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公開番号2025089950
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204944
出願日2023-12-04
発明の名称気液分離装置
出願人住友理工株式会社,日産自動車株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類F02M 25/08 20060101AFI20250609BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内部において促進されるようなキャニスタ側から燃料タンク側への異物の移動を防ぐことができる、新規な構造の気液分離装置を提供すること。
【解決手段】燃料タンク1とキャニスタ2とを相互に連通する燃料ガス流路3上に設けられる気液分離装置10であって、燃料タンク1側の開口となるガス入口30とキャニスタ2側の開口となるガス出口32とを備えたガス通路空間14が設けられて、ガス通路空間14によって燃料ガス流路3の一部が構成されており、ガス通路空間14内における異物のガス出口32からガス入口30への移動を規制する規制部34,60が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃料タンクとキャニスタを相互に連通する燃料ガス流路上に設けられる気液分離装置であって、
前記燃料タンク側の開口となるガス入口と前記キャニスタ側の開口となるガス出口とを備えたガス通路空間が設けられて、該ガス通路空間によって前記燃料ガス流路の一部が構成されており、
該ガス通路空間内における異物の該ガス出口から該ガス入口への移動を規制する規制部が設けられている気液分離装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記燃料ガス流路の流路長さ方向と交差する幅方向に延びる突出壁が前記ガス通路空間に設けられて、前記規制部が該突出壁を含んで構成されており、
該突出壁には、前記ガス出口側の面に突出する規制リブが形成されている請求項1に記載の気液分離装置。
【請求項3】
前記燃料ガス流路の流路長さ方向と交差する幅方向に延びる突出壁が前記ガス通路空間に設けられて、前記規制部が該突出壁を含んで構成されており、
該突出壁は、該燃料ガス流路の幅方向の端部に近付くに従って前記ガス出口に近付くように傾斜した規制傾斜壁部を有している請求項1又は2に記載の気液分離装置。
【請求項4】
前記突出壁は、前記ガス通路空間における幅方向の中間において該ガス通路空間の底面と天面との少なくとも一方から突出する中間壁部を含んでおり、
該中間壁部は、幅方向両外側の端部へ向けて前記ガス出口に近付くように傾斜する前記規制傾斜壁部を有している請求項3に記載の気液分離装置。
【請求項5】
前記突出壁は、前記ガス通路空間における幅方向の端部において該ガス通路空間の側面から突出する側端壁部を含んでおり、
該側端壁部は、幅方向内側の端部へ向けて前記ガス出口に近付くように傾斜する前記規制傾斜壁部を有している請求項3に記載の気液分離装置。
【請求項6】
前記ガス通路空間は、前記ガス入口から前記ガス出口に向けて下傾する規制傾斜底面を有しており、前記規制部が該規制傾斜底面を含んで構成されている請求項1又は2に記載の気液分離装置。
【請求項7】
前記燃料ガス流路の流路長さ方向と交差する幅方向に延びる突出壁が前記ガス通路空間に設けられて、前記規制部が該突出壁を含んで構成されており、
該ガス通路空間は、前記ガス出口から前記ガス入口に向けて下傾する返戻傾斜底面を有しており、
該突出壁の下部には、前記異物の通過を阻止し得る大きさの通孔が形成されている請求項1又は2に記載の気液分離装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料タンクとキャニスタとを相互に連通する燃料ガス流路上に設けられる気液分離装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば自動車において、燃料タンク内の液体燃料が気化した燃料ガスが外部へ漏れるのを防ぐ目的で、キャニスタが設けられている。キャニスタは、燃料タンクに対して燃料ガス流路を通じて連通されており、内部に収容された活性炭の吸着作用等によって燃料ガスが燃料タンクから外部へ放出されるのを抑制するものである。
【0003】
ところで、燃料タンクとキャニスタとを相互に連通する燃料ガス流路には、燃料タンクからキャニスタへの液体燃料の流動を抑制する気液分離装置が配される場合がある。気液分離装置は、例えば特開2006-336495号公報(特許文献1)や特表2014-529543号公報(特許文献2)に示すように、燃料ガス流路を構成するガス通路空間を内部に備えており、燃料タンクからガス通路空間内へ入った液体燃料がキャニスタ側へそのまま流出するのを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-336495号公報
特表2014-529543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1,2のような気液分離装置は、燃料タンクからキャニスタへ向かう燃料の移動を抑制する一方で、キャニスタから燃料タンクへ向かう異物の移動を促進してしまう傾向にある。それゆえ、例えば、キャニスタ内の活性炭粒子等の異物が何らかの理由で燃料タンク側へ移動して気液分離装置のガス通路空間に入ると、異物の燃料タンク側への移動が気液分離装置内の勾配等によって促進されてしまうおそれがあった。
【0006】
本発明の解決課題は、内部において促進されるようなキャニスタ側から燃料タンク側への異物の移動を防ぐことができる、新規な構造の気液分離装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0008】
第一の態様は、燃料タンクとキャニスタを相互に連通する燃料ガス流路上に設けられる気液分離装置であって、前記燃料タンク側の開口となるガス入口と前記キャニスタ側の開口となるガス出口とを備えたガス通路空間が設けられて、該ガス通路空間によって前記燃料ガス流路の一部が構成されており、該ガス通路空間内における異物の該ガス出口から該ガス入口への移動を規制する規制部が設けられているものである。
【0009】
本態様に従う構造とされた気液分離装置によれば、例えば、キャニスタに収容された活性炭粒子等の異物がキャニスタから燃料タンク側へ移動しようとする際に、キャニスタ側から気液分離装置のガス通路空間に入った異物が、規制部によって燃料タンク側への移動を規制される。これにより、ガス通路空間に入った異物が燃料タンク側へ流出し難くなって、燃料タンク内への異物の侵入に起因する不具合が軽減乃至は回避される。
【0010】
第二の態様は、第一の態様に記載された気液分離装置において、前記燃料ガス流路の流路長さ方向と交差する幅方向に延びる突出壁が前記ガス通路空間に設けられて、前記規制部が該突出壁を含んで構成されており、該突出壁には、前記ガス出口側の面に突出する規制リブが形成されているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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