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公開番号
2025171012
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024075955
出願日
2024-05-08
発明の名称
流体殺菌装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
A61L
2/10 20060101AFI20251113BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】圧損および積算照量を所望値とすることが可能な流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体殺菌装置1,100は、壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室60を有し、光源用開口14、流体を殺菌室60に流入するための室流入口12,112、および、流体を殺菌室60から流出するための室流出口13が殺菌室60に開口するように形成された殺菌室本体10と、光源用開口14を閉塞し、光源用開口14から殺菌室60に紫外光を出射するように構成された光源部20と、を備える。殺菌室60を構成する内壁面に沿った球形状の表面積Saに対する、室流入口12,112の開口および室流出口13の開口の合計面積Ssumの割合Ratio1は、2~10%の範囲に設定されている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室を有し、光源用開口、前記流体を前記殺菌室に流入するための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出するための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記殺菌室を構成する内壁面に沿った球形状の表面積に対する、前記室流入口の開口および前記室流出口の開口の合計面積の割合(Ratio1)は、2~10%の範囲に設定されている、流体殺菌装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記殺菌室の直径Dと前記光源用開口の直径dの比率D/dは、1.8~2.2の範囲に設定されており、
前記光源部は、紫外光を発光する発光素子を備え、
前記光源用開口は、前記光源用開口の縁線が前記発光素子の半値角の-10°~+10°を構成する領域に含まれるように形成されており、
前記半値角は、110°~130°であり、
前記殺菌室を構成する内壁面に沿った球形状の表面積から前記光源用開口を除いた部分球形状の表面積に対する、前記室流入口の開口および前記室流出口の開口の合計面積の割合(Ratio2)は、2.5~11.0%の範囲に設定されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記室流入口は、前記室流入口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置され、
前記室流出口は、前記室流出口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記室流入口および前記室流出口は、それぞれ1個ずつである、請求項3に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
前記室流入口の開口と前記室流出口の開口とは、同一の大きさに設定されている、請求項3に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記室流入口の開口は、前記室流出口の開口よりも小さく形成されており、
前記室流出口の開口の面積に対する前記室流入口の開口の面積の割合は、80%以上100%未満に設定されている、請求項3に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記室流入口は、前記殺菌室を構成する球形状の中心点を通り且つ前記光源用開口を含む平面に平行な中心平面を基準として、前記中心平面よりも前記光源用開口寄りに配置され、
前記室流出口は、前記室流出口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項8】
前記室流入口は、複数であり、
前記室流出口は、少なくとも1つである、請求項7に記載の流体殺菌装置。
【請求項9】
前記室流入口の合計開口は、前記室流出口の開口よりも大きく形成されている、請求項8に記載の流体殺菌装置。
【請求項10】
さらに、
前記殺菌室本体の外面を覆うように配置され、供給された前記流体が前記室流入口へ流通可能に構成された筐体供給口が形成され、前記室流出口から流出される前記流体が流通可能に構成された筐体排出口が形成された筐体、を備える、請求項1~9の何れか1項に記載の流体殺菌装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1、2には、紫外光を発光する発光素子を用いる流体殺菌装置が開示されている。これらの流体殺菌装置は、流体を収容するための略凹球面状の殺菌室(貯留部)と、殺菌室内に流体を流入するための室流入口(供給口)と、殺菌室内の流体を取り出すための室流出口(取出口)と、紫外光を照射するための光源部と、を有する。
【0003】
特許文献1に記載の流体殺菌装置において、殺菌室は、室流入口における流体の流動方向において上流側に位置する略半凹球面状の第1殺菌室と、下流側に位置する略半凹球面状の第2殺菌室と、を含む。第1殺菌室の側に、室流入口が形成され、第2殺菌室の側には、室流出口が形成されている。光源部は、第2殺菌室の側に配置されている。
【0004】
特許文献2に記載の流体殺菌装置において、殺菌室は、凹直方体状に形成されている。室流入口および室流出口は、光源用開口に対向する面に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-6710号公報
特表2020-530384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
流体殺菌装置において、特に殺菌室における圧損および紫外光の積算照量は、重要な指標である。一般に、圧損は小さい方が良く、積算照量が大きい方が良い。圧損や積算照量は、殺菌室において室流入口および室流出口をどのように形成するかによって変化する。
【0007】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、圧損および積算照量を所望値とすることが可能な流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室を有し、光源用開口、前記流体を前記殺菌室に流入するための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出するための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記殺菌室を構成する球形状の表面積に対する、前記室流入口の開口および前記室流出口の開口の合計面積の割合(Ratio1)は、2~10%に設定されている、流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、殺菌室の壁面を凹球面状に形成することによって、殺菌室における圧損を小さくすることができる。さらに、殺菌室を構成する球形状の表面積に対する、室流入口の開口および室流出口の開口の合計面積の割合(Ratio1)が2~10%に設定されている。
【0010】
割合(Ratio1)を小さくするほど、積算照量が大きくなるという効果をもたらす一方、圧損が大きくなるという逆効果をもたらしてしまう。特に、割合(Ratio1)が2%未満においては、2%以上の場合に比べて、圧損の増加率が極めて大きくなる。そこで、割合(Ratio1)を2%以上にすることで、圧損が極めて大きくなることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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