交する前記架橋部の横方向に延びる複数の横リブとを備えて、それらに包囲される複数の升目を有するパレットにおいて、
前記架橋部のうち前記縦方向の両端部を除く全体が、前記複数の縦リブに含まれる1つ又は複数の境界縦リブによって、前記横方向で複数の小領域に分割され、
前記複数の小領域には、前記全ての升目が上面壁を有しかつ下端が開放している上面壁領域と、前記全ての升目が下面壁を有しかつ上端が開放している下面壁領域と、が含まれているパレット。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記フォーク挿入孔は、対をなして平行に延び、
前記下面壁領域は、前記フォーク挿入孔同士の間に挟まれる前記桁部である中央桁部と隣り合わせに配置され、
前記中央桁部は、その外周部分を構成する筒壁と、前記筒壁内に設けられ、前記下面壁領域の下面壁と連続する桁内下面壁とを備える請求項1に記載のパレット。
【請求項3】
前記架橋部の前記縦方向の両端部のうち前記上面壁領域の延長上には、前記升目が上面壁を有しかつ下面が開放すると共に、前記上面壁が上下方向に対して傾斜している傾斜領域が備えられている請求項1又は2に記載のパレット。
【請求項4】
前記架橋部の前記縦方向の両端部には、前記架橋部の横方向の全体に亘って延び、全ての升目が、上面壁を有しかつ下面が開放すると共に、前記上面壁が上下方向に対して傾斜している傾斜領域が備えられている請求項1又は2に記載のパレット。
【請求項5】
前記複数の小領域の数は、3つ以上である請求項1又は2に記載のパレット。
【請求項6】
前記複数の小領域の数は、4つ以上の偶数であり、
前記上面壁領域は、前記フォーク挿入孔を挟んで前記中央桁部と反対側に位置する桁部である外側桁部と隣り合わせに配置され、
前記外側桁部は、その外周部分を構成する筒壁を有し、その筒壁に前記上面壁領域の前記上面壁が接続されている請求項2に記載のパレット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、桁部同士の下端部間を連絡する架橋部が、複数の升目を有した格子構造をなしているパレットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種のパレットの架橋部は、複数の升目の下端が開放し、上端が閉塞された上面壁領域と、それと上下が逆の下面壁領域とに分かれている。そして、従来のパレットでは、下面壁領域が、架橋部におけるフォーク挿入方向の中間部で架橋部の横方向全体(フォーク挿入方向と直交する方向の全体)に亘って延びている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-18969号公報(図3,図4,図8)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来のパレットでは、ハンドリフターのローラが、下面壁領域の升目の上面開口に引っ掛かり、ハンドリフターをパレットにスムーズに挿入することができないことが問題になっていた。そこで、本願では、ハンドリフターをスムーズに挿入可能なパレットを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の発明の一態様は、フォーク挿入孔を挟んで対向する桁部同士の下端部間を連絡する架橋部が、フォーク挿入方向である前記架橋部の縦方向に延びる複数の縦リブと、前記縦方向と直交する前記架橋部の横方向に延びる複数の横リブとを備えて、それらに包囲される複数の升目を有するパレットにおいて、前記架橋部のうち前記縦方向の両端部を除く全体が、前記複数の縦リブに含まれる1つ又は複数の境界縦リブによって、前記横方向で複数の小領域に分割され、前記複数の小領域には、前記全ての升目が上面壁を有しかつ下端が開放している上面壁領域と、前記全ての升目が下面壁を有しかつ上端が開放している下面壁領域と、が含まれているパレットである。
【発明の効果】
【0006】
本開示のパレットでは、桁部同士の下端部間を連絡する架橋部が、複数の縦リブと複数の横リブとを備え、それらに包囲される複数の升目を有する。そして、架橋部のうち縦方向(フォーク挿入方向)の両端部を除く途中部分が横方向で複数の小領域に分割され、それら複数の小領域には、全ての升目が上面壁を有する上面壁領域が含まれている。これにより、ハンドリフターのローラが架橋部を従来よりスムーズに通過することができる。即ち、本開示のパレットによれば、ハンドリフターをスムーズに挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
パレットの斜視図
パレットを下方から見た斜視図
パレットの一部破断の斜視図
図4Aは、フォーク挿入孔の開口端の架橋部の斜視図、図4Bは、フォーク挿入孔の中央の架橋部の斜視図
図5Aは、フォーク挿入孔の開口端の架橋部の下側斜視図、図5Bは、フォーク挿入孔の中央の架橋部の下側斜視図
パレットの水平断面より下側の斜視図
パレットの正断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図7を参照して本開示の一実施形態のパレット10について説明する。図1に示すように、本実施形態のパレット10は、例えば平面形状が、縦方向H1より横方向H2に大きな長方形をなし、縦方向H1に貫通する1対のフォーク挿入孔11を有する樹脂製パレットである。そして、1対のフォーク挿入孔11の間の中央桁部12と、1対のフォーク挿入孔11より側方の1対の外側桁部13とを備える。以下、中央桁部12と外側桁部13とを区別しない場合には、単に「桁部12,13」という。
【0009】
図2に示すように、桁部12,13は、パレット10の縦方向H1の全体に亘って延び、中央桁部12の方が1対の外側桁部13より僅かに幅広になっている。また、各桁部12,13には、それらの側面全周を形成し、パレット10の全高と同じ高さをなした筒壁14と、図3に示すように、筒壁14内で縦方向H1に延びる複数の縦リブ15と、横方向H2に延びる複数の横リブ16とが備えられている。なお、それら縦リブ15及び横リブ16には、パレット10の全高と同じ高さをなしている全高の複数のリブと、パレット10の上部と下部とにだけ設けられている低い複数のリブとが含まれている。
【0010】
桁部12,13の上端には、複数の縦リブ15及び複数の横リブ16と直交する格子状の桁内上面壁18Aが設けられ、それと同様に、桁部12,13の下端には、複数の縦リブ15及び複数の横リブ16と直交する格子状の桁内下面壁18Bが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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