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公開番号2025180322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024087559
出願日2024-05-30
発明の名称皮膚外用剤
出願人クラシエ株式会社
代理人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20251204BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】加水分解クチナシエキスを含有する皮膚外用剤において、加水分解クチナシエキスの褪色を防止しつつ、幅広い製剤へ応用できる皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】皮膚外用剤は、(A)加水分解クチナシエキスと、(B)ビルベリー葉エキス、および/またはコメヌカエキスと、を含有する。皮膚外用剤は、(A)加水分解クチナシエキスと、(B)ビルベリー葉エキス、および/またはコメヌカエキスと、を含有することで、加水分解クチナシエキスの褪色を防止しつつ、幅広い製剤へ応用することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(A)成分と、(B)成分と、を含有する皮膚外用剤。
(A)加水分解クチナシエキス
(B)ビルベリー葉エキス、および/またはコメヌカエキス
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
(A)成分の配合量が、皮膚外用剤の全体質量に対し、0.0001~3質量%であり、
(B)成分の配合量が、皮膚外用剤の全体質量に対し、0.00001~3質量%であり、
(B)成分の配合量に対する(A)成分の配合量の比(A/B)が、0.05~25である、請求項1に記載の皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は皮膚外用剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
動植物や微生物を由来とした天然色素は製剤に色味をもたらすほか、皮膚や髪を好みの色味に変化させることができるため、従来より多くの皮膚外用剤に利用されている。また、天然色素の一部には肌への色味に関する効果だけでなく、肌にうるおいを与える効果などスキンケアとしての効果も有するものもある。例えばクチナシから得られる加水分解クチナシエキスが挙げられ、保湿剤との組み合わせにより保湿及び肌荒れ改善、皮膚の老化防止に有効であることや、美白剤などとの組み合わせることにより美白効果を高める効果などが報告されている。(特許文献1、2)
【0003】
一方で加水分解クチナシエキスを含む天然色素は耐光性、耐熱性に劣るものが多く、経時的に褪色してしまうという性質を持っており、それに伴い肌への効果も減少してしまう。そのため、天然色素を皮膚外用剤に配合する場合、品質の担保をするための対策が必要となる。品質を担保するための対策としては、例えば、クロロゲン酸類を有効成分として含有するクチナシ青色色素および/またはベニバナ黄色色素の褪色防止剤の使用(特許文献3)、天然色素、親水性界面活性剤、および分子内に少なくとも三価以上の水酸基を有する多価アルコールの少なくとも1種を20質量%以上含有し、実質的に水分含有量が10質量%以下とすること(特許文献4)などが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-119155号公報
特開2000-119156号公報
特開平5-032909号公報
特開2007-077112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の対策では、褪色防止剤に起因する特有の色または香りのために、添加量や用途などに制約が生じることや、水分含有量が10質量%以下とすると処方の幅に制限があり、幅広い製剤へ応用できない。以上より添加量や用途の制約がなく、幅広い製剤へ応用できる加水分解クチナシエキスの褪色の防止や抑制を行う新しい方法が求められている。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、加水分解クチナシエキスを含有する皮膚外用剤において、加水分解クチナシエキスの褪色を防止しつつ、幅広い製剤へ応用できる皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、ビルベリー葉エキス、および/またはコメヌカエキスを配合することで加水分解クチナシエキスの褪色を抑制する効果を得られることを見出した。そのため、加水分解クチナシエキス、ビルベリー葉エキス、および/またはコメヌカエキスを組み合わせることによって、経時で皮膚外用剤の外観や肌への効果を損ねることのなく、添加量や用途に制約を生じさせず、水分含有量を10質量%以上とすることができる皮膚外用剤を見出し、本発明を完成した。
【0008】
本発明に係る皮膚外用剤は、下記(A)成分と、(B)成分と、を含有する。
(A)加水分解クチナシエキス
(B)ビルベリー葉エキス、および/またはコメヌカエキス
【0009】
本発明に係る皮膚外用剤は、斯かる構成により、加水分解クチナシエキスの褪色を防止しつつ、幅広い製剤へ応用できる。
【0010】
本発明に係る皮膚外用剤は、(A)成分の配合量が、皮膚外用剤の全体質量に対し、0.0001~3質量%であり、(B)成分の配合量が、皮膚外用剤の全体質量に対し、0.00001~3質量%であり、(B)成分の配合量に対する(A)成分の配合量の比(A/B)が、0.05~25であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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