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公開番号2025142856
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042447
出願日2024-03-18
発明の名称車両用内装品
出願人豊田合成株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類B60R 7/04 20060101AFI20250924BHJP(車両一般)
要約【課題】ロック機構によるロックが行われているかどうかを乗員に知らせる。
【解決手段】車両用内装品としてのコンソールボックスは、ボックス本体11、リッド30、ロック機構40及び表示態様変更部70を備える。ボックス本体11は、上部開口14が設けられた収納部20を有する。リッド30は、ボックス本体11に対し移動可能に連結され、かつボックス本体11に嵌合されることで上部開口14を閉塞する。ロック機構40は、リッド30がボックス本体11に嵌合されることにより、リッド30を、ボックス本体11に対し嵌合された状態にロックするとともに、解除操作に応じてロックを解除する。表示態様変更部70は、リッド30がボックス本体11に対し嵌合されている状態と、嵌合されていない状態とで表示態様を異ならせる。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
開口が設けられた収納部を有するボックス本体と、
前記ボックス本体に対し移動可能に連結され、かつ前記ボックス本体に嵌合されることで前記開口を閉塞するリッドと、
前記リッドが前記ボックス本体に嵌合されることにより、前記リッドを、前記ボックス本体に対し嵌合された状態にロックするとともに、解除操作に応じてロックを解除するロック機構と、
を備える車両用内装品であって、
前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合されている状態と、嵌合されていない状態とで表示態様を異ならせる表示態様変更部がさらに設けられている、車両用内装品。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記表示態様変更部は、前記ボックス本体に設けられ、かつ可視光を透過する窓部を備え、
前記ボックス本体の厚み方向のうち、前記ボックス本体の意匠面を有する側を外側とし、有しない側を内側とした場合、
前記表示態様変更部は、前記意匠面よりも内側において、前記表示態様を異ならせる、請求項1に記載の車両用内装品。
【請求項3】
前記表示態様変更部は、前記窓部よりも内側に配置され、かつ前記窓部に向けて可視光を照射する光源を備え、
前記表示態様変更部は、前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合されている状態と、嵌合されていない状態とで、前記光源からの前記可視光の照射態様を異ならせることで、前記表示態様を異ならせる、請求項2に記載の車両用内装品。
【請求項4】
前記表示態様変更部は、前記窓部よりも内側において、前記厚み方向に対し交差する方向である交差方向へ移動可能に設けられた第1移動部材を備え、
前記第1移動部材の外側の面には、第1表示部と、前記第1表示部に対し、色及び模様の少なくとも一方が異なる第2表示部とが設けられ、
前記第1表示部及び前記第2表示部は、互いに前記交差方向に隣接しており、
前記表示態様変更部は、前記第1表示部及び前記第2表示部のうち、前記窓部の内側に位置するものが、前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合されている状態と、嵌合されていない状態とで異なるように、前記第1移動部材を移動させる、請求項2に記載の車両用内装品。
【請求項5】
前記ロック機構によるロックの解除に応じて前記リッドを前記ボックス本体から押し上げる押し上げ機構がさらに設けられ、
前記表示態様変更部は、前記押し上げ機構が前記リッドを押し上げる動作を動力として、前記第1移動部材を前記交差方向へ移動させる、請求項4に記載の車両用内装品。
【請求項6】
前記押し上げ機構は、前記ボックス本体に対し、前記交差方向へ延びる軸により回動可能に支持され、かつ押し上げ部を有するストライカと、前記リッドを押し上げる回動付勢方向へ前記ストライカを付勢する第1付勢部材と、前記リッドの外表面のうち、前記ストライカに隣接する部分において開口し、かつ内壁面を被押し上げ部として有する凹部と、を備え、
前記押し上げ部は、前記リッドが前記ボックス本体に嵌合された状態では前記凹部に入り込み、かつ前記リッドの上昇に伴い前記凹部から抜け出し、かつ前記凹部に入り込んでいるときに前記凹部の前記被押し上げ部に押し上げ力を作用させ、
前記表示態様変更部は、前記ストライカに設けられ、かつ前記軸を中心とする前記ストライカの回動運動を、前記交差方向へ向かう直線運動に変換して前記第1移動部材に伝達する変換伝達部を備えている、請求項5に記載の車両用内装品。
【請求項7】
前記変換伝達部は、前記軸の軸線に対し傾斜し、かつ、前記第1移動部材に接触して同第1移動部材に対し、前記交差方向へ向かう押圧力を作用させる傾斜面を有しており、
前記表示態様変更部は、前記傾斜面のうち、前記第1移動部材に接触する箇所を、前記ストライカの回動に伴い変化させることにより、前記第1移動部材を前記交差方向へ移動させる、請求項6に記載の車両用内装品。
【請求項8】
前記表示態様変更部は、前記ボックス本体を厚み方向に貫通する窓部を備え、
前記厚み方向のうち、前記ボックス本体の意匠面を有する側を外側とし、有しない側を内側とした場合、
前記表示態様変更部は、表示突起部を有する第2移動部材を備え、
前記表示態様変更部は、前記表示突起部が、前記表示突起部の先端面が前記意匠面よりも外側に位置する外側位置と、前記先端面が前記外側位置での位置よりも内側に位置する内側位置との間で移動するように、前記第2移動部材を前記厚み方向へ移動させる移動機構を備え、
前記移動機構は、前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合されている状態では、前記表示突起部を、前記外側位置及び前記内側位置の一方に位置させ、前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合されていない状態では、前記表示突起部を、前記外側位置及び前記内側位置の他方に位置させる、請求項1に記載の車両用内装品。
【請求項9】
前記移動機構は、前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合されている状態では、前記表示突起部を前記内側位置に位置させ、かつ嵌合されていない状態では、前記表示突起部を前記外側位置に位置させ、
前記表示態様変更部は、前記内側位置から前記外側位置へ向かう側へ前記第2移動部材を付勢する第2付勢部材を備え、
前記第2移動部材は、前記ボックス本体の内部へ突出する被押し下げ部を有し、
前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合される際に、前記リッドにより前記被押し下げ部において前記第2移動部材が、前記第2付勢部材の付勢力に抗して押し下げられることで、前記表示突起部が前記内側位置へ移動させられる、請求項8に記載の車両用内装品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用内装品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両用内装品として、開口が設けられた収納部を有するボックス本体と、ボックス本体に対し移動可能に連結されるリッドと、ロック機構とを備えるものが、例えば、特許文献1に記載されている。この車両用内装品によれば、リッドがボックス本体に嵌合されることで、開口が閉塞される。リッドがボックス本体に嵌合されることにより、リッドが、ロック機構により、ボックス本体に嵌合された状態にロックされる。すると、リッドは、開口を閉塞した状態に保持される。物品が収納部に収納された状態に保持される。
【0003】
ロック機構に対し解除操作が行われると、ロック機構による上記ロックが解除される。そのため、リッドを非嵌合状態にすることで、開口を開放させることができる。この開放された開口を通じて、収納部に対し物品を出し入れすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-192957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、リッドがボックス本体に対し嵌合されていない状態、例えば、嵌合状態に近い状態では、ロック機構によるリッドのロックが行われない。この状態では、リッドは、ボックス本体に対し、移動可能に連結された状態となる。この状態において、リッドに対し、周囲から荷重が加わった場合、荷重の大きさによっては、リッドがボックス本体から外れる懸念がある。
【0006】
車両の乗員が、ロック機構によるロックが行われていないことに気付けば、リッドをボックス本体に対し嵌合させることで、リッドを、ボックス本体に嵌合された状態にロックすることが可能である。しかし、上記従来の車両用内装品は、ロック機構によるロックが行われているかどうかを乗員に知らせる機能を有していない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための車両用内装品の各態様を記載する。
[態様1]開口が設けられた収納部を有するボックス本体と、前記ボックス本体に対し移動可能に連結され、かつ前記ボックス本体に嵌合されることで前記開口を閉塞するリッドと、前記リッドが前記ボックス本体に嵌合されることにより、前記リッドを、前記ボックス本体に対し嵌合された状態にロックするとともに、解除操作に応じてロックを解除するロック機構と、を備える車両用内装品であって、前記リッドが前記ボックス本体に対し嵌合されている状態と、嵌合されていない状態とで表示態様を異ならせる表示態様変更部がさらに設けられている、車両用内装品。
【0008】
上記の構成によれば、リッドがボックス本体に対し嵌合されていない状態では、ロック機構によるリッドのロックが行われない。この状態では、リッドは、ボックス本体に対し、移動可能に連結された状態となる。この状態において、リッドに対し、周囲から荷重が加わった場合、荷重の大きさによっては、リッドがボックス本体から外れる懸念がある。
【0009】
この点、上記の構成によれば、リッドがボックス本体に対し嵌合されている状態と、嵌合されていない状態とでは、表示態様変更部による表示態様が異なる。そのため、車両の乗員は、表示態様変更部による表示を見ることで、リッドがボックス本体に対し嵌合されているか、嵌合されていないかを知ることが可能である。嵌合されていないことを知った場合、乗員は、ロック機構によるロックが行われていないことに気付くことが可能である。乗員が、リッドをボックス本体に嵌合させれば、リッドが、ボックス本体に嵌合された状態にロックされる。リッドがボックス本体から外れる現象が、起こりにくくなる。
【0010】
[態様2]前記表示態様変更部は、前記ボックス本体に設けられ、かつ可視光を透過する窓部を備え、前記ボックス本体の厚み方向のうち、前記ボックス本体の意匠面を有する側を外側とし、有しない側を内側とした場合、前記表示態様変更部は、前記意匠面よりも内側において、前記表示態様を異ならせる、[態様1]に記載の車両用内装品。
(【0011】以降は省略されています)

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