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公開番号2025162820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024066263
出願日2024-04-16
発明の名称車両用外装品
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 43/50 20180101AFI20251021BHJP(照明)
要約【課題】カバーにおける光輝感の低下及びちらつきの増大を抑制でき、且つカバーの色調が暗くなることを抑制できる車両用外装品を提供する。
【解決手段】車両用外装品は、車両の外に向けて露出するカバー12を備える。カバー12は、基材14と、その基材14に対し厚さ方向に積層された発色層15と、を備える。発色層15は、多数の光輝材19を含有する外装色層16と、白色顔料及び黒色顔料を含有する隠蔽層17と、を備える。外装色層16における単位面積当たりの光輝材19の面積占有率は、5~85%とされる。外装色層16及び隠蔽層17の厚みは、可視光の透過率が7~85%となるようにされる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外に向けて露出するカバーを備える車両用外装品において、
前記カバーは、基材と、その基材に対し厚さ方向に積層された発色層と、を備え、
前記発色層は、多数の光輝材を含有する外装色層と、白色顔料及び黒色顔料を含有する隠蔽層と、を備え、
前記外装色層における単位面積当たりの前記光輝材の面積占有率は、5~85%とされ、
前記外装色層及び前記隠蔽層の厚みは、可視光の透過率が7~85%となるようにされている車両用外装品。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記カバーは、ハウジングの開口を覆うものであり、
前記基材は、前記ハウジング内の光源からの光を透過させることが可能とされている請求項1に記載の車両用外装品。
【請求項3】
前記発色層は、前記外装色層及び前記隠蔽層よりも前記光源寄りに位置する色調整層を備え、
前記色調整層は、前記外装色層、前記隠蔽層、及び前記色調整層を透過した前記光源からの光の色彩を調整するものである請求項2に記載の車両用外装品。
【請求項4】
前記色調整層は、前記外装色層、前記隠蔽層、及び前記色調整層を透過した前記光源からの光を白色とするものである請求項3に記載の車両用外装品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用外装品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両用外装品は、車両に取り付けることが可能となっている。車両用外装品は、車両の外に向けて露出するカバーを備えている。車両用外装品のカバーは、車両の外に向けて露出するため、意匠性を高めることが望まれている。
【0003】
こうした要望に対応するため、例えばカバーにおける車両の外側に位置する面に、特許文献1に示される下地塗膜及びメタリック塗膜を形成することが考えられる。詳しくは、カバーにおける車両の外側に位置する面に、白色顔料と黒色顔料とを配合した無彩色のグレー色下地塗膜を形成する。更に、そのグレー色下地塗膜上に光輝性材料を含むメタリック塗膜を形成する。このメタリック塗膜には、着色のために有彩色顔料等も含まれている。
【0004】
このように車両用外装品のカバーにおける車両の外側に位置する面に、特許文献1に示される下地塗膜及びメタリック塗膜を形成した場合、次のような効果が得られる。すなわち、車両の外からの光がメタリック塗膜及び下地塗膜で反射したときの反射光の色に、言い換えればカバーにおける車両の外からの見た目に光輝感や深み感をもたらすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4079468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、メタリック塗装における単位面積当たりの光輝材の面積占有率が低すぎると、車両の外からカバーを見たときの光輝感が低下する。一方、メタリック塗装における単位面積当たりの光輝材の面積占有率が高すぎると、メタリック塗装の裏面から光を透過させたときの光輝材の陰の量が多くなるため、その陰の影響によるちらつきが大きくなる。また、メタリック塗装における単位面積当たりの光輝材の面積占有率が高すぎたり、メタリック塗装及び下地塗装の厚みが大きすぎたりすると、メタリック塗装及び下地塗装における可視光の透過率が低くなるため、車両の外からカバーを見たときの色調が暗くなる。
【0007】
従って、メタリック塗装における単位面積当たりの光輝材の面積占有率、及び、メタリック塗装及び下地塗装の厚みがそれぞれ適切な値でないと、車両の外からカバーを見たときに次のようなことが生じる。すなわち、カバーにおける光輝感の低下及びちらつきの増大が生じたり、カバーの色調が暗くなったりするおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
次に、上記課題を解決する車両用外装品の各態様について記載する。
(態様1)
車両の外に向けて露出するカバーを備える車両用外装品において、前記カバーは、基材と、その基材に対し厚さ方向に積層された発色層と、を備え、前記発色層は、多数の光輝材を含有する外装色層と、白色顔料及び黒色顔料を含有する隠蔽層と、を備え、前記外装色層における単位面積当たりの前記光輝材の面積占有率は、5~85%とされ、前記外装色層及び前記隠蔽層の厚みは、可視光の透過率が7~85%となるようにされている車両用外装品。
【0009】
上記構成によれば、車両の外からの光が外装色層で反射することによってカバーの発色が外装色層による発色となる。この外装色層における単位面積当たりの光輝材の面積占有率が5~85%とされていることにより、車両の外からの光が外装色層で反射したときの反射光の色に、言い換えればカバーにおける車両の外からの見た目に光輝感をもたらすことができる。更に、外装色層における単位面積当たりの光輝材の面積占有率が8~85%とされていることにより、外装色層に光が当たったときの光輝材による陰の影響によるちらつきが大きくなることは抑制される。また、車両の外から車両用外装品のカバーよりも車内側の箇所が見えることは、白色顔料及び黒色顔料を含有する隠蔽層によって抑制される。外装色層及び隠蔽層の厚みは、可視光の透過率が7~85%となるようにされている。これにより、車両の外からカバーを見たときの色調が暗くなることを抑制できる。
【0010】
(態様2)
前記カバーは、ハウジングの開口を覆うものであり、前記基材は、前記ハウジング内の光源からの光を透過させることが可能とされている(態様1)に記載の車両用外装品。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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