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公開番号2025152633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024054611
出願日2024-03-28
発明の名称非接触式眼圧計
出願人株式会社トプコン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 3/16 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】コンデンサの容量と、電源の電源容量及びサイズと、を小さくすることができる非接触式眼圧計を提供する。
【解決手段】ピストン34fによりシリンダ34dの内部の空気を圧縮する電動アクチュエータ(ソレノイド34g)と、シリンダの内部に連通しており、ピストンにより圧縮された空気を被検眼に吹き付けるノズル21bと、充電により蓄積した電荷を放電して電動アクチュエータに第1駆動電流(駆動電流I2)を供給するコンデンサ46と、コンデンサの充電と、電動アクチュエータへの第2駆動電流(駆動電流I1)の供給と、を実行可能な電源42と、を備え、電動アクチュエータが、コンデンサからの第1駆動電流の供給と、電源からの第2駆動電流の供給と、の両方を受けて動作する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダと、
前記シリンダの内部に移動自在に設けられたピストンと、
前記ピストンを前記シリンダの内部で移動させて、前記ピストンにより前記シリンダの内部の空気を圧縮する電動アクチュエータと、
前記シリンダの内部に連通しており、前記ピストンにより圧縮された前記空気を被検眼に吹き付けるノズルと、
充電により蓄積した電荷を放電して前記電動アクチュエータに第1駆動電流を供給するコンデンサと、
前記コンデンサの充電と、前記電動アクチュエータへの第2駆動電流の供給と、を実行可能な電源と、
を備え、
前記電動アクチュエータが、前記コンデンサからの前記第1駆動電流の供給と、前記電源からの第2駆動電流の供給と、の両方を受けて動作する非接触式眼圧計。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記電源から前記コンデンサに供給される充電電流と、前記電源から前記電動アクチュエータに供給される第2駆動電流と、を制限する電流制限回路を備える請求項1に記載の非接触式眼圧計。
【請求項3】
前記電流制限回路が、ロードスイッチである請求項2に記載の非接触式眼圧計。
【請求項4】
前記電動アクチュエータへの前記第1駆動電流及び前記第2駆動電流の供給のON及びOFFを切り替える電流供給切替制御部を備える請求項1に記載の非接触式眼圧計。
【請求項5】
前記電流供給切替制御部が前記電動アクチュエータへの前記第1駆動電流及び前記第2駆動電流の供給をONからOFFに切り替えた場合に、前記電源が前記コンデンサの充電を実行する請求項4に記載の非接触式眼圧計。
【請求項6】
前記第1駆動電流の大きさと前記第2駆動電流の大きさとが異なる請求項1に記載の非接触式眼圧計。
【請求項7】
前記電流供給切替制御部が、前記電源による前記コンデンサの充電と、前記電源から前記電動アクチュエータへの第2駆動電流の供給と、を選択的に実行する請求項4に記載の非接触式眼圧計。
【請求項8】
前記電動アクチュエータが、ソレノイドである請求項1から7のいずれか1項に記載の非接触式眼圧計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検眼の眼圧値を非接触で測定する非接触式眼圧計に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
被検眼の眼圧を非接触で測定する非接触式眼圧計が知られている(例えば特許文献1参照)。非接触式眼圧計には、ノズルから被検眼の角膜に空気を吹き付ける吹付機構が設けられている。これにより、非接触式眼圧計は、吹付機構を駆動してノズルから被検眼の角膜に空気を吹き付けることで角膜を変形させてその変形状態を検出することにより、角膜に接触することなく被検眼の眼圧値を測定する。
【0003】
特許文献1に記載の非接触式眼圧計の吹付機構は、シリンダと、ピストンと、ノズルと、チャンバー室と、ソレノイド(ロータリーソレノイド等)と、により構成されている。ピストンは、シリンダの内部に移動自在に設けられている。ノズルはチャンバー室に接続されており、このチャンバー室等を介してシリンダの内部(加圧室)に連通している。ソレノイドはピストンに接続されている。
【0004】
ソレノイドは、電動アクチュエータであり、コンデンサに接続されている。コンデンサは、電源(充電回路)により充電された後、この充電により蓄積された電荷を放電することでソレノイドに駆動電流を供給する。ソレノイドは、コンデンサからの駆動電流の供給を受けて動作してピストンをシリンダの内部で移動させる。これにより、ピストンにより圧縮されたシリンダの内部の空気が、チャンバー室等を経てノズルから被検眼の角膜に向けて噴出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-19044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の非接触式眼圧計ではコンデンサから供給される駆動電流のみに基づいてソレノイドを駆動するため、コンデンサの容量を大きくする必要があり、その結果、このコンデンサの充電を行う電源の電源容量を大きくする必要が生じていた。電源容量の大きい電源はサイズも大きいので、非接触眼圧計も大型化してしまう。また、電源容量の大きい電源は、ソレノイドを駆動しない時間帯(測定待機中、オートアライメント中、結果解析中)にはオーバースペックになってしまう。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、コンデンサの容量と、電源の電源容量及びサイズと、を小さくすることができる非接触式眼圧計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的を達成するための非接触式眼圧計は、シリンダと、シリンダの内部に移動自在に設けられたピストンと、ピストンをシリンダの内部で移動させて、ピストンによりシリンダの内部の空気を圧縮する電動アクチュエータと、シリンダの内部に連通しており、ピストンにより圧縮された空気を被検眼に吹き付けるノズルと、充電により蓄積した電荷を放電して電動アクチュエータに第1駆動電流を供給するコンデンサと、コンデンサの充電と、電動アクチュエータへの第2駆動電流の供給と、を実行可能な電源と、を備え、
電動アクチュエータが、コンデンサからの第1駆動電流の供給と、電源からの第2駆動電流の供給と、の両方を受けて動作する。
【0009】
この非接触式眼圧計によれば、コンデンサの容量と、電源の電源容量及びサイズと、を小さくすることができる。
【0010】
本発明の他の態様に係る非接触式眼圧計において、電源からコンデンサに供給される充電電流と、電源から電動アクチュエータに供給される第2駆動電流と、を制限する電流制限回路を備える。これにより、コンデンサ及び電動アクチュエータに供給する電流が制限されるので、コンデンサの充電開始時の突入電流の発生が抑制されると共に、各種電子部品の破損が防止される。
(【0011】以降は省略されています)

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