TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025162884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024066376
出願日2024-04-16
発明の名称眼科装置
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類A61B 3/14 20060101AFI20251021BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】より高画質の被検眼の画像を取得するための新たな技術を提供する。
【解決手段】眼科装置は、2以上の曲面鏡と、照明光学系と、撮影光学系とを含む。照明光学系は、被検眼の眼底と光学的に略共役な眼底共役位置に配置されるように構成された開口が形成されたスリットを含み、光源からの光をスリットに照射することにより生成されたスリット状の照明光を2以上の曲面鏡を介して眼底に照射する。撮影光学系は、眼底共役位置に配置されるように構成され、2以上の曲面鏡を介して被検眼からの戻り光を受光するイメージセンサを含む。開口は、長手方向の位置に応じて短手方向の幅が異なるように形成されている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
2以上の曲面鏡と、
被検眼の眼底と光学的に略共役な眼底共役位置に配置されるように構成された開口が形成されたスリットを含み、光源からの光を前記スリットに照射することにより生成されたスリット状の照明光を前記2以上の曲面鏡を介して前記眼底に照射する照明光学系と、
前記眼底共役位置に配置されるように構成され前記2以上の曲面鏡を介して前記被検眼からの戻り光を受光するイメージセンサを含む撮影光学系と、
を含み、
前記開口は、長手方向の位置に応じて短手方向の幅が異なるように形成されている、眼科装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記開口は、前記長手方向の両端部の一方の第1端部における前記短手方向の幅が、前記両端部の他方の第2端部における前記短手方向の幅より大きくなるように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
【請求項3】
前記開口は、前記長手方向の第1位置における前記短手方向の幅が、前記第1位置より前記第1端部の側の第2位置における前記短手方向の幅以下になるように形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
【請求項4】
前記開口は、前記第2端部における前記短手方向の幅が最小になるように形成されている
ことを特徴する請求項2に記載の眼科装置。
【請求項5】
前記第1端部は、開口中心を通る前記長手方向を基準として前記短手方向に変位している
ことを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
【請求項6】
前記開口は、前記開口中心から前記第1端部に向かって曲線状に変化する部分を含む
ことを特徴とする請求項5に記載の眼科装置。
【請求項7】
前記2以上の曲面鏡のそれぞれは、1以上の焦点を有し、2以上の焦点のうち少なくとも1つを共有するように配置される
ことを特徴とする請求項2~請求項6のいずれか一項に記載の眼科装置。
【請求項8】
前記2以上の曲面鏡は、楕円凹面鏡を含む
ことを特徴とする請求項7に記載の眼科装置。
【請求項9】
前記2以上の曲面鏡は、第1楕円凹面鏡と第2楕円凹面鏡であり、
前記第1楕円凹面鏡の第1焦点は、前記被検眼の虹彩を配置可能な測定位置と光学的に略共役な位置に配置され、
前記第1楕円凹面鏡の第2焦点は、前記第2楕円凹面鏡の第3焦点に略一致し、
前記第2楕円凹面鏡の第4焦点は、前記測定位置に配置されるように構成される
ことを特徴とする請求項8に記載の眼科装置。
【請求項10】
前記第1端部は、前記第1楕円凹面鏡の長軸上の前記第1焦点の側の端部であり、
前記第2端部は、前記長軸上の前記第2焦点の側の端部である
ことを特徴とする請求項9に記載の眼科装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、眼科装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
眼疾患のスクリーニングや治療などを行うための眼科装置には、簡便に広い視野で被検眼の眼底などの撮影(観察)が可能なものが求められている。具体的には、一度の撮影で、撮影画角が80度を超える広角で被検眼の眼底を撮影可能なものが求められている。このような眼科装置として、走査型レーザー検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)が知られている。SLOは、光で眼底をスキャンし、その戻り光を受光デバイスで検出することにより眼底の画像を形成する装置である。
【0003】
例えば、特許文献1には、多面鏡と平面鏡と用いた2次元の平行光走査を、走査移動手段によって被検眼に移動させて網膜を広角で走査することが可能な走査検眼鏡が開示されている。
【0004】
例えば、特許文献2及び特許文献3には、スリット状の照明光を用いた眼底スキャンとローリングシャッター方式とを組み合わせて、簡素な構成で、高コントラストの画像を取得することが可能な眼底撮影装置が開示されている。特に、特許文献3には、2つの楕円凹面鏡を介してスリット状の照明光で被検眼の眼底をスキャンすることで、被検眼の広角の眼底画像を取得する手法が開示されている。
【0005】
例えば、特許文献4には、周辺領域で光量が不足する照射器の光出力を最大化するために、光軸における開口の幅より周辺における開口の幅が広くなるように形成された投影絞りを用いて、網膜を光でスキャンする手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2009-543585号公報
米国特許7831106号明細書
国際公開第2022/124170号
特表2017-526474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、被検眼に対して曲面鏡を介してスリット状の照明光を広角に入射した場合、撮影部位における照明光のスリット像が変形し、撮影部位の周辺領域において照明ムラが生じ、被検眼の広角の画像の画質を低下させるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、より高画質の被検眼の画像を取得するための新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
いくつかの実施形態の1つの態様は、2以上の曲面鏡と、被検眼の眼底と光学的に略共役な眼底共役位置に配置されるように構成された開口が形成されたスリットを含み、光源からの光を前記スリットに照射することにより生成されたスリット状の照明光を前記2以上の曲面鏡を介して前記眼底に照射する照明光学系と、前記眼底共役位置に配置されるように構成され前記2以上の曲面鏡を介して前記被検眼からの戻り光を受光するイメージセンサを含む撮影光学系と、を含み、前記開口は、長手方向の位置に応じて短手方向の幅が異なるように形成されている、眼科装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、より高画質の被検眼の画像を取得するための新たな技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社トプコン
眼科装置
4日前
株式会社トプコン
眼科装置
4日前
株式会社トプコン
測定装置
23日前
株式会社トプコン
測定装置
23日前
株式会社トプコン
測定装置
22日前
株式会社トプコン
ミラー部材
22日前
株式会社トプコン
測量システム
22日前
株式会社トプコン
視標提示装置
10日前
株式会社トプコン
眼底観察装置
23日前
株式会社トプコン
非接触式眼圧計
22日前
株式会社トプコン
スリットランプ顕微鏡
15日前
株式会社トプコン
測量システム及び測量方法
23日前
株式会社トプコン
物体検出装置および測量システム
22日前
株式会社トプコン
計測モジュールを用いた3次元データ計測システム
22日前
株式会社トプコン
3次元データ計測システムおよび3次元データ計測方法
22日前
国立研究開発法人理化学研究所
醸造酒の検査方法および装置
8日前
株式会社トプコン
眼科装置、眼科装置を制御する方法、プログラム、及び記録媒体
23日前
株式会社トプコン
測量装置の補正画像表示方法、測量装置、および測量装置の自動視準または自動追尾のためのターゲット光位置特定方法
23日前
個人
貼付剤
5日前
個人
短下肢装具
3か月前
個人
排尿補助器具
18日前
個人
洗井間専家。
7か月前
個人
白内障治療法
7か月前
個人
前腕誘導装置
3か月前
個人
嚥下鍛錬装置
3か月前
個人
胸骨圧迫補助具
1か月前
個人
アイマスク装置
2か月前
個人
バッグ式オムツ
4か月前
個人
ホバーアイロン
6か月前
個人
腰ベルト
8日前
個人
歯の修復用材料
4か月前
個人
矯正椅子
5か月前
個人
ウォート指圧法
16日前
個人
汚れ防止シート
1か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
3か月前
個人
歯の保護用シール
5か月前
続きを見る