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公開番号2025142860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042451
出願日2024-03-18
発明の名称車両用内装品
出願人豊田合成株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類E05B 83/32 20140101AFI20250924BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】伸縮時のスプリングが振動することに伴う異音の発生を抑制できる車両用内装品を提供する。
【解決手段】車両用内装品としてのコンソールボックスは、シム19と、支持壁16と、コイルスプリング18と、を備える。シム19は、支持壁16におけるシム収容部17の底に対応する箇所に対し近づいたり離れたりすることが可能である。コイルスプリング18は、シム19とシム収容部17の底との間に配置され、その底から離れる方向にシム19を付勢する。シム19の内周面には、コイルスプリング18の側部に面するとともにシム19の移動方向に延びるリブ55が形成される。シム19及び支持壁16は、コイルスプリング18の軸線向の端部が接する保持部52,53を有している。保持部52,53は、コイルスプリング18がシム19の移動方向とは異なる方向に伸縮するよう形成されている。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材と、第2部材と、コイルスプリングと、を備え、
前記第1部材は、前記第2部材に対し近づいたり離れたりすることが可能であり、
前記コイルスプリングは、前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、前記第2部材から離れる方向に前記第1部材を付勢する車両用内装品において、
前記コイルスプリングの側部に面するとともに前記第1部材の移動方向に延びる側面部を備え、
前記第1部材及び前記第2部材は、前記コイルスプリングの軸線方向の端部が接する保持部を有しており、
前記保持部は、前記コイルスプリングにおける自然長からの収縮及び自然長に向けた伸長の際、それら収縮及び伸長が前記第1部材の移動方向とは異なる方向に行われるよう形成されることにより、前記側面部に前記コイルスプリングの側部を接触させるものである車両用内装品。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第1部材の保持部と前記第2部材の保持部とのうちの少なくとも一方には、前記第1部材の移動方向と直交する面に対し、前記コイルスプリングの軸線方向の前記端部を傾斜させる変異部が形成されている請求項1に記載の車両用内装品。
【請求項3】
前記第1部材の保持部と前記第2部材の保持部とのうちの一方は、前記第1部材の移動方向と直交する面に対し、前記コイルスプリングの軸線方向における一方の前記端部を平行とするものであり、
前記第1部材の保持部と前記第2部材の保持部とのうちの他方には、前記面に対し、前記コイルスプリングの軸線方向における他方の前記端部を傾斜させる変異部が形成されている請求項1に記載の車両用内装品。
【請求項4】
前記第1部材は、コンソールボックスのボックス本体に設けられた軸受け部であり、
前記第2部材は、前記ボックス本体であり、
前記軸受け部は、前記ボックス本体の開口部を開閉するリッドに設けられた回動軸を回動可能に支持するものであり、
前記コイルスプリングは、前記軸受け部を前記ボックス本体から突出する位置であって前記回動軸を支持することが可能な位置に向けて付勢する請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用内装品。
【請求項5】
前記第1部材は、コンソールボックスにおけるボックス本体の開口部を開閉するリッドに設けられた回動軸であり、
前記第2部材は、前記リッドであり、
前記回動軸は、前記ボックス本体に設けられた軸受け部によって回動可能に支持されるものであり、
前記コイルスプリングは、前記回動軸を前記リッドから突出する位置であって前記軸受け部によって支持することが可能な位置に向けて付勢する請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用内装品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用内装品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両用内装品としては、第1部材と、第2部材と、コイルスプリングと、を備え、それらが次のように機能するものが知られている。すなわち、第1部材は、第2部材に対し近づいたり離れたりすることが可能とされる。コイルスプリングは、第1部材と第2部材との間に配置され、第2部材から離れる方向に第1部材を付勢する。こうした車両用内装品としては、例えばコンソールボックスがある。
【0003】
特許文献1に示されるように、コンソールボックスは、ボックス本体の開口部を開閉するためのリッドと、リッドに設けられた回動軸と、回動軸を回動可能に支持するためにボックス本体に設けられた軸受け部と、を備えている。そして、回動軸と軸受け部とのうちの一方は、他方に対し、離れる方向に移動することが可能であるとともに、コイルスプリングによって近づく方向に付勢されている。上記コンソールボックスでは、例えば軸受け部が第1部材として機能するとともに、ボックス本体が第2部材として機能する。そして、コイルスプリングが軸受け部をリッドの回動軸に向けて付勢している。
【0004】
軸受け部は、コイルスプリングの付勢力によってボックス本体から突出することにより、リッドの回動軸を回動可能に支持する位置に移動する。このとき、リッドの回動軸は軸受け部によって回動可能に支持される。リッドは、回動軸の中心線周りに回動することにより、ボックス本体の開口部を開閉する。また、軸受け部は、コイルスプリングの付勢力に抗して移動することにより、リッドの回動軸から離れて位置するようになる。このとき、リッドは、ボックス本体の開口部を塞ぐ位置から別の位置に移動させることにより、その開口部から取り外すことが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-70037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
軸受け部材をボックス本体に対し移動させる際には、コイルスプリングが伸縮する。このようにコイルスプリングが伸縮するとき、コイルスプリングが細かく振動することに伴って異音が生じる。
【0007】
なお、こうした問題は、コンソールボックス以外の車両用内装品、すなわち第1部材、第2部材、及びコイルスプリングを備えた車両用内装品においても、概ね共通したものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
次に、上記課題を解決する車両用内装品の各態様について記載する。
(態様1)
第1部材と、第2部材と、コイルスプリングと、を備え、前記第1部材は、前記第2部材に対し近づいたり離れたりすることが可能であり、前記コイルスプリングは、前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、前記第2部材から離れる方向に前記第1部材を付勢する車両用内装品において、前記コイルスプリングの側部に面するとともに前記第1部材の移動方向に延びる側面部を備え、前記第1部材及び前記第2部材は、前記コイルスプリングの軸線方向の端部が接する保持部を有しており、前記保持部は、前記コイルスプリングにおける自然長からの収縮及び自然長に向けた伸長の際、それら収縮及び伸長が前記第1部材の移動方向とは異なる方向に行われるよう形成されることにより、前記側面部に前記コイルスプリングの側部を接触させるものである車両用内装品。
【0009】
上記構成によれば、第1部材が第2部材に対し近づいたり離れたりするとき、第1部材の保持部と第2部材の保持部との間でコイルスプリングが自然長から収縮したり自然長に向けて伸長したりする。これら保持部は、上記収縮及び上記伸長が第1部材の移動方向とは異なる方向に行われるよう形成されている。これにより、コイルスプリングの側部に面するとともに第1部材の移動方向に延びる側面部に対しコイルスプリングの側面部が接触するため、上述したように収縮及び伸長するコイルスプリングの振動が上記側面部によって抑制される。従って、伸縮するコイルスプリングの振動に伴って異音が生じることを抑制できる。
【0010】
(態様2)
前記第1部材の保持部と前記第2部材の保持部とのうちの少なくとも一方には、前記第1部材の移動方向と直交する面に対し、前記コイルスプリングの軸線方向の前記端部を傾斜させる変異部が形成されている(態様1)に記載の車両用内装品。
(【0011】以降は省略されています)

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