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公開番号
2025096538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2025065766,2021121565
出願日
2025-04-11,2021-07-26
発明の名称
搬送器具
出願人
三甲株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
6/26 20060101AFI20250619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】片手で容易にロック操作を行うことが可能な搬送器具を提供する。
【解決手段】本開示の容器10Aでは、ロック操作面S1とロック用指掛け面T1とに、片手の親指とそれ以外の指とを宛がって近づけることでロック操作を行うことができる。ここで、ロック操作面S1とロック用指掛け面T1とには、互いに接近するように湾曲した「指当て凹部」としての中央凹部45C,60C及び端部凹部45E,60Eが形成されているので、それらに指先が収まり、指の滑りが防がれる。これにより、本開示の容器10Aでは、片手でロック操作及びアンロック操作を容易に行うことが可能になる。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送器具の一部又は全体を構成する第1と第2の器具構成部品のうちの前記第2の器具構成部品にロック部材がスライド可能に支持され、そのロック部材が前記スライド可能な範囲の一端側のロック位置に移動されると前記第1及び第2の器具構成部品の相対移動又は相対回転が規制され、前記スライド可能な範囲の他端側のアンロック位置に前記ロック部材が移動されると前記規制が解除される搬送器具であって、
前記ロック部材には、前記アンロック位置側を向くロック操作面と、前記ロック位置側を向くアンロック操作面と、に挟まれて指先を挿入可能な指挿入凹部が設けられ、
前記指挿入凹部に、前記ロック部材のスライド方向で拡張される拡張部を備える搬送器具。
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【請求項2】
前記ロック操作面及び前記アンロック操作面には、互いに離れるように湾曲している凹部が形成され、
前記凹部同士の間が前記拡張部になっている請求項1に記載の搬送器具。
【請求項3】
前記第1又は第2の器具構成部品に設けられ、前記ロック操作面より前記ロック位置側に配置されて、前記ロック操作面に対する反対側を向くロック用指掛け面と、
前記第1又は第2の器具構成部品に設けられ、前記アンロック操作面より前記アンロック位置側に配置されて、前記アンロック操作面に対する反対側を向くアンロック用指掛け面と、を備えている請求項1又2に記載の搬送器具。
【請求項4】
前記ロック操作面と前記ロック用指掛け面とに、互いに接近するように湾曲し、指先を収めることが可能な指当て凹部が形成され、
前記アンロック操作面と前記アンロック用指掛け面とに、互いに接近するように湾曲し、指先を収めることが可能な指当て凹部が形成されている、請求項3に記載の搬送器具。
【請求項5】
前記ロック操作面、前記アンロック操作面、前記ロック用指掛け面又は前記アンロック用指掛け面は、前記ロック部材のスライド方向と直交しかつ前記第1及び第2の器具構成部品の外面と平行な方向で山部と谷部とが交互に並ぶ波形状をなし、前記波形状に含まれる複数の谷部が前記指当て凹部になっている請求項4に記載の搬送器具。
【請求項6】
前記ロック部材には、
前記指挿入凹部よりも前記アンロック位置側に配されるアンロック側外側壁と、
前記アンロック操作面を備える壁部と前記アンロック側外側壁との間を連絡する連絡壁と、
前記連絡壁に形成されたスリットにより切り離されて、前記アンロック操作面を備える壁部から前記アンロック側外側壁側へ片持ち梁状に張り出し、前記ロック部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に配されると、前記前記第2の器具構成部品に設けられる係合部と係合する弾性係合片と、を備える請求項1から5の何れか1の請求項に記載の搬送器具。
【請求項7】
請求項1から6の何れか1の請求項に記載の搬送器具に用いられるロック部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、可動部分にロック機構を有する搬送器具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の搬送器具として、ロック部材をスライド操作してロック状態とアンロック状態とに変更されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平7-51469号公報(図6,図14,図17)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の搬送器具に対し、容易にロック操作を行うことが可能な搬送器具の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた発明の第1態様は、搬送器具の一部又は全体を構成する第1と第2の器具構成部品のうちの前記第2の器具構成部品にロック部材がスライド可能に支持され、そのロック部材が前記スライド可能な範囲の一端側のロック位置に移動されると前記第1及び第2の器具構成部品の相対移動又は相対回転が規制され、前記スライド可能な範囲の他端側のアンロック位置に前記ロック部材が移動されると前記規制が解除される搬送器具であって、前記ロック部材に設けられ、前記アンロック位置側を向くロック操作面と、前記第1又は第2の器具構成部品に設けられ、前記ロック操作面より前記ロック位置側に配置されて、前記ロック操作面に対する反対側を向くロック用指掛け面と、を備え、前記ロック操作面と前記ロック用指掛け面とに、片手の親指とそれ以外の指とを宛がって近づけることで、前記ロック部材の前記ロック位置へのスライド操作を行うことが可能であると共に、前記ロック操作面と前記ロック用指掛け面とに、互いに接近するように湾曲し、指先を収めることが可能な指当て凹部が形成されている搬送器具である。
【0006】
発明の第2態様は、前記ロック部材に設けられ、前記ロック位置側を向くアンロック操作面と、前記第1又は第2の器具構成部品に設けられ、前記アンロック操作面より前記アンロック位置側に配置されて、前記アンロック操作面に対する反対側を向くアンロック用指掛け面と、を備え、前記アンロック操作面と前記アンロック用指掛け面とに、片手の親指とそれ以外の指とを宛がって近づけることで、前記ロック部材の前記アンロック位置へのスライド操作を行うことが可能であると共に、前記アンロック操作面と前記アンロック用指掛け面とに、互いに接近するように湾曲し、指先を収めることが可能な指当て凹部が形成されている第1態様に記載の搬送器具である。
【0007】
発明の第3態様は、前記ロック部材には、指先を挿入可能な指挿入凹部が形成されて、前記指挿入凹部のうち対向する1対の内面が前記ロック操作面及び前記アンロック操作面になっている第2態様に記載の搬送器具である。
【0008】
発明の第4態様は、前記ロック操作面の前記指当て凹部と前記アンロック操作面の前記指当て凹部とが、前記ロック部材のスライド方向に並んでいる第3態様に記載の搬送器具である。
【0009】
発明の第5態様は、前記ロック操作面と前記アンロック操作面とが対向配置され、前記ロック部材のうち前記ロック操作面を有する壁部から前記ロック操作面とは反対側の前記ロック部材のスライド方向に片持ち梁状に張り出す係合突部と、前記第1の器具構成部品に設けられ、前記ロック部材が前記ロック位置に配置されたときに前記係合突部が係合する係合孔と、前記ロック部材のうち前記アンロック操作面を有する壁部から前記アンロック操作面とは反対側の前記スライド方向に片持ち梁状に張り出す弾性係合片と、前記第2の器具構成部品に設けられ、前記ロック部材が前記ロック位置及び前記アンロック位置以外の位置で前記弾性係合片と干渉して前記弾性係合片を撓ませる係合部と、を備える第2態様から第4態様の何れか1の態様に記載の搬送器具である。
【0010】
発明の第6態様は、前記ロック操作面、前記アンロック操作面、前記ロック用指掛け面又は前記アンロック用指掛け面は、前記ロック部材のスライド方向と直交しかつ前記第1及び第2の器具構成部品の外面と平行な方向で山部と谷部とが交互に並ぶ波形状をなし、前記波形状に含まれる複数の谷部が前記指当て凹部になっている第2態様から第5態様の何れか1の態様に記載の搬送器具である。
(【0011】以降は省略されています)
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