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公開番号2025176767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083063
出願日2024-05-22
発明の名称皮膚外用剤
出願人株式会社成和化成
代理人
主分類A61K 8/67 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ナイアシンアミドの有する塗布時のべたつき感や塗布後のきしみ感を抑制し、さらには経時安定性に優れた皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【解決手段】次の成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
(A)ナイアシンアミド
(B)アルキルグルコシド/高級アルコール混合物
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
下記成分（Ａ）及び（Ｂ）を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
（Ａ）ナイアシンアミド
（Ｂ）アルキルグルコシド／高級アルコール混合物
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
成分（Ｂ）がアラキジルグルコシド／アラキジルアルコール／ベヘニルアルコール混合物、又はセテアリルグルコシド／セテアリルアルコール混合物から選ばれることを特徴とする請求項１に記載の皮膚外用剤。
【請求項３】
さらに成分（Ｃ）として水溶性高分子を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載の皮膚外用剤。
【請求項４】
さらに成分（Ｄ）として、ウンデシレノイルフェニルアラニン又はグルコン酸亜鉛を含むことを特徴とする請求項１ないし３に記載の皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、皮膚のシワや色素沈着を抑制・改善する効果に優れた皮膚外用剤に関し、塗布時のべたつきや塗布後のきしみ感を抑制し、肌なじみや経時安定性に優れた皮膚外用剤に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
加齢や紫外線、乾燥は皮膚の形態を変化させ、シワや色素沈着の原因となっていることからこれらを改善するために様々な皮膚外用剤が開発されている。特に近年ではナイアシンアミド（別名ニコチン酸アミド）が皮膚のシワや色素沈着を防止できる成分として認知されはじめたことから、ナイアシンアミドを高配合した皮膚外用剤に関する開発が行われてきた（特許文献１、２）。
【０００３】
ナイアシンアミドは、ナイアシン又はビタミンＢ３とも呼ばれるニコチン酸のアミド化合物である。ナイアシンアミドは外用薬の成分としてニキビ（尋常性ざ瘡）の治療や美容目的で化粧料に配合されており、また、日本国内では、医薬部外品にシワ改善の有効成分（リンクルナイアシン）、美容作用の有効成分（ニコチン酸アミド）として承認されている。
【０００４】
ナイアシンアミドは、上記の通り有効成分としてスキンケア化粧料等にしばしば配合されているが、より効果的な化粧料を製造するために高配合であることが求められている。
【０００５】
しかしながら、ナイアシンアミドを高配合した皮膚外用剤では使用感が低下することが知られており、塗布時のべたつき感や塗布後のきしみ感や乾燥感が挙げられている。特に水中油型の乳化化粧料とした時の使用感の低下が著しく、水中油型タイプの特長であるみずみずしい使用感が失われることがしばしば問題とされてきた。
【０００６】
また、ナイアシンアミドを高配合することで、一定のシワや色素沈着の抑制効果は認められるものの、その効果は満足いくものではなかった。さらなるシワや色素沈着の抑制・改善に対する効果を補うためにアスコルビン酸誘導体などの生理活性成分が併用される場合もあるが、その効果は十分ではなく、ましてや併用することにより製剤の安定性を損なう場合もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
特開２０２２－１２９７７７号公報
特開２０２２－１３８１７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
本発明は、ナイアシンアミドを配合する皮膚外用剤に関し、塗布時のべたつきや塗布後のきしみ感がなく、肌なじみが良好で、さらには皮膚のシワや色素沈着の抑制・改善に優れた安定な皮膚外用剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明者らは、成分（Ａ）ナイアシンアミド及び成分（Ｂ）アルキルグルコシド／高級アルコール混合物を配合したところ、塗布時のべたつきや塗布後のきしみ感がなく、肌なじみが良好といった優れた使用感を示し、かつ経時的な粘度変化が抑制された皮膚外用剤となることを見出し、本発明を完成した。
【００１０】
本発明は、その第１として、下記成分（Ａ）及び（Ｂ）を含有することを特徴とする皮膚外用剤である。
（Ａ）ナイアシンアミド
（Ｂ）アルキルグルコシド／高級アルコール混合物
（【００１１】以降は省略されています）

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