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公開番号2025066178
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2025016862,2021139067
出願日2025-02-04,2021-08-27
発明の名称収容ユニット
出願人三甲株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B65D 71/00 20060101AFI20250415BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】蓋体兼用トレーの汎用性を高めること。
【解決手段】収容ユニット(10)は、複数の容器(12)と蓋体兼用トレー(14)とを備える、蓋体兼用トレー(14)は、横方向に並んだ複数の容器(12)の上方開口部(UA)を覆う蓋体として用いられることが可能であると共に、横方向に並んだ複数の容器(12)を載置することが可能である。複数の容器(12)は、横方向に並んで蓋体兼用トレー(14)に載置された状態、または、横方向に並んで複数の容器(12)が段積みされた状態にて、縦方向にも並んで配置され、縦方向手前側で横方向に並んだ複数の容器(12)と、縦方向奥側で横方向に並んだ複数の容器(12)とは、それぞれ別の蓋体兼用トレー(14)によって上方開口部(UA)が覆われる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
上下に段積可能であり、上方に開口した平面視矩形状の上方開口部を有し、物品を収容する複数の容器と、
前記複数の容器の前記上方開口部を覆う蓋体として用いられると共に、前記複数の容器を載置するためのトレーとして用いられる蓋体兼用トレーと、を備える収容ユニットであって、
前記蓋体兼用トレーは、横方向に並んだ前記複数の容器の前記上方開口部を覆う蓋体として用いられることが可能であると共に、横方向に並んだ前記複数の容器を載置することが可能であり、
前記複数の容器は、横方向に並んで前記蓋体兼用トレーに載置された状態、または、横方向に並んで前記複数の容器が段積みされた状態にて、縦方向にも並んで配置され、
縦方向手前側で横方向に並んだ前記複数の容器と、縦方向奥側で横方向に並んだ前記複数の容器とは、それぞれ別の蓋体兼用トレーによって前記上方開口部が覆われることを特徴とする収容ユニット。
続きを表示（約 770 文字）【請求項２】
前記容器は、縦方向の少なくとも一側方を開口した側方開口部を有した容器本体を有し、
縦方向手前側で横方向に並んだ前記複数の容器は、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向手前側に向けた状態で前記蓋体兼用トレーに載置され、または、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向手前側に向けた状態で前記複数の容器が段積みされ、
縦方向奥側で横方向に並んだ前記複数の容器は、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向奥側に向けた状態で前記蓋体兼用トレーに載置され、または、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向奥側に向けた状態で前記複数の容器が段積みされることを特徴とする請求項１に記載の収容ユニット。
【請求項３】
前記容器は、前記側方開口部を開閉する扉部材を有し、
前記容器本体は、
縦方向の前記一側方および他側方を開口した一対の前記側方開口部と、
前記他側方における前記側方開口部の各側縁部から前記容器本体の上端部にかけて、前記扉部材の各側端部を上下方向へ案内するガイド溝と、を有し、
前記蓋体兼用トレーは、
前記複数の容器の前記上方開口部を覆うと、前記複数の容器の対応する前記ガイド溝に挿入された前記扉部材の上部を覆うように構成されていることを特徴とする請求項２に記載の収容ユニット。
【請求項４】
横方向に離隔した一対の端桁部と、一対の前記端桁部の中間に位置する中間桁部とを有したパレットを備え、
前記パレットは、上面に、前記蓋体兼用トレーを載置するための２つの載置領域が形成され、
前記複数の容器は、前記蓋体兼用トレーを介して前記載置領域に載置されることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の収容ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、収容ユニットに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
複数の容器の蓋体として用いられると共に複数の容器のトレーとして用いられる蓋体兼用トレーが知られている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－５２５３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の構成では、蓋体兼用トレーは、前後方向および左右方法に並べられた複数の矩形缶の上側を１枚で覆うため、蓋体兼用トレーの汎用性を高めるために改善の余地がある。また、蓋体兼用トレーによって覆う容器のサイズが複数の位置決め凸部の配置状態によって決まっており、蓋体兼用トレーに収容される容器のサイズが複数の仕切り壁の配置状態によって決まっている。そのため、蓋体兼用トレーを種々なサイズの複数の容器の蓋体又はトレーとして用いることができず、蓋体兼用トレーの汎用性を高めることが困難である。
【０００５】
本開示の一態様は、蓋体兼用トレーの汎用性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る収容ユニットは、上下に段積可能であり、上方に開口した平面視矩形状の上方開口部を有し、物品を収容する複数の容器と、前記複数の容器の前記上方開口部を覆う蓋体として用いられると共に、前記複数の容器を載置するためのトレーとして用いられる蓋体兼用トレーと、を備える収容ユニットであって、前記蓋体兼用トレーは、横方向に並んだ前記複数の容器の前記上方開口部を覆う蓋体として用いられることが可能であると共に、横方向に並んだ前記複数の容器を載置することが可能であり、前記複数の容器は、横方向に並んで前記蓋体兼用トレーに載置された状態、または、横方向に並んで前記複数の容器が段積みされた状態にて、縦方向にも並んで配置され、縦方向手前側で横方向に並んだ前記複数の容器と、縦方向奥側で横方向に並んだ前記複数の容器とは、それぞれ別の蓋体兼用トレーによって前記上方開口部が覆われる。
【０００７】
前記の構成によれば、縦方向手前側で横方向に並んだ容器内、または、横方向に並んで段積みされた容器内から物品を出し入れする場合は、縦方向手前側の蓋体兼用トレーを操作すればよいため、作業性を向上させることができる。また、蓋体兼用トレーは、縦方向手前側または縦方向奥側の横方向に並んだ複数の容器、または、横方向に並んで段積みされた複数の容器を覆うため、並べられた全部の容器を覆う場合に比べて、小型化して軽量化を図ることができる。更に、縦方向手前側と縦方向奥側とで横に並んで段積みされた容器の段積み高さが異なっている場合であっても、蓋体兼用トレーは、それぞれの横に並んで段積みされた容器の上方開口部を覆うことができる。従って、蓋体兼用トレーの汎用性を高めることができる。
【０００８】
本開示の一態様に係る収容ユニットにおいて、前記容器は、縦方向の少なくとも一側方を開口した側方開口部を有した容器本体を有し、縦方向手前側で横方向に並んだ前記複数の容器は、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向手前側に向けた状態で前記蓋体兼用トレーに載置され、または、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向手前側に向けた状態で前記複数の容器が段積みされ、縦方向奥側で横方向に並んだ前記複数の容器は、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向奥側に向けた状態で前記蓋体兼用トレーに載置され、または、前記一側方に開口した前記側方開口部を縦方向奥側に向けた状態で前記複数の容器が段積みされるように構成されてもよい。
【０００９】
前記の構成によれば、縦方向手前側または縦方向奥側の横方向に並んだ複数の容器、または、横方向に並んで段積みされた複数の容器から物品を出し入れする場合は、各容器の縦方向外側に向かって開口する側方開口部から容易に行うことができる。
【００１０】
本開示の一態様に係る収容ユニットにおいて、前記容器は、前記側方開口部を開閉する扉部材を有し、前記容器本体は、縦方向の前記一側方および他側方を開口した一対の前記側方開口部と、前記他側方における前記側方開口部の各側縁部から前記容器本体の上端部にかけて、前記扉部材の各側端部を上下方向へ案内するガイド溝と、を有し、前記蓋体兼用トレーは、前記複数の容器の前記上方開口部を覆うと、前記複数の容器の対応する前記ガイド溝に挿入された前記扉部材の上部を覆うように構成されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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