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公開番号2025091795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207254
出願日2023-12-07
発明の名称計測用治具
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01B 5/00 20060101AFI20250612BHJP(測定;試験)
要約【課題】建築用部材のフランジの先端面からの長さを、精度良く容易に計測できる計測用治具を提供する。
【解決手段】計測用治具1は、計測器具Mによって建築用部材Bの長さを計測する際に用いられ、建築用部材Bの先端部Baに設けられたフランジFに取り付けられて、フランジFの先端面Faに計測器具Mのゼロ点Pを合わせる。計測用治具1は、建築用部材Bの幅方向に長尺に延びて、フランジFの先端面Faに当接する当接部材10と、当接部材10の長さ方向における両端部10a、10bに設けられ、フランジFの先端面Faに当接部材10を当接させた状態で保持する第一保持部材20及び第二保持部材30と、第一保持部材20に設けられ、計測器具Mのゼロ点PをフランジFの先端面Faに合わせた状態で、第一保持部材20に計測器具Mの計測部Maを取り付ける取付クランプ40と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
計測器具によって建築用部材の長さを計測する際に用いられ、前記建築用部材の先端部に設けられたフランジに取り付けられて、前記フランジの先端面に前記計測器具の基準点を合わせるための計測用治具であって、
前記建築用部材の幅方向に長尺に延びて、前記フランジの前記先端面に当接する当接部材と、
前記当接部材の長さ方向における両端部に設けられ、前記フランジの前記先端面に前記当接部材を当接させた状態で保持する第一保持部材及び第二保持部材と、
前記第一保持部材に設けられ、前記計測器具の前記基準点を前記フランジの前記先端面に合わせた状態で、前記第一保持部材に前記計測器具の計測部を取り付ける取付部と、を備えることを特徴とする計測用治具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第一保持部材は、
前記当接部材から前記フランジ側に垂直に延び、前記計測部を載置するための載置部と、
前記載置部の延出端部に設けられ、前記載置部の延出方向において前記当接部材とともに前記フランジを挟持する挟持部と、を有し、
前記取付部は、前記載置部に設けられ、前記計測部を前記載置部に着脱可能に取り付けることを特徴とする請求項1に記載の計測用治具。
【請求項3】
前記挟持部は、
前記載置部の前記延出端部から延びる延在部と、
前記延在部に螺合され、前記延出方向から前記フランジに当接するネジ部と、を有し、
前記ネジ部は、前記フランジに前記延出方向から当接し、前記当接部材とともに前記フランジを挟持することを特徴とする請求項2に記載の計測用治具。
【請求項4】
前記第一保持部材は、前記第一保持部材及び前記第二保持部材の離間距離を調整可能に前記当接部材に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の計測用治具。
【請求項5】
前記当接部材の当接面には、前記長さ方向に長尺な長孔が形成され、
前記第一保持部材は、
前記長孔に挿通される挿通部と、
前記挿通部に設けられ、前記当接部材に対して前記長さ方向に移動可能に取り付けられる移動部と、を有し、
前記移動部が前記長孔に沿って移動することで、前記離間距離が調整されることを特徴とする請求項4に記載の計測用治具。
【請求項6】
前記取付部は、取付クランプを有し、前記載置部の載置面に載置された前記計測部を前記載置面と直交する方向から押さえることを特徴とする請求項2に記載の計測用治具。
【請求項7】
前記計測用治具は、前記計測部を引き出し可能に格納する前記計測器具によって前記建築用部材の長さを計測する際に用いられ、
前記取付部は、前記第一保持部材と前記当接部材との間において、前記フランジの前記先端面と対応する位置に形成される段差部を有し、
前記段差部には、前記計測器具の先端に設けられて前記基準点となる掛け止め爪が掛け止められ、
前記取付部は、前記掛け止め爪が前記段差部に掛け止められることで、前記第一保持部材に前記計測部を取り付けることを特徴とする請求項1又は6に記載の計測用治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、計測用治具に係り、特に、計測器具によって建築用部材の長さを計測する際に用いられ、建築用部材の先端部に設けられたフランジに取り付けられて、フランジの先端面に計測器具の基準点を合わせるための計測用治具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、計測器具(例えば巻尺)を用いて建築用部材の長さを計測する際、一人の作業者が計測器具の計測部に設けられた基準点(ゼロ点)を建築用部材の先端部に合わせるように保持し、もう一人の作業者が建築用部材の基端部を保持して計測器具の目盛を読むことで、建築用部材の全長を計測していた。
そこで、特許文献1では、一人で建築用部材の長さを計測可能とするために、計測器具の先端を引っ掛けるための引っ掛け部が形成された鉄板と、建築用部材に鉄板を固定するための磁石と、を備えた計測用治具が開示されている。当該計測用治具では、水平ラインに引っ掛け部を合わせるように磁石で鉄板を固定し、計測器具で建築用部材の全長を計測している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
登録実用新案第3047283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、建築用部材には、板状部材が建築用部材の端面に溶接されることで、フランジ(例えば柱のベースプレート)が形成されている。そのため、フランジの先端面の歪み(所謂笠折れ)が生じることがある。したがって、例えば特許文献1のような計測用治具では、鉄板をフランジの一部に取り付けた場合に、フランジの先端面からの長さを精度良く計測できないおそれがあった。
また、特許文献1のような計測用治具では、フランジの先端面に計測の基準となる部分(引っ掛け部)を合わせる作業が発生し、作業性が低下するおそれもあった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、建築用部材のフランジの先端面からの長さを、精度良く容易に計測できる計測用治具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、本発明の計測用治具によれば、計測器具によって建築用部材の長さを計測する際に用いられ、前記建築用部材の先端部に設けられたフランジに取り付けられて、前記フランジの先端面に前記計測器具の基準点を合わせるための計測用治具であって、前記建築用部材の幅方向に長尺に延びて、前記フランジの前記先端面に当接する当接部材と、前記当接部材の長さ方向における両端部に設けられ、前記フランジの前記先端面に前記当接部材を当接させた状態で保持する第一保持部材及び第二保持部材と、前記第一保持部材に設けられ、前記計測器具の前記基準点を前記フランジの前記先端面に合わせた状態で、前記第一保持部材に前記計測器具の計測部を取り付ける取付部と、を備えることにより解決される。
【0007】
上記構成により、第一保持部材及び第二保持部材は、フランジの先端面に当接部材を当接させた状態でフランジの側端部を保持する。そのため、笠折れが生じたフランジであっても、先端面からの長さを精度良く計測できる。また、取付部によって計測器具の基準点をフランジの先端面に合わせた状態で、第一保持部材に計測器具を安定して取り付けることができるため、計測精度が向上する。
さらに、建築用部材に計測用治具を取り付けるだけで、フランジの先端面に計測の基準となる部分(当接面)を容易に合わせることができる。
したがって、建築用部材のフランジの先端面からの長さを、精度良く容易に計測することができる。
【0008】
このとき、前記第一保持部材は、前記当接部材から前記フランジ側に垂直に延び、前記計測部を載置するための載置部と、前記載置部の延出端部に設けられ、前記載置部の延出方向において前記当接部材とともに前記フランジを挟持する挟持部と、を有し、前記取付部は、前記載置部に設けられ、前記計測部を前記載置部に着脱可能に取り付けるとよい。
上記構成により、計測部を載置する載置部が設けられるため、より安定して計測用治具に計測部を取り付けることができる。また、当接部材と挟持部によってフランジを挟持するため、フランジに対する計測用治具の取付強度が向上する。
【0009】
このとき、前記挟持部は、前記載置部の前記延出端部から延びる延在部と、前記延在部に螺合され、前記延出方向から前記フランジに当接するネジ部と、を有し、前記ネジ部は、前記フランジに前記延出方向から当接し、前記当接部材とともに前記フランジを挟持するとよい。
上記構成により、フランジに対して計測用治具を容易に取り付けることができる。
【0010】
このとき、前記第一保持部材は、前記第一保持部材及び前記第二保持部材の離間距離を調整可能に前記当接部材に取り付けられるとよい。
上記構成により、幅が異なる建築用部材であっても、フランジの大きさに合わせて計測用治具を精度良く取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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