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公開番号
2025164557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024068608
出願日
2024-04-19
発明の名称
波付筒状部材およびその製造方法
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人 共立特許事務所
主分類
F16L
11/04 20060101AFI20251023BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】圧損増大を抑制できる波付筒状部材を安価に製造する技術を提供する。
【解決手段】筒状をなし弾性的に曲げ変形可能である筒状部材であって、周方向に延び、径方向内側に陥没する凹面部21、31と、周方向に延び径方向外側に突起する凸面部22、32と、が軸線方向に沿って交互に設けられた波付面形状を外周面2に有し、径方向の少なくとも一部が発泡層4で構成され、前記外周面2と内周面3とを含む厚さ方向の全体が一体成形され、下記要素(a)または(b)を満足する、波付筒状部材1。(a)前記波付面形状を前記外周面2に加えて前記内周面3にも有し、前記内周面3にある前記波付面形状における径方向の凹凸差3Lは、前記外周面2にある前記波付面形状における径方向の凹凸差2Lよりも小さい、(b)前記内周面3は前記波付面形状を有さない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状をなし弾性的に曲げ変形可能である筒状部材であって、
周方向に延び径方向内側に陥没する凹面部と、周方向に延び径方向外側に突起する凸面部と、が軸線方向に沿って交互に設けられた波付面形状を外周面に有し、
径方向の少なくとも一部が発泡層で構成され、
前記外周面と内周面とを含む厚さ方向の全体が一体成形され、
下記要素(a)または(b)を満足する、波付筒状部材。
(a)前記波付面形状を前記外周面に加えて前記内周面にも有し、
前記内周面にある前記波付面形状における径方向の凹凸差は、前記外周面にある前記波付面形状における径方向の凹凸差よりも小さい、
(b)前記内周面は前記波付面形状を有さない。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記(a)を満足し、
前記外周面にある前記波付面形状における径方向の凹凸差は1mm以上であり、
前記内周面にある前記波付面形状における径方向の凹凸差は0.5mm以下である、請求項1に記載の波付筒状部材。
【請求項3】
前記発泡層の径方向内側にソリッド層を有する、請求項1または請求項2に記載の波付筒状部材。
【請求項4】
前記発泡層は材料に熱可塑性エラストマーを含む、請求項1または請求項2に記載の波付筒状部材。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の波付筒状部材を製造する方法であって、
直筒状をなす発泡筒材料をコルゲーターのモールドブロックにより外周面側から成形して、前記発泡筒材料の前記外周面に前記波付面形状を付与する、成形工程を具備する、波付筒状部材の製造方法。
【請求項6】
前記発泡筒材料における径方向の少なくとも一部は、前記成形工程において発泡し前記発泡層となる発泡材料層で構成され、
前記発泡層の発泡倍率は1.5倍以上である、請求項5に記載の波付筒状部材の製造方法。
【請求項7】
前記発泡筒材料は、径方向外側に発泡材料層を有し径方向内側にソリッド材料層を有する多層構造をなす、請求項5に記載の波付筒状部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は筒状部材の一種である波付筒状部材、および、当該波付筒状部材を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
筒状部材として、従来様々な用途のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば車両に搭載される筒状部材として、熱交換器を輸液ポンプやタンクに接続するための冷媒用チューブが知られている。筒状部材である当該冷媒用チューブの筒内部は、車両用の冷媒が流通する冷媒流路として機能する。
【0003】
この種の筒状部材は、接続対象となる装置の位置関係、例えば上記した熱交換器や輸液ポンプと熱交換器との位置関係に対応した形状や長さである必要がある。
しかし、接続対象となる装置の位置関係は、当該装置の種類やその組み合わせ、当該装置を配置する環境等に応じて様々であるために、筒状部材の形状や長さをこれらに応じて個別に設定することはコスト面で好ましくない。筒状部材を曲げ変形可能な構造にすれば、筒状部材の形状や長さを種々に変更でき、当該筒状部材の汎用性を高めることができると考えられる。
【0004】
曲げ変形可能な筒状部材として、周方向に延び径方向内側に陥没する凹面部と、周方向に延び径方向外側に突起する凸面部と、が軸線方向に沿って交互に設けられた波付面形状をその外周面に有するものが知られている。この種の筒状部材は、隣り合う凸面部(または凹面部)同士が近づいたり、離れたりすることで種々の形状や種々の長さとなるように変形する。
本明細書において、この種の筒状部材を波付筒状部材と称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-51513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、一般的な波付筒状部材は、その外周面と内周面との両方に上記した波付面形状を有する。しかし当該波付筒状部材においては、その筒内部に流通する流体が内周面の波付面形状に曝されるために、圧損が大きくなる傾向がある。
【0007】
上記した特許文献1には、給水給湯用の筒状部材として、直管状の内管を波付筒状部材である被覆管で覆った二重筒構造のものが紹介されている。当該筒状部材のように、波付筒状部材の内周面を直管状に形成すれば、筒状部材を曲げ変形可能な構造にできかつ圧損増大を抑制できる可能性がある。
【0008】
しかし、特許文献1に紹介されているような二重筒構造の波付筒状部材を製造するためには、直管状の内管を成形しつつ当該内管の外周面に波付面形状を有する被覆管を成形できる、特殊な成形機を用いる必要がある。したがって当該二重筒構造の波付筒状部材は製造コストが高い問題があった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、圧損増大を抑制できる波付筒状部材を安価に製造する技術を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する本発明の波付筒状部材は、
筒状をなし弾性的に曲げ変形可能である筒状部材であって、
周方向に延び径方向内側に陥没する凹面部と、周方向に延び径方向外側に突起する凸面部と、が軸線方向に沿って交互に設けられた波付面形状を外周面に有し、
径方向の少なくとも一部が発泡層で構成され、
前記外周面と内周面とを含む厚さ方向の全体が一体成形され、
下記要素(a)または(b)を満足する、波付筒状部材である。
(a)前記波付面形状を前記外周面に加えて前記内周面にも有し、
前記内周面にある前記波付面形状における径方向の凹凸差は、前記外周面にある前記波付面形状における径方向の凹凸差よりも小さい、
(b)前記内周面は前記波付面形状を有さない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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